+1 プラスワン

アンケートの結果と御礼

 

前回の投稿でアンケートを募集したところ、54件もの回答をいただきました。ありがとうございます。

集めておいて宙ぶらりんはよろしくないので結果を公表させていただきます。

 

 

性別

f:id:nya137:20220109152843p:plain

投票してくださった内、51票は男性で、女性は3票のみでした。

これが何を意味するのかよくわかりませんがとりあえず女性にとって興味のない駄文を書くことに定評がある様です!

 

 

年齢層

f:id:nya137:20220109153130p:plain

10代は0票。20代から順に21票、18票、12票、2票、1票。20代〜30代でおよそ4分の3を占めてました。40代の方も足しこむと全体の94%に。

おそらくTwitterからの流入が殆どだと思うのでこの結果はなんとなく納得です。別に分析はしません。

 

 

見てみたいテーマ

f:id:nya137:20220109154123p:plain

f:id:nya137:20220109154341p:plain

本題です。5つの選択肢を設けていましたが、程々にバラける結果となりました。(第二候補では自由記述欄も設けていました)

単純な票数でカウントすると、「サンガにまつわるお金の話」がトップの41票。

「サッカー界全体に係るお金の話」「スタジアムの話」「戦術に係る話」が18票で同率2位。次いで「選手個人に係る話」が11票でフィニッシュ。応援と移籍金については自由記述で1票ずついただきました。

 

一応、第一と第二と分けていたので、傾斜をつける為に第一候補は1票=2ptとして換算すると、

「サンガとお金」=66pt

「戦術」=29pt

「スタジアム」=27pt

「サッカー界全体とお金」=24pt

「選手個人」=14pt

 

戦術分析の類いをしようと思った事はないのですが、意外と需要が高いことに驚きました。既に書いている方が居ますし事足りていると思っていたのですが。

予備知識は勿論のこと、噛み砕いて書くという行為に大変労力を使うので今まで微塵もやる気はありませんでしたが、今後はちょっと考えてみたいと思います。(やるとは言っていない)

 

 

ではまた

 

 

 

 

 

 

京都サンガF.C. 2022年シーズンプレビュー【予算】

 

いつだって 齧っておきたい 親の脛

 

どう?親会社に頼ってる?

f:id:nya137:20220102012813j:plain



 

 

人を雇うには金が居る。まずは成果を残した現有戦力に応えてあげる必要があるし、他所から引っ張るのなら移籍金が掛かるケースもある。

人は皆勝利を渇望するけれど、では現実問題どれだけ金を注ぎ込む余力があるのかを考えてみよう のコーナー。

 

※おさらい


 

 

2021シーズン決算予想

面倒なのでもう端折っちゃうが、21年度の収入はおそらく20年度対比でほぼ変わらないだろう。理由としては①スポンサーの増加・②入場者数の増加で、仮に減収材料(移籍金収入の減少・スクールの休校)があったとてカバーできているはずだから。

特にスポンサー数の増加は顕著で、ホームゲームの冠パートナーも前年比で増加しており15億円台キープは堅い。かといって大幅な増収も考えづらい。22億まではいかないのでは。

(20年:KCCS、京都銀行au、京セラ、JAL、ワコール、ファミリーイナダ、日本旅行京セラドキュメントソリューションズ=9 21年:堀場、京セラドキュメントソリューションズ日本旅行ローム、京セラ、KCCS、京都銀行auJAL、ワコール、明治安田生命=11)

 

 

f:id:nya137:20220101222309p:plain

収入推移(単位:百万円)

f:id:nya137:20220101223129p:plain



f:id:nya137:20220101222526p:plain

入場料収入推移



2022シーズン予想

ここからは今年どうなっていくかを妄想と単純計算で考えていく。

 

まず分配金。これはカテゴリーに応じて所定の比率で配分される。昨年のJ1クラブは3.5億円配分されており、維持されるなら2億円の増収となる。

2021年度配分金について | 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)

 

次いで入場料収入。来期は最低価格(大人)で2,600円へと価格が変更となる。これを来期の客単価と仮定して、平均入場者数1万人×20試合で考えたら520百万円(20年度対比318百万円増)

オミクロン株等の感染拡大状況には依るが、現状は開幕から収容率100%での運用を予定しており、かつ昇格+新スタ効果+年間チケット再開で相応の増収は見込めるから現実的な数字ではある。

2022シーズン チケット価格・区分および席割の変更について|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

 

最後に広告料収入。これが難しい。過去のデータを見ても、昇格した年で正直「やや増加」程度で留まっている。(05年→06年 1.10倍  07年→08年 1.07倍)

現実と希望的観測の中で折り合いを付けて1.20倍として見ると1,800百万円程度。

 

なので、1,800+520+350+その他300=2,970百万円=29億7,000万円

夢の営業収益30億円をギリギリ達成できるかどうか位が現実的な予算規模だと思われる。

 

一般的に、Jリーグクラブを健全(=安全)に運営しようと思うと、チーム人件費は予算の4割強〜5割以内程度で抑える必要があると言われている。

中には柏レイソルの様に人件費への投資を強めて他の要素を切り捨てる傾向にあるクラブ(=集中と選択)もあるが、クラブライセンス制度導入以降は稀なケースと言える。

なぜなら財政状況が悪化した果てには、今現在のサガン鳥栖の様に保有選手をどんどん売却していかざるを得なくなるから。

 

京都は2019年度が42.8%(人件費895百万円/収入2,090百万円)、2020年度は44.2%(929百万円/2,101百万円)で推移しているので、30億円の45%ならば推定人件費は13億5千万円……まあこんなもんでしょう。

広告料収入が上振れすると比例して更なる積み増しもあり得るけど、今オフの移籍報道を見ていると妥当な線ではないでしょうか。勿論移籍金込みで。

 

 

リーグ内での比較

ではこの13億円(仮)というボリュームは相対的に見てどの程度なのか。図でまとめるとこうなる。薄茶色の網掛けはJ2所属で、灰色は21年度のJ2降格チームである。

 

f:id:nya137:20220102002355p:plain

20年度チーム人件費比較(単位:百万円)

 

20年度の数字でも、13億円でも来季のJ1全18チームの中で最下位グループ!

要するに厳しい。コロナ禍で比率がバグっているのはともかく、人件費が京都のクラブ予算そのものより多いクラブがゴロゴロいるのが今のJ1。

 

ちなみに福岡は21年度の人件費を17億円へと大幅に増加させており、京都より下の可能性があるのは鳥栖と湘南くらい。


まあこれが現実。ここでしがみつこうと思ったら、全部を伸ばさないとダメだけど即効性からすれば各京都の重鎮企業が財布の紐を更に緩めてくれないと無理。

 

 

 

 

できる事

サッカーは当然ながら人件費の多寡だけで決まる訳ではない。しかしながら、21年に降格を喫した4クラブが相対的に人件費の安いクラブとなっている事実から目を背ける事はできない。

よって、表面的な数字にはまだ表れていない伸びしろを何処まで突き詰められるかが今期の京都の行く末を握っていると言えよう。個の成長と、チームとして目指すスタイルの深化と。

 

そして中長期的に成功を納め続けようとすると、やっぱりクラブとして成長は必須。

なので、

・シーズンパスを買う事


・ユニフォームを買う事

 

 

・12年ぶりの舞台、誘い合わせて一人でも多くの人と共にスタジアム観戦を楽しむこと

f:id:nya137:20220102013430j:plain



 

 

 

以上3点よろしくなー

 

 

 

あと一応アンケート募集中

docs.google.com

 

 

ひなくり2021(2日目)

 

このブログは一体なんのブログなのか。

当たっちゃいました。ひなくり2021。行っちゃいました。幕張メッセ

 

f:id:nya137:20211226214434j:plain

 

馬鹿デカい会場に所狭しと並べられた椅子達。これでも収容率50%だったんですね。

通路の多さは移動しやすさの確保だけではないことを後々知ります。

 

 

セトリ

②膨大な夢に押し潰されて
③ソンナコトナイヨ
MC
④アザトカワイイ
ダンストラック
⑤好きということは…
⑥世界にはThank you!が溢れている
⑦この夏をジャムにしよう
⑧嘆きのDelete
⑨まさか 偶然・・・
⑩こんなに好きになっちゃっていいの?
⑪川は流れる
MC
⑫ホントの時間
⑬何度でも何度でも
⑭日向坂
ダンストラック
⑮MY fans
⑯キツネ
傘パフォーマンス
⑰ってか
⑱誰よりも高く跳べ!2020
⑲思いがけないダブルレインボー
⑳JOYFUL LOVE
アンコール
㉑君しか勝たん
MC
㉒約束の卵2020

 

 

・円陣の音漏れはライブ感あって高まる

・最初音響キツいなあ〜と思ったけど少人数曲は良かった。「ってか」とかは曲からしてキツい

・折角生歌なんだからもう少し歌声がクリアに聞こえれば良いけど物理的に無理かな。21人も居るものな

・D13ブロックに居たので、期生別ゾーンで佐々木美(以下全て敬称略)・潮・上村・髙橋が目の前の柱ステージに

・トロッコ移動は加藤・河田・金村・高本・高瀬・渡邉・丹生ちゃんが目の前のレーンに

・金村の脚が引くほど細い。ちゃんと食べた方が良いのではないかという親目線

・ミホワタナベは丁度目の前を通過する時に汗が滴り落ちていて余計に『本物だ!』感が凄かった

・ミーグリや握手会への興味は薄いけど超至近距離でパフォーマンスが見られるのは凄く良かった

・全国ツアーよりパフォーマンスが見易かった分、またさらに全員の心証が良くなる。でも見たかった影山・富田はずっと遠かった、、

・「まさか 偶然…」は一番良かった。エモーショナル

・「My fans」の髙橋が目立つ〜 CDTVでもそうだったけど背丈も相まって目を引く

・構成も演出も凄く好きで、強いて言えばスティックバルーンは要らない。「まさか偶然…」終わりやドーム公演発表の際の自然と沸き起こる拍手が答えだと思う

・東京ドーム!!おめでたいけど年度末は無理なので、配信で、22人全員揃ってのライブを楽しみに待ちます

 

 

 

京都サンガF.C. 昇格を手繰り寄せた5つの要因+雑感

 

いま、千葉からの帰り道。新幹線の中で思いのままに指を走らせてみる。

11年間もがき続けたクラブが一つの殻を破れた要因はなんだったのか? 5つのキーポイントから掘り下げる。

 

 

f:id:nya137:20211128204847j:plain

f:id:nya137:20211128204905j:plain



 

1 曺監督をはじめとする充実のコーチングスタッフ

今季の京都を変えた存在は、間違いなく新たに就任した監督:曺貴裁である。過去J2で指揮を執った3季全てで昇格を成し遂げた指揮官は、自身のパワーハラスメント行為を発端に職を失った、文字通り失意のどん底に落ちた状態から不死鳥のごとく舞い戻り、4度目のJ2の戦いでも見事チームを変える事に成功した。

 

と、こう書けばまるで感動秘話のようであるが、当人が湘南時代に振るった愚行についてはずっとのしかかる十字架で、決して昇華できるものではない。ハラスメントは違法行為である。一方で、曺監督が京都サンガF.C.というチームそしてクラブを変えた事は事実であり、その根底には流経大での貴重な時間を含め、ここに至るまでで指導方法を見つめなおし、まずは己自身を変革させたのではないだろうか。若手からベテランまで各世代の選手が監督への信頼を語っており、攻守の切り替えの早さ・高い位置でのボール奪取・素早い攻撃を信条に今季の京都は一体感を持ってタフに戦い抜いてきた。チームの運動量や攻守の切り替えの速度は見るからに前年を上回り、大エースであるウタカも前線からの激しいボール奪取を厭わない。

なお、細部にわたる解説は是非こちらのとめさんのエントリーを参照していただきたい。

 

その戦いぶりはデータにも表れており、決して守備が上手いチームではないものの、相手陣内深くからボールを奪いにかかる積極的な姿勢と、例えゴール前へ侵入されても最後の最後まで体を張った守備とが功を奏して、ここまでリーグ最少の31失点。全24勝の内1点差でモノにした試合は13試合。無失点試合はなんと20試合を誇る。フクダ電子アリーナで昇格を決めたのも無失点で乗り切ったからであった。

実際にピッチ内においてこれほどまでに京都の選手が汗をかき、規律を守り続ける姿というのはあまり見た事がない。求心力と指導力の高さが改めて伺い知れるだろう。

 

また、氏をサポートするスタッフの仕事ぶりも無視することはできない。ある種、"お目付け役"でもあった長澤徹ヘッドコーチを筆頭に、杉山コーチ・石川コーチ・若宮コーチ、そして中田一三体制からチームを支える富永GKコーチが脇を支える布陣は監督を含めてS級ライセンス保持者が延べ4名とかなりの力の入れよう。ハードワークが当たり前のチームながらケガ人も最小限に留まり、若宮フィジカルコーチをはじめとするメディカル系の人材も含めチームスタッフ全員がワンチームで曺貴裁体制を支えた。

 

少し話題が変わるが、こうして書いてみると、攻守の切り替えの早さ/構えるよりも高い位置でのボール奪取/素早い攻撃/多士済々のコーチ陣/選手に慕われる指揮官という構図は、2011~2013シーズンに指揮を執った大木武監督(現ロアッソ熊本監督)のチームと似通っていることに改めて気づかされる。ポゼッションやパスサッカーといった曖昧な表現で括られてしまうことも多かったが、大木サッカーの本質はそこではない。事実として京都時代のゴールシーンも大半はボールを奪ってからの素早いカウンターが多かった。天皇杯でアップセットを演じた鹿島戦・マリノス戦の得点シーンはその最たる例と言えるだろう。

第1列の選手(FW)がボールを狩りに行き、その基準点に連動して2列目3列目も高い位置を取る『ボールを奪う為の守備』がチーム戦術の前提にあり、選手たちが密集を作ってショートパスを多用しながら連動する『クローズ』などと呼ばれたスタイルも、小さな二等辺三角形状の位置関係を作る事で小気味よくボールを前進させる事と同時に奪われたとしても直ぐにプレスを開始してボールを奪い返せるリスクマネジメントの為。クロップ監督率いるドルトムントが躍進を見せて、香川真司の活躍と共に「ゲーゲンプレス」なるワードが日本のサッカー界に流れ込んできだした頃よりずっと前から採用していたある種非常識でリスキーだが理にかなったコンセプト。体力的にしんどいし頭も使うけれども楽しくプレーができる。まさに選手自身を魅了していたわけだ。

結局、'13年シーズンもリーグ戦は3位、2年続けて昇格プレーオフで敗退してJ1復帰はならず。大木京都は3年で幕を降ろすことになるのだが、あのときの選手たちからは「毎日の練習に行くのが楽しかった」「あのチームでJ1に行きたかった」と、惜しむような、悔やむような声を聞くことがある。

 

もっと言えば、スタンスも似通っている。

大木武「型がないとダメ。チームじゃなくなる」「マクロは変えずミクロを変える。日々の練習でそのヒントを与えている」と語れば、曺貴裁は「秩序の中のカオス」「秩序の中の無秩序」を求める。

f:id:nya137:20211116164626p:plain

 

大木武が「一度見たらもう一度見たくなるサッカー」をテーマに独自のスタイルを体現すれば、湘南時代も縦の美学を植え付けた曺貴裁もこれまた「スポーツで日常が動く街ではないかもしれない。だからこそ、サッカーを見て『面白いやん』『感動したわ』と感じてもらえるポテンシャルがある。面白い試合をして、京都の地で確固たるフットボールを築きたいという思いで引き受けた」と勝ち負け以前のスタイル構築に着手し、エンターテインメントとして価値あるものにすべく今季体現してきた。(これについては中田一三監督も同様だが)

 

実は2012年に大木京都のJ1昇格を阻んだ湘南の監督こそが曺貴裁氏。あの時、未完に終わった二兎を追う果てしない旅路に1つのピリオドを打つのが曺貴裁監督のチームである事に、何かただならぬ因果を感じて仕方がない。

 

 

 

2 現場と強化担当の一体感

どれだけ監督が優秀でも、クラブ全体が一枚岩でなければ勝利することは難しい。そのことを身をもって教え続けてくれた"しくじり先生"こそが京都である。

 

ある時は強化責任者が不在のままシーズンを戦い、編成の失敗で低迷。ある時は外部から招聘した強化責任者の暴走を止められず低迷。目まぐるしくトップが入れ替わる。ないしは不在になる事で定まった評価基準を持たず、故に人選を見誤るか、せっかく良い監督が訪れても正しく評価できないのでピッチ外の政争を起因にいなくなってしまう。実に日本的。ムラ社会とでもいえばよいだろうか。

優秀な監督が仕事をしやすい環境を整えるには、その背中を守る存在が明確でなければならない。

 

だが今季の京都は違った。曺監督には加藤久強化育成本部長という明確なバックが居た。

加藤久氏は昨年10月に10年ぶりに強化育成本部長としてクラブに復帰。オールドファンならば氏がそもそも日本サッカー界においてどんな立ち位置に居たかご存じかと思うが、京都的には2007~2010年途中、つまりは前回J1昇格~J2降格を経験した時期の専務取締役(実質GM)かつ監督で、曺監督から見て早稲田大学サッカー部の大先輩にあたる人物である。

J2に降格させた監督がまた戻ってくるパターン自体が中々無い事ではあると思うが、重ねて全権監督の立場で多額のチーム人件費を費やし債務超過に陥る程にまでクラブの財政を悪化させて失脚した人間が再びフロント上層部に舞い戻ってくるなど、本来は99.99999%考えられない話で異例中の異例。でも氏は帰ってきた。コレは本気で曺監督を招聘したいクラブの姿勢が表れたものであり、「メインスポンサーである京セラもこのプロジェクトを十二分に理解している」というメッセージの表れでもあった。(誰が糸を引いたのかがまだ謎なのだけど…)

「その街とクラブを盛り上げられるところに行きたかった。伊藤(雅章)社長と(強化育成本部長の)加藤久さんにも、そういう土壌をつくってほしいと熱心に言ってもらった」

 

後見人として加藤本部長がクラブに復帰する事も、パワハラ処分明け間もない曺監督を招聘する事も、大変リスキーであったと思う。クラブ内でも、また主要スポンサーからも反対の声だってあった事だろう。だが京都は劇薬を口にする事を選び、ステークホルダーも覚悟を決めた。そして短期的には成功を収める事ができた。

常に愚行が繰り返されてきた京都の歴史の中で現場とフロントとが一枚岩となったこの関係と成果というのは極めて珍しい現象である。それこそ大木武監督の背中を祖母井GMが守っていた頃しか思い浮かばない。

 

付け加えると、おそらく加藤氏は後見人としての役割が主で、シーズン前の新体制会見において山道強化部長がメインで説明を行っている点と、山道強化部長がパイプを持っている浦和から今季3人の選手が加入(福島・武富・荻原)している点から、あくまで強化部門の長としては2019年末より入閣した山道強化部長が主導権を握り続けており、これまであったようなフロント内部での闘争のようなものは無く良好な関係が構築できているものと…希望的観測込みで憶測している。

少なくとも曺監督を招聘した人物が居なくなる事で曺監督自身の立場が揺らぐという事態は当分は起こり得ないし(逆に曺監督に何かがあった時の候補は……?)、就任にあたって松田・武富などかつての教え子や長澤ヘッドコーチのような気心知れた存在を腹心に据えられたあたり、今オフについても監督のリクエストが通りやすく、手腕をより発揮しやすい環境が整えられると言えるだろう。

 

 

 

3 若手選手の台頭

焦点をピッチ内へ戻す。"攻守の切り替えの早さ・高い位置でのボール奪取・素早い攻撃"というのが特色なだけに、曺監督のチームではアスリート能力の高さをより求められがちであり、スピードやスタミナ面で秀でた若手にもチャンスは多い。

加えて、京都は約15年ほど前から"育成型クラブ"を目標に掲げて育成組織の充実を図ってきたことや、クラブの財政的な事情(=他クラブから高額のサラリーを費やして選手を引き抜きづらい)も相まって、高卒・大卒・育成組織上がりの若手選手が常に一定の割合を占めるチーム編成が2011年のJ2生活以降続いている。

 

f:id:nya137:20211116144436p:plain

結果的にはこの2つの要素が上手くハマった。今期の基本布陣は後ろから1-4-3-3のフォーメーション。図の中において星表示のある選手が育成組織出身の選手で、丸表示がある選手は今シーズン中にJリーグ通算100試合出場を達成した選手。丸表示のない若原・川﨑・荻原は開幕から通年を通じてスタメンに定着した事がなかった為、まだ100試合にも満たないことを加味すると、ウタカ・バイスの両外国人とチームの象徴的存在と言える宮吉の3名以外は経験が浅く発展途上にあるメンバーが主力となって戦ってきたことがよくわかる。(その為か4戦4敗を喫してしまった磐田・長崎と比較すると個の力で劣る場面も…)

中でも育成組織出身の選手は若原(4年目)・麻田(5年目)・川﨑(2年目)・福岡(3年目)・宮吉(プロ14年目、高卒11年目)の5名がほぼ常時スターティングメンバーに名を連ね、出場時間がかなり伸びている。残念ながら若原の負傷離脱により記録の更新は極めて難しくなったが、これは京都の歴史の中でも最長クラスである。

育成組織(U15・U18)出身選手の公式戦出場時間記録

2011年=8,567分

2012年=6,212分

2013年=5,880分

2014年=5,200分

2015年=14,560分

2016年=4,534分
2017年=4,301分

2018年=3,149分
2019年=5,113分

2020年=7,256分

2021年=13,280分(39節終了時点)

 

また、荒木・飯田といった昨年他クラブから獲得した選手たちも以前よりプレーが洗練されており、曺監督の求めるスタイルと選手編成が就任1年目ながら比較的上手くマッチした。

というより、2019年オフの時点でこうなる事を予想して編成を組んでいたかのような……まさかね。

 

 

 

4 コロナ禍の変則ルール

今度は外部要因へ目を向ける。正直なところ、『降格チームなし』『交代5人制』のコロナ禍における特別措置の恩恵は大きかった。

 

まずは降格チームなしについて。残留争い真っ只中のチームにとっては降格枠が4つも存在する為胃が痛くて痛くて仕方ないだろうが、その分J2上位クラブにとってJ1からのビックリ降格クラブが無かった事は昇格候補のクラブにとって追い風だった。

特に今季の京都は磐田・長崎・甲府の他上位クラブに対して6試合で1分5敗と惨憺たる結果となっており、中位~下位からの取りこぼしは少ないが自動昇格候補との直接対決では勝ち点を献上してしまっている構図を考えると、タレント揃いのクラブが降格してこなかった事は助かったというほかない。(補足しておくと天皇杯ではJ1の柏に勝利している)

 

また交代5人制ルールの継続も大きかった。終盤までプレー強度を落とすことなくクオリティを維持するにあたって戦力をつぎ込めるこのルールは京都ベンチにとってのフォロー。またJ2リーグの中においては間違いなく戦力が整っている部類のチームなので、ベンチも含めた総合力で相手を殴ってしまうような勝ち方もできた。アウェイの地ではこじ開けられなかったゴールを交代カードを駆使して最後の最後に陥落させたホーム琉球戦後半ATの決勝点はその象徴と言えるだろう。

 

 

 

5 サンガスタジアム by KYOCERA

f:id:nya137:20211117010709j:plain

触れずには締めくくれないだろう。琉球戦の決勝点も、大宮戦の後半AT6分の決勝点も、このスタジアムだからこそ生まれたのではないか。

https://twitter.com/J_League/status/1455873644278681614?s=20

https://twitter.com/J_League/status/1455873644278681614?s=20

 

實好 前監督が「パワースポット」と評し、曺監督が「まるで欧州のよう」と感嘆の声をあげるクラブ悲願のフットボールスタジアムは、文字通りホームアドバンテージをもたらしている。データを見てみると2020年シーズンが12勝4分5敗。今季は13勝5分2敗。通算25勝9分7敗で勝率は6割強を誇り、8位に終わった20年を計算に入れても平均勝ち点2.04と自動昇格ペースの勝ち点を獲得していることから、如何に効果が絶大か。

屋根に反響して轟き渡る手拍子や、スタンドとの距離が近づき英プレミアリーグのような雰囲気もモチベーション上大きいのかもしれないが、老朽化の激しい西京極と比較してロッカールームなど諸室の環境が大幅に改善された事も大きな効果。また国内初の自由視点カメラによる分析サービスが整備されたことで、戦術面でも大きなサポートを得られている。

このシステムでは映像の遅れもなくリアルタイムに自由視点カメラによる多角度の映像を確認し、タグ付けすることができます。自チームおよび対戦チームの戦術分析をハーフタイムに多角度の映像を用いて説明できるため、現場の指導スタッフからも大変喜ばれています。

 

また、新スタジアムはクラブ経営にとっても大きなプラスの効果をもたらしている。過去にも当ブログで駄文をしたためたが、2020年度決算でコロナ禍にありながらサンガは増収増益で着地。サンガスタジアム移転を契機にスタジアム計画のステークホルダーや亀岡以北の府内優良企業を中心に新規大口スポンサーも増加しており、金策に走る他クラブを他所目に現場はピッチ内の戦いに集中する事ができた。

f:id:nya137:20210528231538p:plain

2020年スポンサー一覧

f:id:nya137:20211117010151j:plain

2021年10月末時点スポンサー一覧

 

当然ながら編成に与えた影響も大きい。新スタジアム初年度の2020年シーズン前にウタカ・バイス森脇良太・荒木や飯田ら大量補強に動いていた京都にとっては、コロナ禍によって外国人助っ人を国外クラブから獲得するのがリスキーとなった状態でも慌てず乗り切れるだけの素地があった。松田ら曺監督のかつての教え子を中心に監督のリクエストに応えるピンポイントの補強でチームを組成。これも元を辿れば「新スタジアム初年度で結果を残す為には大型補強」「新スタジアムで増収が想定できるからJ1クラブへの流出(小屋松・仙頭ら)の穴埋めへ資金を投入できる」「増収増益で着地できたからリクエストに応えられる」と、直近2年間のストーブリーグにおけるサンガスタジアムの存在が物心両面で大きかったからだ。

 

更に言えば日本人選手にとっても当然日々の生活がある。単身赴任という選択肢も当然あるが、パートナーや子供達の事を考えてコロナ禍の中で生活を大きく変えたくはないとより思うのも自然な流れ。そんな中で、最新鋭の日本最高峰のスタジアムでプレーができるというアドバンテージは、口説き文句あるいは上のカテゴリーからの誘いを断る理由の1つにはなったのかもしれない。

 

まあ、いずれにせよそんな理屈抜きにサンガスタジアムは素晴らしく美しくて最高のホームスタジアム。これが力にならずして何になる。

 

 

 

 

 

他にも挙げればキリがないが、どれかが欠けていれば成し得なかった。全てがかみ合ったからこそ乗り越えられた。この11年間を振り返ってみて、今季は選手・スタッフ・フロント・サポーター・スポンサーら京都サンガに関わる全ての人が同じ方向を向いて戦えた極めて珍しいシーズンであった。

 

色んな事があった。楽しい思い出もあった。それ以上に辛く苦しい思い出もあった。信じられない事が耳に入ることもあった。ここでは言えない事もあるし、噂話だってある。なにより全ての景色を見た訳ではなくて、いつだって真実は当事者にしかわからない。ただ、自分が色々な所で見た限られた景色だけでも1つ1つを思い出すと感情が止まらない。

 

BMWでの水谷の魂のセーブ。弘堅の涙。サッカーマガジンを探しに書店巡りする開幕前。短い時間で歓喜をもたらす原一樹中村充孝のブレイク。雨中の甲府戦。駒井のヘディングがバーに阻まれる瞬間。プレーオフ。明らかに硬い選手達とネットに刺さる森島のFK。涙する安藤と駒井。開幕万博、安藤のボレー。山瀬。そして久保裕也。岡山戦、試合後のバス待ちで呼ばれる大木さん。「進退なら会社が判断する俺は辞めない」「本気でやっている」「昇格させる」大木さんらしい嘘のない言葉、覚悟。ゴールを決めた安藤と頭を抱え悔しがる中村祐也。時が止まった工藤のループ。7連勝。プレーオフ長崎戦。バス待ち。いくつものファインセーブ。骨折しながら戦い抜いてくれた横谷。項垂れるスンフン。大木体制の終焉。

愉快なグラサン爺ちゃんとエリカ夫人。自陣ゴール前で空振る比嘉さん。石櫃のFK。変態ゴールマシーン大黒。フロントを憂う川勝さんと慕われる森下さん。舞洲でのステップアップリーグ優勝。

暴走する社長。チラつくJ3長良川での居残り。和田、今井体制の終焉。怒られるフェホと9試合連続引き分け。大黒のゴールと、中山博貴と、引き抜かれていく若手達。

セレッソ戦の勝利。菅沼の激走。久々のプレーオフと涙と崩壊劇。布部体制、再びチラつくJ3。ツインタワー。意見交換会Jユースカップ優勝という希望と目の前の地獄。わかりきっていた崩壊。落ちひん発言。J2最下位で現実味増す降格。J3生活へ半ば覚悟を決めた夏場の奮闘と救世主達。エンブレムを叩いて見せた長良川での庄司。ロペス、カイオ、ジュニーニョ、金久保たち。

監督不在の記者会見、波乱だらけの出会い。まさかのポジショナルプレー。どこからでも点が取れる気しかしないサッカー。一美のパワフルさ。金久保のスルー。芸術的な安藤本多のCBと両翼の黒木石櫃、小屋松仙頭。美しすぎる大宮戦の1点目。8年ぶりの首位。相次ぐ怪我人。下降する順位。西京極ラスト、心震えた仙頭のゴール。日立台、13-1、オルンガの衝撃と最後まで貫いた攻撃的な姿勢。その美しいマインドと一三の叫び、太く短い愉快な旅の終焉。

待ちに待った新スタジアム。こけら落とし。間が悪く襲うコロナ禍。

 

そして今年。

 

 

挙げなかった思い出も含めて、見てきた景色を思い出すと何故だか目頭が熱くなる。

色んな人がクラブを去った。本当は皆とそれぞれ喜び合いたかった。例えその旅路がどんな結末になろうとも、ひとまずは昇格という1つの大きな成果を収めたかった。

 

大木武のサッカーをもっと多くの人に見てほしかった。勝負弱いというレッテルが貼られてしまって申し訳なかった。最高の人に、そのサッカーに賛辞の声が集まってほしかった 正当な評価が与えられてほしかった。定期的にこの動画を見ては思い返して涙してしまう。(だからこそ、頑張れロアッソ熊本)

ヴァンフォーレ甲府 大木監督の挨拶 - ニコニコ動画

 

面白味は少ないけど堅実で、J3降格危機から立て直した石丸のチームで勝ちたかった。勝ちきりかった。あんな別れ方だけはしてほしくなかった。

f:id:nya137:20211128203552j:plain

 

本当に愉快で最高な人間で、やってるサッカーも面白くて、13-1なんてネタ要素がまとわりついてしまうのが残念すぎる中田一三という男とJ1も旅してみたかった。ベンゲルの様なあの人が、京都というクラブを、街を、取り巻く人々をどう変えていくのかもっともっと見ていたかった。

f:id:nya137:20211128203213j:plain

f:id:nya137:20211128203356j:plain

f:id:nya137:20211128203317j:plain



 

 

安藤BAはセレッソと松本でJ1でプレーできた。工藤や酒井たちも個人昇格できた。でも中山博貴や原、テソンたちはさせてあげられなかった。到達できぬままスパイクを脱ぐ事を決意した。あるいはせざるを得なかった。

 

色んな望みが叶わなかった。このクラブをJ1に上げると意気込み、そして引き抜かれていく若手選手達。このクラブを変えようとして、大きな壁にぶち当たり離れる事を選んだ人達。その時々で色んな人と申し訳ない別れ方をした。酷い最後通牒を送りつけたこともあった。スクラップ&ビルドなんて言葉すら使うのが申し訳ない、時に自傷行為だらけの日々だった。一方で、本多や一三監督とは顔も見たくないあの人が働かなければ出会えなかった。かくも人生は難しい。サッカーとは難しい。

 

1つだけ確かなことは、今日のこの歓喜は皆で手にしたもの。11年かけてやって来た事の積み重ねが1つ遅咲きの花を開花させたもの。この勝ち取った結果をもってして、離れ離れになった皆がそれぞれの現在地で何か報われるものがあるのならば、これほど嬉しいことはない。いや、きっと届いているはず。

 

最後に出されていた段幕、おそらくいつものULTRAS KYOTOが準備されたものだと思うけど、声を出してはいけないこの状況下で皆の心情を見事に代弁してくれていた。

来季はサンガスタジアム by KYOCERAに新しい風が吹き込んでくる。追い風か、凍てつく強風、逆風か。どうなるかはわからない。ただ今はまず喜びを噛み締め、分かち合おう。

この11年の間に京都サンガに関わった全ての人々よ、「ありがとう。本当にありがとう。心からありがとう。」

f:id:nya137:20211128200833p:plain

 

 

 

 

 

 

◯本日の一曲

日向坂46/約束の卵 (公式ch、仕事してくれ〜)


www.youtube.com

 

 

 

ふるさと納税が可能なJリーグ新スタジアム計画【2021年】

 

肌寒さを感じる今日この頃。年末が近づく中でまだ寄付先を決め兼ねている方の参考になれば幸いです。

ふるさと納税とは何ぞやというお話はそのままスマホ・PCを使ってGoogle先生に聞いてみてください。あとは以下のブログを参照まで。

スタジアム建設計画に寄付するメリット・仕組み【セレッソ/桜スタジアム計画ver】 | てぃふぉーじのある日常〜footballを添えて

 

 

 

1:サンガスタジアムbyKYOCERA(京都)

f:id:nya137:20201122191343j:plain

計画というかもう竣工済み~

ですが、寄付は引き続き受付していますし金額次第ではネームプレートの掲示等の寄付特典があります!「できなかったなあ」というそこの貴方も、実際に足を運んで「しておけば良かった」となったそこの貴方も、まだ間に合います!美しいスタジアムに是非寄付を。

 

 

 

2:広島市サッカースタジアム計画

f:id:nya137:20211020233337p:plain

現在、広島市中心部の中央公園内に建設が進められており、サンフレッチェ広島の新スタジアムとして利用が予定されるサッカースタジアム計画は昨年より寄付を受付。既に個人寄付金目標の3億円を突破。このままのペースで行けば吹田の6億超えも余裕ですね。素晴らしい。

京都と同様に5万円以上の寄付でネームプレートが掲示されるほか、通常のふるさと納税同様にご当地の特産品が貰えるのが広島の良いところ。私は昨年お菓子セット(もみじ饅頭ではない)を貰いました。今年は牡蠣にしようかな…

f:id:nya137:20211021002154p:plain



 

3:FC今治 里山スタジアム計画

f:id:nya137:20211020233822p:plain

J1ライセンス取得を見据えたFC今治の新スタジアム計画もようやくふるさと納税の募集が始まりました。こちらはネームプレートの特典はありませんが、限定1000枚で募集されている以下の「里山プレートプロジェクト」で希望のプレートを購入すれば名前やメッセージを掲示することは可能です。

自治体が整備する事になった広島と違い、FC今治が主体となって進む計画故に財源の確保こそが本スタジアム計画の肝になっています。既に大手スポンサーから続々と寄付の実施が公表されていますが、個人寄付金も重要ですので是非に。

 

里山プレート価格

 

 

 

この他に現在整備が進められている計画としては長崎・金沢がかなり進捗していますが、前者はジャパネットグループ主導であり今治同様に個人のふるさと納税まで活用するのかどうか。後者は金沢市主導で23年度改修終了予定なので来年度から募集する…?引き続き要チェックです。

では、求めるのならば口だけでなく行動を。

 

 

 

全国おひさま化計画2021@福岡(1日目)

 

初めて日向坂のライブを… 2年前に見てましたね。

ファジアーノ岡山さんと京都サンガさんの試合のハーフタイムにて、ミニライブをやらせていただきました

 
両チームともサポーターの皆さんがとても優しくて
すごく楽しかったです!

 

 

 

9/26の話を今更ながら。

 

 

 

セットリスト

影ナレ:齊藤・濱岸

01. No war in the future

02.overture

03.青春の馬

04.アザトカワイイ

05.キュン

06.My fans

07.ドレミソラシド

朗読劇

08.声の足跡

09.こんなに好きになっちゃっていいの?

MC:ご当地クイズ

10.何度でも何度でも

11.あくびletter

12.どうする?どうする?どうする?

MC:2期生トーク

13.君しか勝たん

14.膨大な夢に押し潰されて

15.キツネ

16.誰よりも高く跳べ!2020

17.JOYFUL LOVE

18.ってか

アンコール

19.ソンナコトナイヨ

20.約束の卵2020

 

 

影ナレ:齊藤・濱岸

⇒案の定ゲラ発動で笑いに包まれる会場

 

01. No war in the future

⇒「わ、本物だ」という小学生並の感想

 

03.青春の馬

⇒案の定張り切るお寿司センター。ペアダンスはやっぱり良い。

 

05.キュン

⇒3期二人(高橋・森本)の寸劇、二番サビ前のセリフが福岡弁ver。ただ終始酷かった音響のせいでセリフですらキーがおかしかった(※音質が悪いしキーが高め)のが残念〜

 

06.My fans

サイリウム赤一色!

 

07.ドレミソラシド

⇒丹生ちゃん

 

09.こんなに好きになっちゃっていいの?

⇒聞けないと思ってたからラッキーだったし、この曲は特設舞台一切使わずにステージ上だけで完結してくれて良かった。振付が好きなので

 

11.あくびletter

⇒埼玉三人組〜 これもラッキーだった。いきなり「マホガニーのテーブル」から始まるのは秋元康すぎる。

 

15.キツネ

⇒やはり音響が馬鹿すぎる…w あと火の演出が凄かった(熱波が)

 

16.誰よりも高く跳べ!2020

⇒全員で披露なのでダンストラックなし。この日一番の盛り上がり。

 

17.JOYFUL LOVE

⇒一瞬サイリウムが何色かわからずどぎまぎ。(アリーナ席だったので水色だった)

 

20.約束の卵2020

⇒今年も東京ドームは見送った方が良い派です

 

 

・1週間前に観たCreepyNutsワンマンライブにはほぼ居なかった30代〜50代の男性の姿がそこそこ居る。そらそうか

・でも8割〜9割は若い人で男女比は半々くらい。ピンチケ…というよりは大学生くらい。年齢層や性別の異なる人が生写真トレードしてるのが何か新鮮。

・音響が酷すぎたのが残念だけどさすがの盛り上がり。惜しむらくはアリーナ席の上手側右端の席だったので1つズレてたら花道目の前だったんだなあ

トリケラトプスの演出は反則

・動員上限があるから行きも帰りもスムーズに移動できた。サッカー観戦でもCreepyNutsのライブでも思ったけどこれはコロナ禍の恩恵かもしれない

・次のライブも何とかチケット取りたい。でもひなくりはドーム以外が良いです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍における感染防止対策を守らないアルビレックス新潟に抗議します

 

 

f:id:nya137:20210718174929j:plain

 

京都府在住、男性からのメールです。

アルビレックス新潟の変わらない体質に憤りを感じます。

 

現在、サッカー Jリーグでは、コロナ禍の中で自治体や各種団体と協力のもと、無観客試合を始めとするチケット販売数の制限や、アルコールの販売・声を出しての応援の制限など、感染拡大の防止と円滑なリーグ戦運営を両立すべく様々な対策を講じて活動を行っています。

 

入場制限によるチケット収入の減収は各クラブの経営悪化に直結しますし、サッカーのみならずエンタメ業界に共通する死活問題です。また、スタジアムへの道中やスタジアム内での感染、あるいは濃厚接触者に認定されて行動履歴を追われるなど「万が一」を警戒して、スタジアムへ行きたくとも足が遠のいているサッカーファミリーも居ることでしょう。

「自身が感染してしまったら…」と考えるエッセンシャルワーカーもその中に居るかもしれません。

 

遊びたい盛りの選手も含めて、皆が様々な対策を講じ、決められたルールを順守して、リーグ戦を進めていっているのです。逆に守れない人が出てきた場合、謹慎や時には解雇といった厳しい処分が下される事もあります。

J3八戸が規律違反を犯した5選手に処分…コロナ禍における不適切な行動が原因 | サッカーキング

ロッテ、清田の契約解除 コロナ対策違反で: 日本経済新聞

 

そんな中、7月17日にサンガスタジアム by KYOCERAにて開催されたJ2 京都サンガF.C. vs アルビレックス新潟において、声を出しての応援の禁止やマスクの着用がルール・観戦マナーとして要請されていましたが、アルビレックス新潟サポーターによる「ブーイング」「指笛」などの違反行為が複数回発生しました。またこのような行動は今回限りではなく、今シーズンのこれまでの試合や、昨年のリーグ戦でも確認されており、『確信的な違反行為』です。

 

一部の心無い人による行動ですが、一体何度同じ過ちを繰り返すのでしょうか?

幾度となく確認されている以上、クラブを含めて改善が必要だと思われますが何時になれば是正されるのでしょうか?

これって私がおかしいですか?

 

例のBGM~

 

 

 

 

 

というわけで、

2021年7月17日に開催されたJ2リーグ戦において、京都まで駆け付けたアルビレックス新潟サポーターによる数々の違反行為が確認されました。

 

違反行為その① ブーイング

得点が決まった際など、プレー中に思わず声が出てしまう事は人間ならば当然あるでしょう。しかしながら、相手を威圧する目的などで行うブーイングは意図的な行為であり、飛沫拡散防止の為に求められる「声を出しての応援の禁止」にわざと逆行する愚行と言えます

DAZNから音声だけを引用させていただきますが、このシーンは後半13分(58:10~)に京都のGK若原選手がボールを大きく蹴り出す際に向けられたブーイングの音声です。新潟サイドにとっては不満の残るであろう新潟・藤原選手が京都・松田選手とペナルティエリア内で接触したように見えるがノーファウルの判定が下されたシーンよりも前に発生した事案です。

この試合ではこれ以外にも複数回、ブーイングが対岸の北側スタンドまで聞こえてきました。

 

 

違反行為その② 指笛

これまた意図的な行為です。マスクを着用しているはずですから、マスクを意図的に外したうえで指笛を行っているわけです。これは思わず出てしまったとかいう類のものではなく、ブーイング同様に極めて悪質な行為と言えます。一体どういう思考回路なのでしょうか?

DAZNの中継では、新潟側にPKが与えられてもおかしくなかった後半25分(69:00~)から、複数回指笛の音が聞こえてきます。


また、コロナ感染対策ルールの違反以前に、声を出しての応援が制限されており音がよりピッチ上に通りやすい状況下において、主審の笛以外に聞こえてはならないはずの笛の音が時折聞こえてくるというのは非常に紛らわしい。全く理解ができません。

 

 

 

大変残念な事に、新潟サポーターによるこうした行為は今回に限った話ではありません。

 

直近では、今月3日に開催されたジュビロ磐田 vs アルビレックス新潟

この試合も新潟にとっては敵地で行われた試合ですが、Jリーグや主管である磐田が定めた観戦時のルールは守られていなかったようです。おそらくこうしたルール違反が常態化しており、かつクラブによるコントロールもなく、無法状態と化しているのではないのでしょうか。

 

 

 

 

また、こうした無法地帯の予兆は昨年の京都vs新潟で既に見受けられました。

 

2020年9月 千葉vs新潟で新潟サポーターによるルール違反(これも新潟はアウェーゲーム)

2020年9月 当該ルール違反に対し、マッチコミッショナーとリーグからクラブへ指摘。サポーター向けに公式HPでリリース

【重要・お願い】アウェイ観戦時における禁止行為ならびにルール遵守について - アルビレックス新潟 公式サイト|ALBIREX NIIGATA OFFICIAL WEBSITE

2020年10月 京都vs新潟にて当時のアルビレックス新潟運営会社社長がクラブの公式ジャージを着用し来場。入場制限が敷かれ、「アウェイサポーター向け席の設置なし」「アウェイグッズの着用上での観戦禁止」がルールの中で、スタジアム内のコンコースを周遊し、ホーム側の自由席付近を散策するなど、ルール違反と取られかねない行為が発覚。

 ↓

併せて、上記のような制限下の中でアウェイグッズを着用した新潟サポーターが場内で複数見受けられ、試合後のSNSでは京都サポーターから疑問の声が多数上がる。(動画は得点に喜びを隠せない隠れ新潟サポーターの様子)

その後、所属する外国籍選手の酒気帯び運転が発覚。しかも9月17日の違反後、Jリーグに報告をせず隠蔽したまま京都戦をはじめ6試合で起用されていた事も発覚。

騒動の当事者であり首謀者ともいえる前述のクラブ運営会社社長が引責辞任。この発覚により京都サポ間で「ああ、やっぱりあの人・あのクラブは」状態に。

 

 

 

 

 

 

人間誰しもミスをしてしまうものです。

 

また話は変わりますが、例えばアウェイ席の未設置等の制限下において、スタジアム近くに居住するサポーターがグッズを着用せずに半ばお忍びのような状態で観戦する事を、自粛警察のように咎める気は一切ありません。

例えば不服な判定や素晴らしいプレーに思わず喜怒哀楽の表現が一時的に激しくなってしまう事もあるでしょう。

 

 

しかしながら今回の事例は「意図的にルールを破る行為」と言えるものです。

ルールやマナーを守って観戦する全国のサッカーファンたち。細心の注意を払って日々トレーニングや試合に挑む選手とその家族たち。感染防止対策を講じて円滑な運営に務める各クラブ、リーグ、関係団体。厳しい状況下の中、物心両面でサポートや協力をしていただいている各パートナー企業と関係自治体・機関。

何度も言いますが、それら全ての人々のその努力を踏みにじる極めて悪質な行為です

 

幸いにも2020年度決算では増収増益で黒字着地となり、厳しい状況下におかれるJリーグクラブが多い中で比較的経営がうまくいっていると言える京都サンガも、昨年は念願の新スタジアム開業初年度でありもっともっと大きく飛躍していきたい1年でした。

4月上旬より発令されていた緊急事態宣言およびまん延防止措置が解除されて、4か月ぶりに入場制限が10,000人に拡大された新潟戦。そんな中で、他所からやってきた人たちがルールを破る。

 

もしもスタジアム来場者内で感染者が出たら?

あるいは、このような違反行為を目にして、京都サンガ側が営業活動の一環でスタジアムに招待していた企業の要人が「サッカーへの協賛はわが社にとってリスクが大きいな」と思ったら?

あるいは、初めてスタジアムに足を運んでくれた人が素晴らしいスタジアムや選手の白熱したプレーへの興奮ではなくその危険な違反行為に嫌悪感を強く覚えて帰路に就くことになったら…?

 

何度でも言います。あなた達の行為は純粋にサッカーを楽しむ人と、その陰で尽力する全ての人の頑張りに泥水を浴びせる極めて愚かな行為であると共に、今なお新型コロナウイルス関連感染症の感染拡大が続く中で人命を危険に晒す愚かな行為です。

 

 

これは私個人の考えですが、同様の事例が昨年より複数回発生している事が明らかであり自浄作用が働いていないアルビレックス新潟に対しては、より強力な施策を実行に移されなければ改善はあり得ないのではないでしょうか?

 

 

イエローカードが2枚溜まれば退場処分です。

一部サポーターの心無い行為として捉えるのではなく、ここまで来ると過去のJリーグの裁定(人種差別問題等)から言っても対策が取れていないクラブ側の監督責任として処分が下されても当然の案件だと思います。

 

 

また、京都サンガをはじめ各Jリーグクラブに於いては、この新潟の事象を他山の石としてより一層の対策の徹底をお願いしたいと思います。

 

 

 

※2021/7/22追記

両クラブより公式HP上にて本件に対するリリースが発表されました。

また、京都サンガF.C.からは新潟サポーターエリアへ侵入した京都サポーターの特定と該当者への厳重注意処分が為された旨も発表されました。大変危険で残念な行為です。いかなる理由があれど意思表示をする際は節度を持って正しく行わなければなりません。批判や不満の気持ちを伝えたいのであればクラブに伝えるべきであり、クラブがマッチコミッショナーやリーグ、あるいは該当関係者に伝えるべきです。

両クラブともに形式的な火消しリリースだけで終わることなく、本件をケーススタディとして、再発防止策の実行および徹底がリーグ全体で横断的に為される事を改めて願います。

 

 

 

 

 

 ※参考

(3)スタジアムではマスクを着用してください。熱中症対策でマスクを外す場合は、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)の確保咳エチケットに十分配慮ください

(8)スタジアムの外でも、社会的距離(きるだけ2m最低1m)を確保することはもとより、大声での発声、歌唱や声援、密集等の感染リスクのある行動を回避してください

 

(2) 禁止される行為は以下の通りです

声を出す応援(禁止理由:飛沫感染につながるため)

例:指笛・チャントブーイング

例:トラメガ・メガホン・トランペットなど道具・楽器を使うことも当面不可

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://twitter.com/hamasuke3776/status/1411348704896819203?s=20

https://twitter.com/hamasuke3776/status/1411348704896819203?s=20