●脱 陸上競技場
サッカースタジアム(フットボールスタジアム)だったらなあ――
陸上競技場でサッカーやラグビーなどの球技を観戦する時に抱くであろうこの気持ち、これを形にする時が遂に来た。
いま、国の政策の1つとして、「陸上もできるし球技もできるけどその分どっちつかずの競技場」から「観戦環境の充実したスタジアム」への転換が図られている。
これはスポーツを産業化し、雇用の増加など経済的効果の創出を図る為のものである。
Jリーグを例に上げてみよう。
現在のJリーグでは、郊外に整備された陸上競技場やスタジアムで試合を行う事が多い。これらの多くは運動公園の施設としてであったり、国体用であったり、「競技する場」として整備されたものである。その為、以下のような問題が各所で生じてきた。
【観客】試合を見に行きづらい・陸上トラックの影響で試合が見づらい・屋根がなく雨の日だと辛い
【興行主(Jリーグ)】観客を集めづらい・法律の制約などで自由なビジネスが展開しづらい・他団体と利用スケジュールがバッティングする・キャパシティの巨大化
【陸上界】他団体と利用スケジュールがバッティングする・大会規模に不釣り合いなキャパシティ
【地域】サッカークラブの持つ効力を活かしきれない
結果、砂に水をかけているような状態が長らく続いてるのだ。
そこでこれを転換し、都市部の利便性の高い場所に都市計画の一部としてスタジアムを組み込むことで、公益を生み出そうとしているのである。
●本題
で、その改革について筆者がまとめたのが以下のブログ記事である。
スポーツ庁「スタジアム・アリーナ改革指針」の解説 上編 【スタジアム建設のメリットとは】
スポーツ庁「スタジアム・アリーナ改革指針」の解説 中編 【スタジアムに必要なモノ】
スポーツ庁「スタジアム・アリーナ改革指針」解説 下編【適切なスタジアム建設・運営は日本を変える】
スタジアム整備に興味のある方は是非とも各記事に目を通し、「スタジアムで稼ぐ意識」と「スタジアムを活用していく意識」を高めてほしいものである。
本日の一言:手抜きではない!笑