+1 プラスワン

【2022 J1 25節】川崎フロンターレ - 京都サンガF.C. @等々力陸上競技場

 

 

台風の影響で順延になった第25節の振替試合。

 

そういえば、8月は六本木ヒルズに着いたと同時に中止の一報が届いて、台風の中をテレ朝まで来て麻婆豆腐ドックを食べただけの人になったのだった。



 

 

 

 

さて試合だが、3-1。まあ完敗。完敗でしかない。取り零さない川崎を讃えるほかない。

いくらポストを叩こうが、スコアリングできなければ意味を為さない。


なにより、いつものやられ方、いつもの負け方。「成長」がない。

 

【公式】川崎Fvs京都の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年10月12日):Jリーグ.jp

 

 

ボールを持たされても運ぶ術がない。

通常、プレスが上手いチームは練習でプレスを受けている訳だから繋ぐとも上手くなるもの。だが京都は高い位置からのプレッシングを志向しているだけで、有効なプレッシングができている訳ではない。よって元々整備が行き届いていない上に圧を掛けられると厳しくなる。

それをひっくり返すすべがウタカであり、山崎なのだけど……

 

セットプレー。マンマークで守るチームなのだが絶望的にマンマークが下手。

だからニアを使われたり、スクリーン、少し目線を振られるとボールウォッチャーで死ぬ。札幌、鹿島、福岡、マリノス、名古屋。そして川崎。精度のあるチームまたはセットプレーに懸けてくるチームにやられてしまうのは必然か。

これもまた同様で、守備が下手だから攻撃も下手なんだよな。サインプレーは成功しないし。せめて失点と得点が両建てなら良いのだが、思ったほど狙われないし昨年同様点が取れない。

ちなみに言うとスローインも整備していないからド下手くそ。實好政権とさほど変わらない酷さ。なぜか飯田がスローワーの時だけ整備する(例:A金沢の三沢のミドル)。

 

 

 

 

さて、愚痴はこれくらいに。覆水盆に返らず。

前を向くしかない。過去は変えられない。残り2試合、連勝を掴み取るしかない。

 

先ほど「成長」がないと言ったが、あくまでそれはサッカーの中身を基準に判断した場合である。

中身で進歩がなければ意味がない?それはその通り。

 

曺貴裁体制で1年半何もサッカー的には進歩がない事に不満はある。

勝負を背負う責任。逞しさ。結局は精神論で、アプローチも精神論。重大インシデントが起きてしまった湘南時代と何も変わっていない様で、別の危機感は覚える。

 

だが逞しさは間違いなく増している。

長らく苦しんだチームが昇格を掴み取り、順位表の一番下からのスタートでよくここまでやれている。腹を据えてやるしかない。

 

サポートとは全てを肯定することではく、むやみやたらと批判して悦に浸るのも違う。どちらもリスペクトとは程遠いだろう。

褒める時には誰よりも褒めて、ダメな時には客観的に批評し、その上で常に見放さず押し支える事こそが健全かつ建設的な付き合い方だと個人的には思っている。

我々は得点を決める事ができず、失点を防ぐ事もできない。思いを託すだけの存在。

 

 

 

だからこそ、残り2つ。託そう。ありったけの思いを託そう。

 

今季、サンガスタジアムbyKYOCERAでの満員試合(入場可能数の80%以上)は2戦2勝だ。

まずはセレッソ戦、満員のスタジアムを作り上げる。それも紫色に染まったスタジアムで思いを託そう。1人1人が誰かの手を取り集えば、サンガスタジアムは満員になる。

 

 

そして磐田。今年も負けたし、何より昨年のヤマハでの敗戦を忘れられる訳がない。

3度あることは4度あるでは困る。彼らは間違いなく必死で来る。そして今まさに必死で猛追を見せている。気持ちで戦うチームが気持ちで負けて堪るか。

 

残り2つ。泣いても笑っても残り2つ。こんな時こそ思う存分楽しもうではないか。

京都サンガならできると信じている。

Never give up. Never give up. The easy way has no meaning!