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アビスパ福岡 2021年度決算解説

 

組織のあるべき姿とは?

 

サッカークラブの場合は、強化編成担当者が戦略に基づいて監督コーチ・選手の編成を行い、監督は戦術を浸透すべくミーティングや練習を行います。

同様に、サポーターやスポンサーら関係者へクラブの方針と現状を日々明らかにできる範囲内でつまびらかにし、理解と協力を得られやすくするのが本来あるべき姿。

 

普通の営利企業では消費者に経営方針など説明する必要性は薄いですが、プロスポーツ経営に於けるクラブと近しい存在(サポーター・スポンサーら)は、単なる消費者ではなく株主に近い性質を持っています。

何より地域の公共財として行政から物心両面の支援を受けて活動するのであれば、高い透明性の確保は必須です。

 

しかしながら、現状はどうでしょうか?

ロアッソ熊本水戸ホーリーホックザスパクサツ群馬ら地方の零細クラブが非常に緻密なコミュニケーションを図っている一方で、

京都や柏レイソルら、誰もが知る巨大企業が親会社として存在するJ1級クラブは「向いている方向が違う」ではなく「どこにも顔を向けていない」とすら感じる事が多々あります。

 

また企業体質とは別で、コロナ禍でサポーター向けの対話の場を設けることが無くなったクラブも多い中、内容は兎角、非常に丁寧なコミュニケーションの取り方だったと思いますので敬意を評してこの場でもレコメンドさせていただきます。

 

 



 

 

 

 

 

※参考例

ロアッソ熊本


水戸ホーリーホック

 

ファジアーノ岡山