組織のあるべき姿とは?
サッカークラブの場合は、強化編成担当者が戦略に基づいて監督コーチ・選手の編成を行い、監督は戦術を浸透すべくミーティングや練習を行います。
同様に、サポーターやスポンサーら関係者へクラブの方針と現状を日々明らかにできる範囲内でつまびらかにし、理解と協力を得られやすくするのが本来あるべき姿。
普通の営利企業では消費者に経営方針など説明する必要性は薄いですが、プロスポーツ経営に於けるクラブと近しい存在(サポーター・スポンサーら)は、単なる消費者ではなく株主に近い性質を持っています。
何より地域の公共財として行政から物心両面の支援を受けて活動するのであれば、高い透明性の確保は必須です。
しかしながら、現状はどうでしょうか?
ロアッソ熊本、水戸ホーリーホック、ザスパクサツ群馬ら地方の零細クラブが非常に緻密なコミュニケーションを図っている一方で、
京都や柏レイソルら、誰もが知る巨大企業が親会社として存在するJ1級クラブは「向いている方向が違う」ではなく「どこにも顔を向けていない」とすら感じる事が多々あります。
また企業体質とは別で、コロナ禍でサポーター向けの対話の場を設けることが無くなったクラブも多い中、内容は兎角、非常に丁寧なコミュニケーションの取り方だったと思いますので敬意を評してこの場でもレコメンドさせていただきます。
川森社長の決算解説・方針発表見終えた
— n (@nks137) 2022年4月29日
・昇格もあり増収。一方で前回降格時の反省からチーム人件費を大幅に増加。売上原価(チーム人件費)の増加分が5億の赤字に反映された形
— n (@nks137) 2022年4月29日
・販管費は20年度も21年度も約2億で変わりなし
(なぜ円グラフで比較したのだろうか…?) pic.twitter.com/aDKQpRvSOK
・コロナ禍でのライセンス特例ルールが変わる
— n (@nks137) 2022年4月29日
・Jリーグどこのクラブも債務超過額の増加または新たに債務超過に陥った場合はライセンス剥奪→強制降格処分
・アビスパは現在既に債務超過状態。除却・減損を実施し、BSを見直し。今が「底」の状態
・22年度予算では黒字着地により解消へ努める方針 pic.twitter.com/nm1oC6lEzi
・アビスパの昨年度ユニフォーム販売実績は4758枚。前年度比+1498枚
— n (@nks137) 2022年4月29日
(画像2枚目は以前にアパマン大村代表の論文内で記述のあった売上データ)
・川森社長「記念ユニフォームを出すので是非そちらのお買い求めを」 pic.twitter.com/JnDv8GBOE8
・アビスパの今季ファンクラブ会員数は現在4833人(少ないな)
— n (@nks137) 2022年4月29日
・年間パス購入者は2711人
・アビスパのJリーグID登録者はJ1最下位(京都は16位!耐えてる?)
その他各クラブの登録者数も判明。お気に入り登録は何クラブもできるので単純比較はできないと思いますが pic.twitter.com/Wz1jYOexIr
話題はアビスパのID登録者及び来場者に関する分析と今季方針へ
— n (@nks137) 2022年4月29日
・アビスパの21年度における無償来場者は16%。Jリーグ全体で20%行くかいかないかなので恐らく平均以下
・大分戦は大分サポが多数来場し収入面で助かった形
・女性比率が低い。Jトップは恐らくガンバ大阪で40%程度(川森社長のうろ覚え) pic.twitter.com/TI7kURDT17
視聴者より質問「配分金が406百万円と減少なのは何故」
— n (@nks137) 2022年4月29日
川森社長「配分金は傾斜分と固定分がある。今年は(成果主義で)傾斜配分が大きい」「DAZN加入・視聴ボーナスが物凄く高額」「(基準は)確か3分以上視聴かな…?」「今後PRの強化を検討」
という事で悔しくても今日の福岡戦を振り返り視聴しよう! pic.twitter.com/F8SWbGM32x
※参考例