+1 プラスワン

【2023高円宮プレミアPO】ファジアーノ岡山U-18 vs京都サンガU-18(1-0●)

 

ファジアーノ岡山U-18 1-0 京都サンガF.C.U-18

【得点者】15’楢崎光成(岡山)

ファジアーノ岡山U-18 vs 京都サンガF.C.U-18 試合情報|高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 プレーオフ|JFA.jp


エディオンスタジアムに詰めかけた京都サポーターの皆様お疲れ様でした。ご父兄の皆様、ありがとうございました。

悔しい。負けた。潰えてしまった。もうあと一歩が足りなかった。

 

 

プリンスリーグでも、近江や仰星らの守備ブロックを前に苦戦していた。つまり、正直に言えば、ディシプリンを保った相手を崩し切るだけのサッカーにまでは成りきれていなかった。

ただ今日の岡山のブロックは、プリンスでしのぎを削った相手と比較してもまだ組みやすかったはず。相手の4バックに対し、左SBの飯田が高い位置を取れば余ってたからね。

冷静に戦えればモノにできたゲームだと思う。そして落ち着いてはいたと思う。でも、ちょっと空回りした。近大附属戦と一緒で、もっと運んで良い場面でボールを早めにリリースしたり。だから両翼の吉田遥海・兎澤玲央が余裕を持ってカットインするような「貯金」を作る場面が少なくなってしまった。

 

ただ、ガンバとセレッソが降格してきてどうなる事かと思った"魔境"のプリンス関西で優勝した功績は消えない。本当にいいチームだった。

 

それだけに、本当に悔しい。辛い。

 

 

今日のエディオンスタジアムにはいつもより多くの京都サポーターが集まった。本当にお疲れ様でした。画像

 

 

 

でも、あえて言えば、まだ足りなかった。

 

応援は数ではないと思っている。でも、隣県という事もあり多くのサポーターが詰めかけ、ベンチ外のメンバーなのかU-15のメンバーなのか、アカデミー生も含めてホームの雰囲気を作っていたのは岡山の方だった。今日あの場に居た人が手を抜いていた訳ではない。だが、勝たせる応援には一歩届いていなかったと、私個人としては思う。もっとできたと思う。

 

試合後、雨堤さんが明かしてくれたのは、大きな会場(Jリーグで使用する規模のスタジアム)で決勝独特の雰囲気と併せて、少しメンタル的にやりづらさがあったと話す選手も居たという話。

だから1つ目は、京都の応援で岡山の勢いに蓋ができれば良かった。2つ目に、サンガスタジアムにてギャラリーも多い中で公式戦を経験できていれば良かった。

 

 

そういう意味ではクラブのサポートというか、一体感も欠けていた。

8日の一回戦と打って変わって、SNSによる事前投稿などが激減した一方で、試合中には公式LINEで高卒新人の加入案内が出る始末。


このLINE自体はお漏らしで、実際のリリースは試合後の13:36頃に行われた様子だが…

 

 

それでも11時キックオフで13時頃に試合が終わり、すぐ後にリリースする神経が理解できない上に、プレーオフの試合結果について触れられたのはそこから遅れること2時間半後の18時。

それも「残念ながら昇格とはなりませんでした」や「応援ありがとうございました」などの言葉が添えられる事もなく粗末なもの。

 

 

 

まず、高卒新人の加入リリースをこのタイミングで出す無神経さ。

まだ大卒選手や移籍加入なら目を瞑れたものを。トップチームに上がれなかった選手も頑張っている日に高卒新人のリリース、全くお話にならない。しかも試合中にお漏らし。何を考えているの?

そしてプレーオフに関する投稿やリリースはおざなりにされると。何が育成型クラブ?何が京都サンガF.C.の強み?せっかくの加入を歓迎する気持ちも萎んでしまう。

 

いつもいつも口だけじゃないか。

 

 

片やファジアーノ岡山はきっちりと。

 

 

 

試合後、3年生たちは、プレミア昇格を置き土産に去れないことに対して、大粒の涙を流しながら我々に両手を合わせて「ごめんなさい」「すみません」と口々に謝った。

彼らは京都サンガの為に、京都サンガの未来の為に、本気だった。悔し涙を流しながら謝意を口に出すほど、想いを持って戦っていた。

 

クラブもサポーターも、"我々"は、本気で戦えていたのか?真摯に向き合えていたのか?

 

 

サッカーなんて気楽に見るものであって、(観る側は)仕事じゃないんだから肩肘張る必要はない。それぞれのスタンスで、それぞれの権利を侵害しない様に楽しめば良い。

でも、幸せな時間を長続きさせる為には、"にわか"やライトな層や気楽に楽しめる環境を維持し続ける為には、わかっている人間がド真剣に下支えしないといけない。

 

私は、本当に京都と京都サンガF.C.を愛し、真摯に最善を尽くそうとする人たちと歩みたい。

 

 

 

 

明るく締めたかったのに暗く面倒で抽象的な話をして申し訳ない。

でも、本気で戦っていた姿が、本気で戦っていない人間に怒りを覚えてしまうほど(自分への戒め込みで)、私の心を改めて打ったのだ。

 

 

飯田・喜多両名はまずは「サンガタウンでの健全な競争」を勝ち抜ける様に、他8名は次のステージでもっと大きな存在になれる様に。めっちゃ期待してる。良いチームでした。6年間本当にありがとう。みんな最高やった。

 

 

 

 

P.S.

二人はリップサービスではなく素直に感謝してくれました。ちょっとでも届いていたのなら、今日来た人にとって冥利に尽きると思う。改めてご紹介しておきます。

そして星俊。去年は山口で、今年は広島で。もう悔し涙は要らないよねって話をしたけど、来年こそ景色を変えてくれると信じている。我々は応援することしかできないから、頑張れ!

 

 

 

See you soon.