+1 プラスワン

観戦記:ヴィッセル神戸U-15 vs ヴィッセル神戸伊丹U-15 2017/7/15

 

大会名:高円宮U-15サッカーリーグ関西 サンライズリーグ 13節
日 時:7月15日 13時20分キックオフ
会 場:宝ヶ池球技場
カード:ヴィッセル神戸U-15 vs ヴィッセル神戸伊丹U-15
結 果:2-0
得点者:五味郁登(71分)森田侑樹(74分)

https://www.vissel-kobe.co.jp/academy/u-15/search/13444.html

 

 ●動画

 

●感想

前半は互角。

後半は徐々に神戸が自力を見せ始めると、カウンターから五味がスーパーミドル!お互いにシュート意識が低かっただけに目が覚める一発でした。お見事。

続けざま、ロングボールから五味がフリックする形で絡んで神戸が追加点。

その後は伊丹がポスト直撃のミドルシュートを放ったり、PKを与えながらもGKの好ストップが有ったり健闘しましたが、ヴィッセルダービーは神戸の勝利

 

ゴラッソを決めた五味君が今後どういう人生を歩むかわかりませんが、将来選手として大成した時に「この時の!」って言えたら立ち会えた身としては嬉しいし、そうでなくとも何かのタイミングでどうぞご自身で自慢するのに使ってください。エゴサですぐ見つかるだろうし。

決めた後の一体感を含めてほんとに良いゴールでした。

 

観戦記:京都サンガU-15 vs Vervento京都 2017/7/15

大会名:高円宮U-15サッカーリーグ関西 サンライズリーグ 13節
日 時:7月15日 11時30分キックオフ
会 場:宝ヶ池球技場
カード:京都サンガF.C.U-15 vs Vervento京都
結 果:1-1
得点者:小川(サンガのみ)


京都スタメン
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代表で中野が不在。GKはプレミアEASTのメンバーにも登録済みの小林ではなく安田。
今年最初に見た試合(4/23)では4-3-3のフォーメーションで、川島が右SB。しかしこの試合では左WB。

一方のVerventoは昨年府TOPリーグで優勝し、昇格決定戦で勝利を収め初昇格を果たした街クラブ。


●試合経過

後半にCKからの流れで攻め続けた京都がゴリ押して先制。2vs2の場面でうまくDFを引きつった阪上が良かった。
その後自陣深くでビルドアップでミスをしてしまい、奪い返しにかかった上野がファウルでPK→失点
失点したサンガはその後攻め立てるも、決定機に欠き試合終了。

●感想

都合により後半からの観戦であったが、サンガは基本的にボールは握れていた。が、「怖さが無い」状態。
相手陣地に押し込みながらも決定機は演出できず、4-3-3時より疑問を抱く事が多い試合だった。
4-3-3の時は「難しい事をやろうとして消化できないでいる」感じであったが、今回は消化以前に全然理解が追いついていないような感じ。暑さも影響したかも?

特に4-3-3時は、右SBの位置に入っていた川島が攻撃時にはボランチの位置に入ったり、機を見て攻め上がったり、大木体制時の安藤淳のような役回りを見せていたがこの試合では全くなかった。
というか逆サイドだったのと試合から消えていた為全く気づきすらせず…

その代わり、6番上野が良かった。ボールを引き出して前線へ供給しようとする姿勢が目立ち非常に好感が持てた。首振ってるところがちょっと荻野(現 讃岐)っぽかった。
どうしても中1時から抜けていた川島・小川・中野を目が追ってしまうので気づいていなかったが←、次見る時が楽しみな選手。
しかし期待のできる攻め筋としては小川の単騎突破などしかなく、阪上や日野も頑張っていたが有効打にはならず。苦しい。


サッカーは「攻・守・守→攻・攻→守」の4局面に分けて考える事ができるが、まずは守備(組織・個人両面)、そして守→攻での得点パターンの確立が無いと安定して勝ち点3を拾っていけない。(ボールは持てているので、自陣からの前進を含む「ボールを持った状態での崩し」ももちろん重要だが)
暑さの影響もあったと思うが、もっとゴールから逆算した攻めと高めでのボール奪取が見たかったところ。
というか、結果は二の次でいいが選手個人の戦術面・技術面でもうちょっと伸びシロを埋めてあげたい。本人たちの姿勢・資質の問題かもしれないが。。。


8月のクラ選を挟み、リーグの次戦は9/3(日)。
この日は下鳥羽開催で、16時からのプレミアEAST(U-18)とのはしご観戦も余裕で可能なので是非。





naoki-ks13-7.hatenablog.com

京都サンガF.C. 2017年度 U-18・U-15・U-13 背番号リスト

京都サンガU-15と、京都サンガU-13の選手リストです。

(追記:除けてるのもおかしいのでU-18も追加しました)

ここに名前が入っていない選手もいますので、わかっている範囲内のリストです。

U18は現時点での全員分(No.31小林はU-15に所属しながらプレミアのメンバーに登録済)

 

 【注意】

※クラ選の公式記録やスタメン写真などから当てはめていったのでまず間違いはないと思います。でも間違っていたらごめんなさい

※観戦時の参考にどうぞお使いください

 

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●日程

U-15

http://www.jfa.jp/match/prince_takamado_trophy_u15_2017/regional/kansai/

 

U-13

http://www.jfa.jp/match/u13_league_2017/kansai/

 

U-18

http://www.jfa.jp/match/prince_takamado_trophy_u18_2017/premier_2017/east/schedule_result/

 

京都スタジアムの現状について (H29年6月末時点)

たまには明るくて楽しい話をしたいので、今回は新スタジアムのお話。

 

京都新聞によると、6月議会において京都スタジアムの実施設計内容の概要が明らかになり、屋根がスタンドを完全に覆うだけでなくフィールドに少し張り出す形となっているとのこと。

 

全観客席に屋根設置 京都・亀岡スタジアム : 京都新聞(2017/6/28 22:00公開)

 京都府亀岡市に建設を予定する球技専用スタジアムの実施設計内容が28日、明らかになった。観客席最前列からフィールド側に約2メートル分、前に張り出した屋根で全席の頭上を覆う全国初の施設となる。試合開催日以外も会議室として使用できる個室付きのビジネスシートを約310席設ける。

 府によると、新スタジアムは高さ28メートル、地上4階の延べ床面積約3万3000平方メートル。2層式の観客席は約2万1610席を確保する。内訳は、一般席2万880席のほか、VIPシート(2階)約180席、ビジネスシート(3階)約310席、レストランに隣接し飲食しながら観戦できるスカイシート(4階)約180席、車いす席約60席。

 最前列席からプレーが行われるピッチまでの距離はバックスタンドから7・5メートル、メインスタンドから8・5メートル、サイドスタンドから10・5メートルと、間近でプレーを見られる距離にした。1人分の座席の幅は一般席が47センチ。VIP席は55センチで西京極陸上競技場より7センチ以上広い。

 北面と東面のスタンド下には、飲食店など10店舗程度が入居できる約1800平方メートルの「商業ゾーン」を整備する。東面の壁には、岩場を道具なしで登るスポーツ「ボルダリング」などができるクライミングウォールを設けるなど、多機能・複合型のスタジアムを目指す。

 

実施設計において部分部分修正がなされているからなのか、少し前まで見られる状態だった整備概要が見られなくなっていますが…それでも徐々に明らかになってきました。

www.pref.kyoto.jp/sisan/news/documents/seibigaiyou.pdf

 

京都サポですら現状をわかっていない人が多いでしょうから、現行の計画についてわかっている範囲内での情報を備忘録的にまとめておこうと思います。

 

 (7/6 19:00 一部追記・・・追記部分青字)

(下線アリ=リンク先参照)

 

 

はじめに。計画のあれこれ

話だすと日が暮れるので、1995年から今に至るまでの流れはどうぞwikiってください。今回はいま進めている計画の中身についてのみ言及します。アユモドキについても大方スルーで。

京都スタジアム - Wikipedia

 

現在の計画は、2010年の署名活動からの流れを汲んだ専用球技場整備計画(以降:現行計画)で、JR亀岡駅すぐそばにサッカー・ラグビー・アメフトなどの球技をする&見る場として専用球技場を整備するというものです。本来ならH28年度中にスタジアム竣工を迎えていたはず『でした』。

しかし、建設地付近に生息する天然記念物アユモドキの生息環境保全にまつわる調査に時間を費やしたほか、設計そのものが遅れるなどし、最終的には建設場所の変更に至った事でH29年度になった今も着工すらできていません。 ※H29年度1月着工予定

 

そういう色んな紆余曲折があったので、現行計画推進中に、スタジアム設備そのもの等様々なモノに変化が起きています。ここが把握しづらくなった部分?

大きな変化は3つあります。

 

 

 

一つ目の変化。「建設場所」

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亀岡スタジアム建設地変更決定 京都府が市に財政支援へ : 京都新聞

第一に建設予定地が変わりました。

当初の現行計画ではJR亀岡駅から北へ300m。桂川(保津川)と曽我谷川に挟まれた区域の土地が建設予定地だったのが、より駅に近い場所に。

 

元々は、「耕作放棄地になる前に都市開発を」という地元住民らの長年の要望もあり、亀岡市がJR亀岡駅北側の田園地帯をひっさげ、京都府のスタジアム建設地選定に立候補。

地元自治体が京都府に無償提供する形での整備が前提だったので、見事建設地に決まった亀岡市は地権者達から土地を買い取り、アユモドキを保護する共生ゾーンとスタジアムがある都市公園として整備していく形で計画が進められていました。

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 スタジアム事情や法に明るい方はご存知かもしれませんが、「都市公園法」という法律があり、一定の制約(設置できる施設の制限など)はあるものの、都市公園として整備をすると、公園となる土地の取得費用や上物の建設費用に対して国から補助金が下りるようになっています。

AC長野パルセイロの本拠地で知られる南長野運動公園総合球技場は、2015年に改修が完了した全面屋根付きのフットボールスタジアムですが、都市公園である南長野運動公園内にある為、"社会整備資本総合交付金"による助成を受ける事ができました。

なんと改修にかかる費用79億円に対して、国庫から38億円もの助成を受けています。

http://www.mlit.go.jp/crd/index/government/pdf/toshikouen.pdf

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/44993.pdf

 

スタジアム整備を行いたいけど財政的に…そんな地方自治体にとっては大きいですね。残念ながら財政事情が厳しい京都府亀岡市も、当初はこの恩恵にあずかろうとしていました。

 

しかし、先述した通り、「アユモドキの保護と速やかなスタジアム着工の両立を図るには建設地をズラした方が良い」との専門家会議の提言にならって建設地が移ることに。

都市公園内から、スタジアムと並行して都市開発計画が進められていた駅北開発地区に建設地が移る事となりました。

この第一の変化の結果、京都スタジアム計画そのものが大きく変貌する事となるのです。

(以下、当初案を「都市公園案」。最新の案を「駅北地区案」とします。)

 

 

 

2つ目の変化。「コンセプト」

第二の変化は建設のコンセプト。

環境が変わった事により、整備における考え方が変わりました。マインドが変わったともいうことです。

 

新たに建設場所となった駅北開発地区は、元建設地とは異なり商業施設などを建てる為に都市公園として整備しません。ですから、駅北地区案では先ほど紹介した社会整備資本総合交付金による助成を受ける事はできなくなりました。(※その代わり別の助成を活用できるように。後述します。)

一方、法による制限を受けずに自由な開発をすることが可能になり、スタジアムの複合化や多機能化が容易になったりするなどのメリットが生まれます。

 

当初の都市公園案では、「収支は赤字でも赤字額はできるだけ小さくする。その上で、賑わいを作ることで赤字額を補って余るだけの公益をあげよう」という考え方でした。

この考え方でも十分ではあるんです。「スタジアム・アリーナ改革指針」でも、単なる採算にこだわるのではなく都市開発の中できちんと投資以上の効果を出す事が大事だとされています。

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しかし、建設地変更や、着工延期を繰り返しているうちにスタジアム・アリーナ改革指針の発表など周辺環境が変化し…

現在の駅北開発地区案では、都市公園案の更にその上を行く)「利益も公益も上げるスタジアム」へと考え方が変化してきました

市立吹田サッカースタジアムも、採算面でプロフィットセンター化できているはずですが、京都スタジアムでも実現できるとなると素晴らしい事です。

 

 

スタジアムは、複合化や多機能化を実現できると「収益性の向上」などの様々なメリットが生まれるとされています。

www.nikkei.com

これまで日本においてサッカースタジアムの整備が進んでこなかった最大の要因は「黒字経営のスタジアムがない」事です儲かるのならみんな進んでやりますよ。民間企業も。

でも、残念ながらそうではなく――。京都スタジアムの整備が進んでこなかった原因でもありました。

公共性を重視して利便性の低い所に陸上競技場を建てる

人が入らない

自治体の負担に

 

利便性の低い所にサッカースタジアムを建てる

ある程度人は入るが稼働率が上がらない

自治体の負担に

こうした負のスパイラルのせいで成功事例が生まれず、競技人口・人気と反比例して後回しにされてきた訳です。

(「日韓W杯のスタジアムの内黒字は札幌ドームだけ!」とは言うモノの、各施設の残念な立地や機能、残念な観戦環境、小型フットボールスタジアムの比ではない高額の維持費などを考えたら、コストセンターになるのは必然… ※カシマ・ノエビア神戸は例外)

 

現に、Jリーグブーム時や大規模大会誘致によってサッカースタジアム・フットボールスタジアムを建てた所はありますが、それ以外でJ1規模の陸上競技場ではないスタジアムが整備されたのは、アルウィン(松本)・フクダ電子アリーナ(千葉)・南長野・市立吹田・北九州のたった5例のみです。

 

 

話を元に戻します。

利便性の高い場所に複合化・多機能化されたスタジアムを整備できるようになると、整備時に民間資金を調達できる可能性が高まったり、整備後の収益性が上がって黒字経営が可能になります。毎年の黒字分で初期投資費用を回収できる可能性も高くなります。

すると、自治体にとっては施設を整備しやすくなりますよね。

 

またJリーグクラブを既に応援している方なら実感されている事かと思いますが、サッカー観戦を通じて郷土愛が深まったり、観光の機会が増加したり、スポンサー企業の製品を愛用したり、人と繋がったり、政治や社会問題に関心を持ったり、人々の生活に"ポジティブな変化を起こす力"が地域密着型のスポーツクラブにはあります

そうしたポテンシャルがようやく評価され、国策という言い方はあまり好きではありませんが、国家戦略の一つとしてスタジアム・アリーナ改革が進められているのは紛れもない事実。

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2017/0609/shiryo_07-4.pdf

 

京都スタジアムはそんな状況の中で進められている計画である為、京都スタジアム計画の結果いかんでは、単に日本のスタジアム事情が変わるだけでなくて日本全体を変える可能性があるのです。

 

Jリーグのポテンシャルが最大限に発揮される事で、Jリーグクラブとスタジアムをハブに、人と行政と企業らが相互に繋がる。

教育問題・郷土愛の育成地方活性化や地域創生災害対策IcT推進働き方改革国際交流・観光振興・産業振興と税収増加・健康増進と社会保障関係費の減少・少子化問題

もうどんどん人口と税収が減少していきますから、様々な社会問題を抱える我が国および各地方自治体にとって、今がスポーツの力を活用して変化を遂げるラストチャンスなんです。

(※沖縄や甲府などのスタジアム計画はまだ設計にも入っていないので、先行事例となるのが本計画)

日本スポーツの5か年計画がスタート(2017年4月~2022年3月):スポーツ庁

 

現に、この京都スタジアム計画では内閣府からの助成文部科学省からの先行事例の指定を受けて民間事業者による運営管理の検討がなされています。

また、カフェやレストランなどの付帯施設とは別に、商業施設を設置できるスペースを基本設計段階で設けています。

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これらによって、サンガを含む民間企業が府に代わってスタジアムを維持管理し、スタジアム管理事業で収益を得る可能性も高まってきました。

 

完全民間主導で整備した市立吹田サッカースタジアムも非常に大きなプロジェクトで、良い先行事例だとは思います。

ただ、指定管理者制度の活用を含めた「自治体が施設を整備し民間が管理する」「整備段階から民間活力を活用する」形が今後も主流となっていく可能性が高い事と、スタジアムでのコンセッション方式導入は日本で例がないことから、この京都スタジアム計画にかかる期待は非常に大きいと言えます。

(だからこそ、管理者になる・ならない抜きに、京都サンガにかかる責任も大きいのですが…………泣)

 

 

 

3つ目の変化。「スタジアム設備」

最後にスタジアム設備の変化。

やはり我々見る者が一番気になるのは快適に観戦する為の環境。結局コレが整っていなければ意味を成しません。

 

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先述した建設地の変更とコンセプトの変化から、いくつか設計中に変更された点があります。

都市公園案(画像上)と駅北開発地区案(画像下)とでは、「楕円形から八角形に」「スタンドが一層式から二層式に」などの変化のように見た目でわかる違いもいくつか。

 

面倒なので簡素にまとめて見ましたが、

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こんな感じに。

 

今年開業のミクニワールド北九州スタジアムがフィールド面積122.6m×85.2m市立吹田サッカースタジアムで125m×82mほどですから、これらと同様にピッチと近い所で臨場感あふれる観戦体験ができる事でしょう。

レベルファイブスタジアムキンチョウスタジアム(1~2期改修後現在)のように、ラグビーに合わせて長めにフィールドを取ったりしていないので、サイドスタンド(ゴール裏)の見づらさを心配する必要はなし。

 

それから、高さが低くなった事で試合を俯瞰で見る為に必要なスタンドの傾斜を心配する声もありますが、国内最高峰40度の傾斜を誇る鳥栖最高高さ29.5m(2.5万人収容)なので期待はできると思います。

 

また、当初はフィールドとの高低差を無くした"ゼロタッチ"を謳っていましたが、通風口を設けて芝の育成に役立てる為に1.2mかさ上げされる事となりましたちなみに、市立吹田サッカースタジアムが1.5mとの事です。

より質の高い試合を行う事とコンサートなどイベント利用を考えると、芝の育成を配慮したのは間違いなく正解だと思います。

※ちなみに芝の育成にはサンガも興味を持っているようです。

 

 

付帯施設・複合施設で収益を設ける事も大事だけど、まずはスタジアム本体で維持費以上の収益を生む事が大事。

その為にも、まずはサッカーら球技のポテンシャルを最大限に発揮できるふさわしい器に仕上げなければならないし、ポテンシャルを発揮する為のホームチームの頑張りも不可欠……

いまのところホームチームの頑張り以外は問題なさそうです。。。

 

 

 

今後の動き

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現在は、「実施設計」と「運営権の売却または管理の民間委託に関する調査・検討」の真っ最中。

今後は、

2017年 8月 工事そのものの入札

2017年12月 議会提出

2018年 1月 工事着工(議会で承認される・アユモドキ育成に影響と認められた場合)

2019年 8~12月 竣工

2020年シーズン 供用

 順調にいけばこのように進んでいくとされています。

京都・亀岡スタジアム議案可決 工事着手へ準備完了 : 京都新聞

 

 

運営権や付帯施設については、のちのち報道などで明るみになるでしょう。

 

たこの間、京都スタジアムでも寄付を個人や法人から募って税負担額を減らすとの報道がありましたので、寄付と引き換えにネームプレートを掲示できるだとか、そういう施策の実施が今後あるかもしれません。

ミクニワールド北九州スタジアム都市公園に建てたスタジアムでもなく、いわゆる"吹田方式"でもありませんが、ふるさと納税制度活かした寄付が実施されました。

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まだの方はどうぞ今から京都スタジアム貯金を。

(ちなみに、セレッソの桜スタジアム計画では寄付金受付を実施中です

 

 

 それから、先述した通り社会整備資本総合交付金の活用はできなくなったものの、代わりにスポーツくじtotoの収益による助成を受ける事が可能になり、無事に採択されたので30億円の助成を受ける事が確定しました!

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吹田・北九州に続く、3例目となります。次はリニア駅付近に建てた場合の甲府かな~

この助成金で府の負担が減りますし、初期投資費用が抑えられるので収益性↑

更に、toto助成は「スタジアム整備を目的とした助成(例:社会整備資本総合交付金)」以外であれば併用できるようになっているので、市立吹田同様に国交省などからの助成金を受け取る可能性もあります。

 

 

 

スポーツ文化の発展土台として、また閉塞感のある府・亀岡市・サンガの起爆剤となれるのかどうか。

アユモドキ保護が最優先ですから、場合によっては着工の延期や工事の中断もあり得ますが、長年待ち望んできたフットボールスタジアムの完成までもう少しです。

 

 

P.S.

気が向いたら次はスタジアム整備費用か施設運営形態について軽くまとめます。

(2017/8/19追記:費用について触れたよ↓)

 

 

 

 

 

 

●資料

スタジアム・アリーナ改革ガイドブックの公表について:スポーツ庁

平成 28 年度 PPP/PFI に関する支援 支援対象の決定及び二次募集について:内閣府

文教施設における公共施設等運営権の導入に関する検討会 議事要旨・議事録・配付資料:文部科学省

スポーツ未来開拓会議 中間報告:経済産業省

スポーツの未来に向けて「スポーツ未来開拓会議(第3回)」:公益社団法人日本プロサッカーリーグ

「企業立地促進法の一部を改正する法律案」が閣議決定されました(METI/経済産業省)

日本再興戦略 未来投資戦略2017(ポイント)

第2期スポーツ基本計画について(答申):スポーツ庁

 

 

 

 

京都サンガは何処に向かっているのか? 【Jリーグに蔓延る勝利至上主義】

 

 

決算を迎えた事もあり、京都新聞にJ2 京都サンガF.C.の運営会社社長のインタビューが掲載。

突っ込みどころ満載だったので今回はこの記事をテーマに。

 

 

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●リスク回避

経営とスポーツは似ている。(というか、この2つの分野における考え方は万物に共通する。)

ゴールから逆算し、戦略と戦術を駆使し、標準化を図り、相手のデータを分析する。そうしてできるだけ失敗する確率を下げる仕組みを作った上で、スピーディーな判断と決断が求められる。なので必要な考え方が似通っている。

 

 

人はミスを犯す生き物。

PKを外す事もあるし送りバントを失敗する事もある。けれども、防げるミスは可能な限り犯さないように考えて仕組みを作ったりする。

特にサッカーは105m×68mのピッチの中で足でボールを扱うスポーツである。ミスばかりが起きてしまう。

 

だから、「ミスは必ず起きる」事を前提にしながらリスクを軽減する事が非常に重要であるのだが…

 

 

●J2 7年目

京都サンガは現在Jリーグの2部、J2に所属している。(Jリーグは現在J3まで存在)

1部リーグであるJ1には中村俊輔清武弘嗣といった新旧日本代表の中心的存在が多数プレーし、スポーツ番組やサッカー番組でも毎週取り上げてもらえるなど光が当たる。

一方で2部のJ2。キングカズや闘莉王(京都所属)など知られている選手も多いが、まず光は当たらない。サッカー番組ですらテロップで結果が流れるだけ←

しかし、相対的に人気がないのだから仕方がない。

よりレベルが高い・より収入や環境面での待遇が良い・より注目が集まるJ1へと、選手やファンが心惹かれて当然である。J1の平均観客動員数が1.7~1.8万人に対し、J2平均は6~7千人となっている現状にもそれが表れている。

 

そして当然、入場料収入や広告料収入などクラブに入るお金もJ2よりJ1の方が比例して多い。

更に今年度からインターネット配信型視聴サービスのDAZNJリーグの有料放送放映権を取得した事によって、リーグに入る放映権料が一気に増大。J1で優勝すると、賞金3億円に加え特別ボーナス的な理念強化分配金が15億円支給される。また、下部ディビジョンへの降格組には補償金が支払われる仕組みにもなった。

J1にいると金銭面的メリットが大きいが、J2にいると得られない。

その上、降格組がアドバンテージを持って邪魔をしに来る。

 

京都サンガというクラブは毎年の平均売り上げが20億円程度のクラブで、今年でJ2 7年目。

J1は30億円はあるクラブがザラで、ガンバ大阪名古屋グランパスなど40億円規模のクラブでもここ近年降格を味わっている。

そこで、「赤字覚悟で補強をし、J1で戦える戦力で昇格してそのまま成長を果たしていく」という道で、サンガは16年度と今年度の2年間勝負に出ている。

(※3年連続の赤字はJリーグのルール上許されない為、必然的に長くても2年間となる)

 

勝負するという考え方自体は悪くない。過去に挑戦した際は失敗し、クラブが潰れかけた。でももう一度ラストチャンスに出るのは間違ってはいない。ここを逃せばビッグクラブになる可能性はほぼほぼ費える。

サンガから日本代表にまで育った久保裕也(現KAAgent)のように海外に売れればまだいいが、駒井(現 浦和)や宮吉(現 広島)のように油に乗ってきた所で育てたタレントが国内のお金持ちにかっさらわれるのも目に見えている。

 

ただ、前述した通り、サッカーも経営もミスを如何に減らすかという事に腐心しなければならない。今の京都サンガからは、残念ながらその基礎の基礎的考え方は透けて見えない。

 

 

●検証

京都新聞|京都サンガ応援特集 - 選手強化で試合価値向上

前段の判断に至った理由は、記事が決め手である。

突っ込みどころが多数ある。見ていくと…

 

「今はチームを強くして、ゲームの価値を上げることに専念している。チケット収入が増え、当初の見込みより赤字額は減った。無料の招待客を半分以下に減らしたので全体の観客は減ったが、有料入場者数が増えた。今年はさらに有料入場者が2割増えている。無料で見られる価値の試合ではない、というのが前提だ」

・チームを強くするにあたってボランチサイドハーフの頭数の少なさに疑問は抱かなかったのだろうか

・強くする為になぜ監督初心者の布部監督を招聘したのだろうか

・「チームを強くしてゲームの価値を上げる」。これは”選択と集中”という考え方であり、筋自体は通っている。だがなぜ監督初心者に任せた

 

-有料客が伸びた要因は。
 「米大リーグのボストンレッドソックスを職員が視察し、ノウハウを実践している。存在を知らしめる、見たい選手がいる、面白い試合をする、勝利する、売店など周辺を楽しくする、の5点。特に闘莉王や岩崎ら見たくなる選手の存在が大きい。(レプリカ)ユニホームも過去最多の枚数を売り上げている」

・試合がまず面白くないのだが何処を見ているのだろうか

・「面白い」=主観である。が、私は『90分間組織として戦っている』様が面白いと思う。そしてパスサッカーとか関係なく、「闘争心を持ち、フェアプレーに徹し、最後まで全力でプレーする」という方針をサンガバリューと銘打ち15年末からクラブ全体で徹底しようとしている。ただ、今のチームは終盤の失点の多さなど90分間戦えていない上に、攻守に再現性が乏しく組織で戦えていないので非常に面白くない。不確定要素だらけで勝つ確率も低いダメ組織は客観的に見てつまらない。サンガバリューは何処へ

・「売店など周辺を楽しくする」とあるが、今の西京極のどこにそんな要素があると言うのだろうか。誤植と信じたい

・顧客は勝利を第一に望んでおらず、また試合結果が不確定要素である以上を勝利を売るのは不可能である。勝利を望むのは既に応援しているサポーターと兎に角勝たないと気分を害すタイプのスポンサーだろう。経験価値を提供しているのであって、勝つことは経験価値の向上の為の手段にしかすぎない。

「負けても楽しい」「勝つともっと楽しい」の実現こそがスポーツビジネスの根幹なのに勝利を前提にしている時点で持続可能的&健全なクラブの成長は100パーセントあり得ない

・手段の1つとして捉えているのみなら良いのだが、残念ながら西京極で勝っても特別な演出なぞ存在しない…

・サンガの試合観戦体験の何が面白いのかがぼんやりしたままなのに、どうやって友人誘うのよ。どうやって人を集めるのよ

・だからUSJはまだしも、注目の集まるガンバやセレッソにも京都から客取られてるんでしょ

 

 -広告料収入が減少している。
 「スポンサーそれぞれに事情がある。ただ、ユニホームに入るスポンサーが発足から変わっていないのはJリーグでうちだけ。赤字の予算編成も主要なスポンサーには説明し、理解を得ている。まず自助努力で客を増やすことが、スポンサーからの評価につながる」

・これは正論

・スポンサーを増やす努力は怠っていないように見える↓

www.sanga-fc.jp・しかし、チーム強化という不確定要素での勝負だけではなく、横浜Fマリノスや横浜DeNAベイスターズのようにビジネスとして成り立つような整備も進めつつ親会社に協力を求めるのが筋では

・健全なスポンサーシップが結べてない現状が、全体的に収入も伸びないしチーム強化を進まない事とリンクしている事を自覚しているのだろうか

 

-本年度の予算は。
 「約2億円の赤字で予算を組んだ。昨年度と総年俸はあまり変わらない。入場料収入や物販収入が伸びており、最終的に1億円くらいの赤字で済ませたい。J1に上がればスポンサー料やリーグからの配分金が増えて黒字にできる。下でうごめくより、いかにのし上がるかだ」

 ・昨年と変わらない総年俸でこのチームなのか…………(昨年度人件費3位・順位5位:今年度6/20時点順位14位)

・赤字勝負は理解できるが、勝負するのに細部にこだわらなさすぎなのは馬鹿としか思えない

・なんで布部?

・来年赤字だせないんだから、今のうちに有能な監督を持ってきて、今年度の昇格PO進出→昇格&失敗しても来年の基礎になるように切り替えて

・物販収入伸ばしたかったらもっとニーズに即したグッズ販売やブランド創設に力を入れよう

 

-3期連続で赤字を出せば、リーグからクラブライセンスが交付されない恐れがある。J1に昇格できなければ来季の人件費はどうするのか。
 「来季は赤字にするつもりはない。うちは若手で光る選手を取っている。(来季もJ2なら)若手主体でやるのも手と思う。十分戦える。次の社長のためにも、経営者としてリスクヘッジは必ずやらないといけない」

・十分戦えるのならば若手と屋台骨と有能監督で十分勝機はあるだろうよ

・次の社長の為ではなく、クラブを残す為にリスクヘッジが必要。勘違いするな

クラブはまず存続しないといけない。勝つ事より生き残る事が大事

・次の社長に任せるも良いけど、そうやってコロコロ変わるから中長期的な視点に欠けた施策ばっかでいつまでもゲームチェンジャーと程遠い存在なんでしょうが

・コストはかかるけど欧州からSDなりGMなり呼んだ方がビジネス面でも競技面でも良い説がさらに濃厚に

・というか、ここまで散々叩いてきたようにリスク排除できてなさすぎなのに何言ってるの

 

-5期連続で減っていた累積損失が再び増加した。
 「スポンサーも含めて気にしていない。債務超過はだめだが。株主も配当を期待していない。ただ、本来は単年度で1億円くらいの黒字を残すのが一番いいんだろう」

 ・気にしていなくてもいいけど。それでいいんだけど。でもそのヌルさが諸々の元凶に思えないかい

 

J2だろうとも、負けようとも、それでも成り立つように整備する事を放棄しているような組織がJ1取ろうと思ったら、人件費20億くらいかけて札束で昇格するほかにないと思いますよ。札束がないからJ1へ行こうとしてるのにね。

 

 

●解決策

ひとまずサンガが今すぐ取り組む事が可能な手段としては

1.有能な監督を持ってきて一発逆転コースと若手主体でGo!コースのどちらにも幅効くようにする

2.中長期的にクラブ経営とチーム強化に携わるプロフェッショナル人材の登用

3.新たなビジネスモデルを構築し、中期的に年間売上30億円達成する為のロードマップ策定

4.独自性の薄れてきたアカデミーの再編に取り組み、中長期的にチーム人件費の効率性UP

5.メインスポンサー様方の前で頭をこすりつづけ、健全なスポンサーシップの基に3の実現可能性UPと速度UP

6.ホームゲームのエンタメ性向上

7.JR山陰線沿線や西京極近辺の住民への重点的アプローチ

 

ぐらいだと思うので、これに取り組んで、いい加減道なき道を無謀な走り方で突っ切るのはここらで終わりにしましょう。

人為的にコントロールできる範囲では最大限価値を生み出し、チーム強化などコントロールしきれない範囲でも不確定要素を取り除くのです。

 

勝者になれるのは1チームだけです。勝利は追求すれども、たかが手段である事を自覚しなければなりません。

理念に忠実になり、自分達だけの世界を作り、ストーリーを広めて共感を生み、勝ち負けに関わらず応援してもらえるオンリーワンの存在になる事と優勝してナンバーワンの存在になる事は並立して実現可能なはずです。

なのになぜ、リスクを排除せずに夢だけを追うのでしょうか?

 

勝利至上主義は要らないのです。

勝利はいわば麻薬であり、勝ち続ける事でごまかせていても、勝てなくなった途端に機能しなくなる組織など死に体同然なのです。不健全です。

 

 

お願いだから、試合内容に関わらず「今日は楽しかった!」と多くの人が思える観戦体験を、新スタジアム整備などの手段も活用して作ってください。

これ以上、サンガ(≒サッカーやスポーツ)にせっかく興味を持った老若男女が、初観戦でその熱を失うような状態を放置しないでください。

 

勝てない事よりも、このような組織として不健全な状態が続いていることの方が、私は悲しい。

 

 

 

ではまた。

 

 

●おまけ

サンガサポをはじめスポーツファンの皆さんは是非目を通してみてください。

(私が読んでいないものもありますが)

この他にも、「マリノスとスポンサー企業との関係」「鹿島のスタジアムビジネス」「札幌などのアジア戦略」「日本ハムファイターズの社会貢献活動」などは漁ってみると面白いです。

 

www.advertimes.com

dentsu-ho.com

 

 

サッカー界における顧客の創造

サッカー界における顧客の創造

 

 

 

 

 

 

体罰は何故ダメか 「目的と目標・手段のはき違え」

サッカー部コーチ 投稿動画で発覚、解雇 埼玉の高校
https://mainichi.jp/articles/20170614/ddm/012/040/053000c


●なぜ体罰は特別視されるのか

日本では、家庭内暴力は許されない行為として扱われるのに、体罰となると何故か評価が割れてしまう。
また同様に、上司から部下への"パワハラ"や生徒間での"いじめ"は「無くなるべきもの」と認識されているのに、体罰に関しては「必要」「これくらい普通」という意見が出る。

こうして見ると、「教育の場で師から生徒に振るわれる教育指導の中では暴力行為もやむ無し」という考え方が日本の体罰許容派にはあるのかもしれない。


確かに、教師と言えど人間であり、生徒は皆が規則に従順で道徳的人間という訳ではない。
故に何度口頭での指導を繰り返しても改善されず、それどころか暴力や言葉で反抗してきたら、感情的になって手が出てしまうのも仕方がないかなとは思う。同情の意味で。


しかし、教育的指導という名目にかこつけて体罰を行うのは単なる暴力行為でしかなく、暴力はさらなる暴力を生む。
暴力を用いた指導が正しいだなんて、そんな事を認めてしまってよいのだろうか?


●目的と目標・手段

スポーツ(=sport)とは、「楽しみ」や「遊ぶ」といった"disport"という単語が由来した言葉であるように本来楽しむ為のモノである。

オフサイドのような制約を課すのも、筋肉増強剤などの違法薬物使用が許されないのも、勝敗を競い合うのも、スポーツで楽しむ為の手段である。
(ドーピングが勝敗を左右したり選手の健康状態を脅かしている状態で、スポーツを見る&する事を純粋に楽しめる人間はいないだろう。)


ところが現実はどうだろう。
投げる・打つ・蹴る・捕る・走る……
そんな単純な行為が楽しくて、自ら体育会系の部活に入部したはずが、いつのまにか"やらされている感覚"を学生時代に味わったことがあるのではないか?

顧問教師に高圧的な態度で抽象的な指示を与えられ、楽しさを味わえなくなり辞めたくなった経験があるのではないか?

25m泳ぐ事や逆上がりする事など目標達成する事が目的になってしまい、上手くできない自分の中で劣等感や運動への嫌悪感が育っていった経験があるのではないか?


残念ながら、体育・部活動・習い事において本来の目的を忘れ去ったまま指導が行われているケースは少なくないと思う。
私は実際に経験したし、"やらされている感"を強く感じる中で必死にトレーニングした所で実力はさほど伸びなかった。
楽しくて仕方がない=「好きこそものの上手なれ」状態で自発的に積む努力、これが全く足りていなかった事が理由だろうと、後悔している。






『楽しむ』という目的を置き去りにした結果、過度な勝利至上主義環境や得手不得手を個性として認められない環境が出来上がってしまう。

そんな環境で折れた人間は運動嫌い・スポーツ嫌いに育つ
無事に耐え抜いた人間が「アレのおかげで今の自分がある」と自身の体験を正当化および肯定し、子育てや人材育成の際に自身が経験した事と同じやり方で伝承する可能性も考えられる。

一体こんな負の連鎖で誰が得をするんだろうか?
戸塚ヨットスクールや桜宮高校の一件のような、誰かが死ぬまで止まらないイカれたチキンレースに一体何の意味があるのだろうか?


指導における体罰は教育でもなんでもなく、指導力不足と手段の目的化から起因した只の暴力行為。
もちろん法律的にアウトであるし、倫理的な観点から言ってもどうかしていると言えるだろう。

総合的に見て「人としてあり得ない事行為である」としか私は思えない。
そして、やっていい事と悪い事の分別もつかない人間に指導などできっこない。






奇跡のレッスン 自信はみんなの目覚まし時計 女子サッカー(前編)


奇跡のレッスン 仲間のために走ろう 女子サッカー(後編)

記事[スタジアム論一吹田スタジアムでの出来事]のプチ炎上に覚える違和感 続編

前回の記事がそこそこバズり、直接的な反響もあった。

そこで、今回は戴いたご意見に対し、補足的に自分の意見をここで述べておく。

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 ●ホームゲームのお知らせ

4/15(土) 15:00 京都サンガF.C.愛媛FC@西京極

4/22(土) 15:00 京都サンガF.C.松本山雅@西京極

www.jleague-ticket.jp

4/22は関西圏でJリーグの試合があるのは西京極だけ。桜はほぼ間違いなく散っていると思うが、是非ご来場を!

 

 

 

 ●本題

 一問一答形式で計7つ。

 

意見①:「私の意見は攻撃的ではない」

仰る通り、ネガティブな投稿を一括りにしたが為に招いたこちらのミスです。申し訳ありません。

「批判的」or「肯定的」と表現を改めました。

 

意見②:「広島サポは~」

私は京都サポです。

また併せて、「劇団」などと蔑称をつけてしつこく粘着するのはいかがなものでしょうか。「オジェソクの素晴らしい人柄とは正反対だなあ~」と思います。個人的意見ですけども。

(※知らない人も多いと思うので紹介しておくと、オジェソクのインスタ投稿はよんちょるっぽさが有って良いです)

 

意見③:「だから、リサーチ不足なのが悪い」

「※ただまあリサーチ不足だとは思うよ!?」「中野氏のような立場の人間ならばしっかり調べてから行くようにすればいいじゃないかとは私も思う」と前記事には書いています。

つまりトラブルを生み出した原因は記者本人にもあると思ってます。しかし、快適に利用できるような仕組みが必要だよねというお話です。以前↓より綺麗にはなりましたが。

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意見④:「愚痴を言われたら感情的にもなる」

なるでしょうねえ。

「自慢のおらがスタジアムにまつわる批判が聞こえてきたら…? 我が子をかばうかのように拒絶反応を見せるのも納得はできる。」と書いているように、理解はしていますよ。ただそれとこれとは別。

 

意見⑤:「吹田スタに課題があるのはわかっている。でも関係団体との兼ね合いもあるから仕方ない。下調べしない記者と擁護するお前がアホ」

はあ。確かに致し方ない事情があるのはわかります。

(なんてったって私は計画始動から22年経ってもスタジアムが建たないような街に住んでいますからね。色々とあるのは理解はできます。制約だけでなくお金の問題もありますからね。)

ただ、それで言い訳をしてどうなるのですか?

何か不便な点が解消するのですか???

全ての問題を記者本人の責任に帰属させていいのですか???

足らない部分があるってのはわかっているのでしょう?ならなぜその事がマイナスに作用してしまった事に対して素直さを持てないのですか?

私が書いたブログ記事は「我が子可愛さに腹を立てるのは理解できますが、そもそも論点が違うからちゃんと読もう」というのが本旨であったが、付け加えておこう。

「スタジアムには周辺環境の整備も必要である。」とはあるが、それは吹田スタだけへの指摘でもなければ、吹田スタの至らなさで迷ったとは一言も明言されていない。もう少し大人になりましょう。

あくまであれはスタジアム全体についての話。

書き手側の問題もあると思うが、色眼鏡つけて見なければもう少しまともに読めるのでは?

 

意見⑥:「誰か人に聞けばよかった話」

間違いなくその通りである。

ただし、当時の状況を記述から読み取る事は難しく、「スタッフが居たのか?」「スタッフでなくとも誰かいなかったのか?」については真相はわからない。よって正しい意見だろうとしか言えない。

 

意見⑦:「オフィシャルな媒体で主観が入りすぎ」

知らん。

購読している人達にとってこの方がきっと良いのだろう。というか、客観的な情報ならわざわざ媒体に金を払わなくとも手に入るはずか。

「愚痴が気に入らねえ」というのならば仕方がない事だし、別におかしな意見でもない。咎めもしない。自然な反応である。

しかし、公式HPではなくて公式媒体くらいなら問題はないと個人的に思う。

 

 

以上。

 

 

●補足の補足

 どうしようもないクソ記事ってのはこういう事だと思うよ。

victorysportsnews.com

あと、なぜかHPのルート紹介で東ルートが消えているが、無くなっている(?)の大問題じゃないですかね…どう考えても東の方が便利だったので何とかならないんですかね

今年

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2016年

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