スケジュール(2017年9月末時点)

 

スタジアム関連のスケジュールメモ。

 

 

PFI導入】

PFI導入に関する調査がH29年度3月末→延期してH29年度9月末期限で取りまとめ予定。調査結果次第では次のステップ、計画策定や運営者の公募に入ってくる。

 

 

【着工関連】

本体工事の入札と開札はそれぞれ10月23日~24日&10月27日なので、遅くとも翌28日には施工業者がわかる。

府議会9月定例会での担当者答弁によると、12月議会にて業者との契約締結議案を提出予定とのこと。予定だと12月19日に議決予定。(※補正予算の議決日は議会閉会日が通例。一応採決日を確認しておくとよい)

業者は締結の翌日から2018年2月1日までに日にちを決めて工事に着手する事になっている。前回の予算計上時と異なり、第三者委員会と専門家会議の両者から着工OKと出ているので着工時期がズレることはまずない(※あくまで予定)。

それと起工式。サポーターなどからの寄付金で資金調達を行った市立吹田サッカースタジアムではサポーターも参加で行われたが、起工式に参加できる可能性は低い。寄付金調達で府民負担(結局寄付者の大半は府民だろうが)を減らすつもりとの報道もあったので、「機運を高める為に事前予約性で参加させてみては」とか言ったら万が一はあるかもしれない。

 

【地域未来投資促進法関連】

「同意日からH34年年度末日まで」とあるので、9月末から既に開始した事になっており、2023年3月末まで続く。

 

環境保全対策】

アユモドキ保全も含めた環境への配慮は当然ながら今後(着工・竣工後)も続く。

 

 

とりあえず、(PFI導入可能性の結果はまだ出てこないかもしれないけれど)99.9%施工業者がどこに決まったかは10月末~11月1日頃に出てくるので、それを楽しみにクソサッカーを乗り越えるほかない。以上

 

 

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京都スタジアム(仮)で地域活性化 ~地域未来投資促進法によるスタジアム・アリーナ計画支援のモデルケースへ~

 

京都スタジアム(仮)は我が国の歴史上もっとも多くの行政機関と絡みのあるスタジアムと言っても過言ではないくらい数か月に一回定期であ~れこれ出てくる出てくる。

 

これまでにもtoto助成が決まった点等を当ブログにまとめてきましたが、また新たな動きがありました。それが「今年法改正された『地域未来投資促進法』に基づいた亀岡市の計画が支援対象として認められた」というもの。

 

 

 

 ●これまでのおさらい

まずおさらい。これまで(前回ブログ↑を書いた2017年6月時点)に京都スタジアムに関係する各省庁などからの補助金や支援と言えば

①旧予定地の都市公園取得費用に対する社会資本整備総合交付金

②スタジアム本体の建設費に対するスポーツくじ助成金(30億円)

京都スタジアム(仮)運営権PFI事業導入可能性調査への内閣府からの支援

文教施設における公共施設等運営権制度を活用したPFI事業に関する先導的開発事業に指定

 

があり、そもそもアユモドキ等の件で環境省と絡みがあるし、経済産業省スポーツ庁とも絡みがあるし、総務省とも絡みがあるし…

そしてスマートスタジアム事業の公表後に初めて設計・着工するスタジアムであるし(J1本拠地ではないけど…)、我々は他都市にとって参考になるような、市立吹田とはまた違ったモデルケースとならねばならぬ存在なのです。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/ppp_dai5/siryou3.pdf

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(だから、ファーストペンギンである我々がコケれば非常に大きなマイナス効果が生まれるし、J1には上がれなくとも"まともなクラブ運営"だけはしなければならないのに……!!! 違うだろー!この〇〇ー!!!)

 

 

 

●地域未来投資促進法

さて、話は本題の地域未来投資促進法

この地域未来投資促進法は『企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律』という元々製造業なんか向けの法律だったのを、門戸を広げて地域を活性化させる産業へ国が支援をしていくよ!規制緩和していくよ!という法律に改正したもの。ざっくり、アベノミクスの一貫ですね。

 

この法律の事を指していたのか、スポーツ庁などの事業をひっくるめての発言だったのかは当人にしかわかりませんが、安倍首相は今年の未来投資会議で「スタジアム・アリーナをスポーツ観戦だけでなく、市民スポーツ大会、コンサート、物産展などが開催され多様な世代が集う地域の交流拠点に生まれ変わらせてまいります。その際、民間の投資や知恵を呼び込み魅力を高める方針で取り組んでいきたいと思います。自治体や地元企業を巻き込んだ地域ぐるみの取組を後押しします。そのため法律、予算や税制を総動員し、こうした拠点を2025年までに20か所整備します」とスタジアム・アリーナ整備に関係する法整備について言及していました。

 

そして今年度の国会で法案が無事に通り「観光・スポーツ・文化・まちづくり関連」も支援対象になり、そして法改正以降第一陣の亀岡市の基本計画が国から支援を受けることになったのです。わーい。

http://www.meti.go.jp/press/2017/09/20170929001/20170929001-3.pdf

 

 

で、この地域未来投資促進法の存在や可決自体はスタジアム問題やスポーツビジネスに明るい人なら認知していた事でしょうが、いち早く認知していた方も、「いったいどのようにスタジアム・アリーナ改革へ支援が行われるのか?」がいまいち掴み切れなかったのではないでしょうか?

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(一応ミクスタのIoT化とゴールデンキングスの新アリーナに関連した話がスポーツ未来開拓会議に出てたりはしたのですが、法改正は今年の話だったので支援の形もあまり見えず)

 

ですが今回、第1例目となる亀岡市の計画が選ばれた事でその一端が見えてきました。

 

 

 

亀岡市の掲げるスタジアムを活用したまちづくり

亀岡市が国に提出し、支援の同意を得られた基本計画がこれです。

http://www.meti.go.jp/policy/sme_chiiki/miraitoushi/kihonkeikaku/kyotofu-kameokashi.pdf

 

全部解説するのは骨が折れるので5点のみピックアップ。

 

 

①対象地

絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に規定する生息地等保護区、及び京都府絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例に規定する生息地等保全地区は、本促進区域には存在しない

国の定めたガイドラインに抵触しないほか、保津川公園やスタジアム予定地を含む駅北開発地区が直接的なアユモドキ生息地ではない事を改めて国が示した形になります。

 

②目指すべき将来像

促進区域の中でも、特に図1に示した「亀岡駅土地区画整理事業」エリア、「京都・亀岡保津川公園」エリア、桂川改修で生じた高水敷等の「保津川かわまちづくり計画」エリア等において、これらのエリアの地域特性が最大限発揮されるよう基盤づくりを進める。まず、土地区画整理事業地内の京都スタジアムにおいては、国際試合や日本プロサッカーリーグ等によるスポーツ興行の開催や年間を通じた多様なイベントの開催による交流人口の拡大に取り組み、さらに、複合機能化したスタジアムと土地区画整理事業地に誘致される商業施設との連携や双方向の多元的な利用を図っていく

また、新しいまちの機能を高度化するためICT化に取り組み、それにより得られたビッグデータを公開し、そのデータを活用した新たな観光ビジネス等の創出で好循環を目指す

 スタジアムを核に街づくりを行い、その中でICT化を進める事でスマートシティ・スマートスタジアム化を図っていくという所でしょう。(後ほど詳細が出てくるのでここでは短めに)

 

 ③支援の形態

「(駅北地区に誘致するホテルや商業施設の為)不動産取得税、固定資産税の減免措置の創設

「地方創生推進交付金を活用した桂川沿岸の整備やアユモドキ生息環境の保全」「スタジアムや土地区画整理事業地等の機能高度化を図るために情報通信技術を活用し、スマートシティ・コンパクトシティを目指すまちづくりを進めるとともに、森の京都地域や京都市内観光のゲートウェイ機能を強化する取り組みも併せて推進し、促進区域全体で持続的な民間ビジネスが展開・創出される基盤づくりを実施する

京都スタジアム来場者や観光客の消費行動、嵯峨野観光鉄道トロッコ列車保津川下りを訪れる観光客の行動パターン、土地区画整理事業地でのスマートなまちづくりにより得られる様々な情報(ビックデータ)について、インターネットなど、民間企業が利用しやすい環境のもと公開を進める

事業者からの事業環境整備の提案への対応

 という事で、サンガ的にはビッグデータを活用してスタジアム来場者の行動を認知・分析できるのが一番大きそう。指定管理を取れた時のビジネスにも活かせるでしょうから。

IoT化・ICT化とスタジアム運営の関係については、1つは海外のスマートスタジアム事例国内のスマートスタジアム事例。書籍の「プロスポーツビジネス 私たちの成功事例」の元SAPジャパン馬場さんのお話なんかを見てもらうと活用のイメージがつくかと思います。IT技術関連は全くわからないので、馬場さんの逆CRM的お話は非常にインパクトがありました

プロスポーツビジネス 私たちの成功事例

プロスポーツビジネス 私たちの成功事例

 

 

それから亀岡だけでなく、トロッコ列車保津川下りの関係性から嵐山一帯なんかともデータの活用などで組めると良いのですが

http://www.soumu.go.jp/main_content/000493128.pdf

 

④地域経済牽引支援機関が行う支援の事業の内容及び実施方法

地域一体となった地域経済牽引事業の促進に当たっては、京都府が設置する公益財団法人京都産業 21、亀岡商工会議所、地域大学としての京都学園大学、地元金融機関である京都銀行等、情報通信技術(ICT)を最大限活用してスマートシティづくりを目的とする連携・協力協定を締結しているシスコシステムズ合同会社など、地域等に存在する支援機関が相互に連携し、その支援の効果を最大限発揮する必要がある。このため、京都府及び亀岡市では、平成30年度を目途に、これらの支援機関の大多数を含んだ連携支援計画の作成を進めることを目標として、関係支援機関の理解醸成に努める

行政(国)ではなく民間なりの機関とやっていく内容ですね。シスコは市立吹田のサイネージでPanasonicと一緒にやってる企業です。ただ、ここで頭が痛いのが、Jリーグがスマートスタジアム事業で手を組んでいるのがNTTグループ。サンガのスポンサーがKDDI。という事でこのあたりの調整をどうするのか?

個人的にはできるだけスポンサー企業をはじめとする京都企業に参加してもらいたいですし、J1ではないですがスマートスタジアム化をなんとかお願いしたいところ。

 

PDCA体制

毎年5月に有識者会議(地域経済牽引事業促進協議会(仮称))を開催し、基本計画や承認された地域経済牽引事業計画に関するレビューを実施し、効果の検証を行い、その結果及び基本計画や京都府及び亀岡市が実施する事業の見直し等の対応について府や市のホームページ等で公表

戦略・ビジョンに対する実行度や達成度をしっかり精査していく体制づくり。

スタジアムは建ててからが本番です。(広義の)プロフィットセンターとなれるように、施設単体では赤字でも税収や経済効果で利益・公益を生む。あるいは建てたあとも施設の改善・拡充、サービスの通じて単体で収益を生む。ホームタウンの為に、後進の為に、なにより私達市民の為に、こうしたマネジメントは大事です。

 

 

 

●今後のモデルケースに

という事で、(繰り返しになりますが)京都スタジアム(仮)を核とした亀岡市の当計画が地域未来投資促進法を活用したスタジアム計画支援の第一例目になる訳ですが、一言で言えば「スタジアム計画成功およびスタジアムを核としたまちづくり成功の為の支援体制づくり」ですね。

今後のケースでもこのような活用例が主流になる可能性は高いと思います。

 

社会資本整備総合交付金などのようなスタジアム本体建設の為の財源の柱となるような補助金や資金調達方法も欲しいところですが、スタジアム整備は周辺の都市開発と連携しなければ成功できない難しい事業。

その点、今回の亀岡市の基本計画は昨年公表されたスタジアム・アリーナ改革指針の内容に則り、現在不足しているハード・ソフトを整備するような内容。スタジアム本体はもちろん、京都サンガの経営的にも効果をもたらしそうで、(府民そしてサポーターとして)非常に期待の持てる計画です。

スタジアム・アリーナ改革指針の公表について:スポーツ庁

 

また、スタジアム用地の買収などで財政的に支出額の大きくなった亀岡市にとっては、保全努力義務を果たさなければならない中において補助金を得たり、ソーシャルビジネス的なやり方でアユモドキを保全できるのも大きいのではないでしょうか。

亀岡市の掲げる「スタジアム計画と絡めた攻めの保全」に一致するものであり、アユモドキの持続的な保全も京都スタジアム(仮)計画の成否基準の1つと言えますので、こうしたエリアマネジメントも非常に重要です。

 

 

スタジアムと使用するスポーツクラブが持っているハブ機能を働かせて、顧客満足度を総合的に高める事がスタジアム計画成功へのカギ。

今回、ICT化やビッグデータの活用といった一歩進んだ話も出てきた事で、ますます新スタジアムが楽しみになってきました。

 

 

 

 

※なお、札幌市・大阪市大分市の計画において、亀岡市ほどではないもののスポーツチームの活用・スタジアムの活用について明記されています。札幌、セレッソ、大分サポーターの皆さんも軽く目を通してみては

同意基本計画一覧(METI/経済産業省)

 

京都サンガと世代別日本代表の世界大会+α

 

U17W杯が今週末開幕という事で簡単なメモ。

FIFA U-17 ワールドカップインド2017 | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

 

 

京都サンガの選手として世界大会に出場した選手は過去に10名。

福岡と上月が11人目・12人目。

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アカデミー出身者という観点で見ると7人目・8人目になる。

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なお、W杯日本代表にサンガ所属で選出された選手は未だ0である。

 

 

ちなみに、世代別代表とは全く関係ないがACLに出場したアカデミー出身者だとこうなる

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西京極陸上競技場に京都スタジアムを重ねてみた

 

今回は雑なお遊びです。

 

 

突然ですが、「吹田スタジアム最後列が日産スタジアム最前列内に収まるwww」みたいな画像を見た事ある方は多いのではないだろうか?

 

これのこと。(でかい)

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まあ実際にはここまですっぽりとは入らなさそうなのですが。190mと200mではね。

http://www.jssc-test.net/symposium/pdf/fy2016gyouseki4.pdf

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さてここからが本題。

この比較画像でコンパクトさを強調されている4万人収容の吹田と異なり、京都サンガの新本拠地となる京都スタジアム(仮)は収容2万1500人で大きさは180m×143m(公式にわかる範囲内)である。

https://gprime-ebid.jp/26000/CALS/PPI_P/DownLoad/20170814541782017081415104107%20sekkeizu.pdf

 

という事は、日産スタジアムなら縦は問題なく入る大きさ。ただ、"横酷"と比べても実感が沸かないので西京極と比べて見てみよう!というのが今回のお遊びである。

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ちなみにGoogle先生の精度はハーフウェイライン68mをこのように測れる優れもの。

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では実際に測ってみる。

まず南に90m。

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北に90m。わかっていた事だが南北のサイドスタンドに関しては陸上トラック内にすっぽり収まるようだ。

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次いで横幅143m。

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で、この基準点に合わせてスタジアムを置くと…こうなる。(正確無比ではないよ。念の為)

フットボールスタジアムのコンパクトさを改めて感じる結果となった。今回はこれだけ。

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おまけ

真円状のエディオンスタジアム広島なら「ベストアメニティスタジアムぐらいでも入るかも…」と思ってやってみた結果。鳥栖スタジアムは縦約190×横約125である(1996年発行"日本のサッカースタジアム-今日そして明日-"によると189.7×126.5)

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1394685708434/index.html

 

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鹿児島サッカースタジアム問題 経緯まとめ

 

 

現在計画が進められている鹿児島サッカースタジアムについて、その歴史を紐解くと共に今後の経過を見守る為のまとめ。

なおネット上で調べられる情報をまとめただけなので、鹿児島在住の方がより深く掘ってwikiにでもまとめてくれるとありがたい。

 

 

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引用元:鹿児島ユナイテッドFCホームゲーム!6/26 17時キックオフ!: アラサー女子が鹿児島の魅力を伝えるブログ

 

 

 

●1.5万人~3万人収容専用球技場整備計画

1990年2月26日

県が「国際的スポーツイベントの開催が可能なスポーツ中核施設の整備」の記述を含む計画素案(都市計画?)を公表

1992年7月 2002年サッカーW杯開催都市立候補断念

1993年7月頃

鹿児島市が計画している『ふれあいスポーツ』の場所が確定し、サッカー場を"大手ゼネコンF工業"と"N株式会社"が整備するという情報が一部で流れる?(※94年3月7日鹿児島市議会より)

1994年1月24日

鹿児島市が中山地区にJリーグ開催可能な専用球技場整備を発表

1994年3月7日 鹿児島市平成6年第1回定例会

平山たかし議員「ふれあいスポーツランドの建設については、昨年七月、中山町に既に決定をし、土地買収と造成は鹿児島市在住のI氏とNセンターが、大手ゼネコンのF工業とN株式会社がサッカー場などの上物をつくるという情報が入り、その後も土地売り渡し承諾書の存在、開発に関する同意書の徴収、既に関係業者の間ではサッカー場などの図面もでき上がっているというように、まさに黒い霧の中で何かがうごめいている状況が続いております。このような中で、市当局は一月二十四日に中山町にJリーグ開催可能のサッカー場をつくることを発表しました

鹿児島市企画部長「昨年の十一月二日付で開発業者から内容証明郵便が出されましたので、十一月二十五日付で次のように回答してございます。回答内容といたしましては、本市としては、専用球技場を中心とするふれあいスポーツランド建設事業を計画しているところであるが、現在、適地の選定を各面から検討している段階である。この種の事業を進めるに当たっては、土地は地権者から市が直接買うこと、造成も市が直接行うこと、施設の建設も市が直接行うこととしている。したがって、ふれあいスポーツランド建設についてもこの原則を踏まえ進めてまいりたいということで回答をいたしてございます。次に、計画の図面と業者の図面が一致しているということでございますが、市の計画と開発業者の計画とは全く別のもので、関係はございません。また、市の情報は一切漏れていないと考えております。

93~94年時点では県・市・民間の3つの専用球技場計画が存在していた事に

1994年3月10日 鹿児島県議会平成6年第1回定例会

県知事「スポーツ中核施設につきましては、これまで他県の事例調査とか適地調査を実施するなどいろいろと検討を進めてきたわけでございます。その過程で、今もお示しがございましたように、鹿児島市においても専用球技場などを建設したいという意向を示されたわけでございますので、同じようなものを二重に建設するのはどうかというようなことで、市との調整を図る必要性から、市の動向を見守っていたために予定どおりの建設地の決定ができなかったわけでございます。鹿児島市の計画につきましては、いろいろ検討されておるようでございますが、まだ決定には至っていないということでございまして、公式な話もございませんし、詳しい内容については私も承知をしておりません

1994年3月11日 鹿児島県議会平成6年第1回定例会

県知事「市の考え方を把握した上で最も合理的な進め方をしたいと、そういうことで、いましばらくお待ちを願いたいと、こういうことを申し上げておるのでございまして、気持ちの上では、もう熟しておるわけでございます、私の方も。いかに具体的に進めるかというところで、もう具体的な問題として今調整に入っておると、そういう気持ちをひとつ御理解を願いたいと思うのでございます

この時点ではまだ県と市にそれぞれ専用球技場整備構想があり、県と市が調整中

1994年6月22日 鹿児島市

市が鹿児島市中山町の土地を2万人~3万人規模の専用球技場を含む『ふれあいスポーツランド』の計画地と発表

 

同日 平成6年鹿児島市議会第2回定例会

平山たかし議員「経過を見てみますと、鹿児島市が候補地を発表する前に不動産業者が動き、土地の買収はこの業者、土地造成はあの業者、上物を建設をするのはゼネコンのF工業、その間の資金を出すのはこの金融機関、こういうような話し合いが持たれ、しかもその話し合いは、関係する地域の住民多数を集めての説明会へと広がってまいりました。そのうちに、サッカー場の工事はF工業とフリューゲルスと関係のあるS工業が共同で行うと、こういうような情報まで飛び交うようになりました。そして現実に、不動産業者などが土地所有者から土地売渡承諾書をとったり、スポーツランド開発に関する同意書を集めたりして、鹿児島市にこの件に関する一連の権利を認めるよう申し入れを行うという事態にまで進んでまいりました。このような問題点を含んだまま建設計画が進むのを、私ども認めるわけにいかないのであります。

真偽はともかく佐藤工業の名前が登場。(一方のF工業、フジタならベルマーレの名が出てくるはずだが…フジタは当時平塚や等々力などのグラウンドを施工)

1994年6月27日 平成6年鹿児島県議会第2回定例会

知事「鹿児島市においてもふれあいスポーツランドに専用球技場を建設したいという意向が示されておりましたので、同じような施設を二重に建設するのもどうかということもございまして、市と調整を行って建設の方向を決めたい、そういうことで今日まで市の動向を見守ってきたわけでございます。私どもが思っていた市の意向よりも早く決定がされたような感じがいたしました。まあそれは大変結構なことであったわけでございますが、今後市の用地確保のめどがつき次第、かねて申し上げておりますスポーツ中核施設の建設について具体的な調整をし、そして具体的な進め方を考えていきたい

県と市の計画が一本化し、協調して鹿児島市中山町の『ふれあいスポーツランド』に整備する流れへ

1994年9月20日 平成6年鹿児島市議会第3回定例会

市長「また国際試合やJリーグの試合が開催可能な本格的専用球技場を建設したいと考えまして、その建設に向けて取り組みを進めておるところでございます。一方また県におきましても国際的スポーツイベントの開催が可能な多目的球技施設の建設を計画をされておることは御案内のとおりでございます。県とされましては、鹿児島市が専用球技場をつくるとすれば同じような施設を二重に建設するのはいかがなものかということで、建設場所等を調整をして一緒になって進めたいと、こういう意向を持っておられます。私といたしましても、これは一つの方法であり今後県とも十分な調整を図りながら進めてまいりたいと考えております。正式には用地確保のめどがついた段階で具体的な協議を進めていくことになろうかと思います。なお、土地代などの取り扱いについても今後これを具体的に詰めていかなければならない課題であると、このように認識をいたしております。

市長「ふれあいスポーツランドに建設をするサッカー場は、市民のサッカーへの関心の高さを背景に市民レベルでの試合を中心にJリーグや国際試合にも対応できるものにしたいと考えております。建設省が示しました基準の中でA二にランクされておるものが収容能力一万五千人から三万人で、配置の考え方として都道府県ごとにおおむね一カ所程度ということでございますので、これが一つの目安になるのではないかと、そういう気持ちを持っております

1995年3月8日 平成7年鹿児島市議会第1回定例会

平山議員「専用球技場の基本計画は県がつくり建設も県が行うということでありますが、他の都市を調査をしての問題点は、その専用球技場の管理運営はどこが行うかという問題であります。そのことについて整理はできたのか

1995年9月27日 平成7年鹿児島県議会第3回定例会

知事「多目的球技施設につきましては、お示しのように、鹿児島市が整備するふれあいスポーツランド予定地内に県が建設をするということにしておりまして、鹿児島市ともいろいろ話をしております。現在鹿児島市におきまして、県や学識経験者等で構成する、県も入ってという意味でございます、基本構想等検討委員会を設置をして、ふれあいスポーツランド全体の基本構想策定作業を進めておられるわけであります。ただ、今も申し上げましたように、県も参加しておりますので、その中でいろいろ意見を申し上げながら、そしてまた買収がこれからであるもんですから、具体的なことはなかなかまだ決め切らないわけでありますけれども、そういう、そこでできた基本構想を踏まえて、できれば本年度内に基本計画を県として策定をしたいと、こういうふうに思っております。この施設は、かねて申し上げておりますように、三万人程度の収容規模を有するものと考えておるわけでございますが、施設内容につきましては、今後、関係団体等の意見を幅広くお聞きしながら、国際試合も十分開催できる立派な施設にしたいと考えております

1996年3月7日 平成8年鹿児島県議会第1回定例会

さらにサッカー等の専用球技場を整備することなどによりまして、このチームを支援してまいりたいと考えております。
 次に、スポーツ中核施設の整備につきましては、多目的球技施設の整備に現在取り組んでおりまして、鹿児島市の用地取得等の状況にもよりますが、現在のところは、平成十二年度には完成させたいと考えております。

県と市が協力して鹿児島市中山町のふれあいスポーツランドに専用球技場を整備する流れが確立済

※=ヴォルカ鹿児島

1996年10月07日 平成8年鹿児島県議会 文教商工労働委員会

国際的なスポーツイベントも開催可能なスポーツ中核施設として検討を進めてまいりました多目的球技施設につきましては、先般、約三万人の収容能力を有し、屋根付きのメインスタンドとバックスタンド、映像も可能な大型電光掲示盤、競技や運営のための諸室を備えましたメインスタジアムを整備いたしますとともに、スタジアム内に本県スポーツ史の資料等を展示するスポーツミュージアムを設けることなどを内容といたしました基本計画を策定したところでございます。本年度は、この基本計画を踏まえまして基本設計を行う」

2001年12月10日 平成13年鹿児島県議会第4回定例会(県知事発言)

県政の懸案事項であります多目的球技施設につきましては、これまで長年検討をいたしてまいりましたけれども、過去におきます観客動員数、これに要するスタジアム建設に要する経費並びに財政の極めて厳しい環境、こういうことを総合的に考えまして、九月十八日の県議会の財政改革プログラム骨子における多目的球技施設の取り扱いにつきましては、代表質問に対しまして「凍結せざるを得ないと判断している」と申し上げたところであります

※その後、「スポーツをする」事を主目的とした収容人数1000人規模の県立サッカー・ラグビー場を建設(ベンチシート720人・芝生席2300人)

 

 

 

鹿児島ユナイテッドの本拠地となる専用球技場計画経緯

2013年

ヴォルカ鹿児島FC KAGOSHIMAの統合が決定。「FC KAGOSHIMAが統合して名前を変えた」事になっているので、以前の専用球技場計画とも一応絡みのあったヴォルカはここで歴史に幕を下ろすことに

2014年

鹿児島ユナイテッドJFLに参戦

2015年3月10日 平成27年鹿児島市議会第1回定例会(副市長発言)

ホームスタジアムにつきましては、当面、J3に向け、県において対応されるものと考えております

現在、サッカー専用スタジアムの整備計画等はないところでございます

2015年11月17日

Jリーグ理事会にて鹿児島ユナイテッドのJ入会が認められる

2015年12月7日 平成27年度鹿児島県議会第4回定例会

今年度は、クラブを初め、鹿児島市や県サッカー協会等とともに実行委員会を設置し

2015年12月9日 平成27年鹿児島市議会第4回定例会 (森市長発言)

J2以上に対応するスタジアムの整備につきましては、さまざまな課題がございますが、本市としても県などと連携しながら今後検討してまいりたいと考えております

2016年3月1日 平成28年鹿児島市議会第1回定例会

井上剛議員が鹿児島中央駅西口の県工業試験場跡地および民間所有地も含む市の公園用地全体をスタジアム建設候補地としてどうか見解を質問

2016年6月10日 平成28年度鹿児島県議会第2回定例会

スタジアムに関して市と協議しておらず、市から打診もないと発言

2016年6月22日 平成28年鹿児島市議会第2回定例会

田中良一議員が鹿児島駅中央駅西口一帯の土地についてスタジアム候補地としての見解を質問

市観光交流局長「今後、県や関係団体等と連携して場所等も含め各面から検討してまいりたいと考えております

2016年7月10日 鹿児島県知事選挙

三反園氏がサッカースタジアムや3万人規模ドーム球場の整備を公約に掲げ当選

2016年8月18日 県市意見交換会

サッカースタジアム整備にむけて県と市で協調していく事を確認

2016年9月28日

鹿児島ユナイテッドの申請したJ2クラブライセンスがスタジアム要件で不交付になり、この時点でJ2昇格が潰える。なおJ3ライセンスは取得

2016年10月16日

鹿児島ユナイテッドFCサポコミュニティが鹿児島に「新」スタジアム整備を要望する署名の募集開始

2016年10月28日

鹿児島市が県有地であるドルフィンポートへのスタジアム整備を検討していると報道

2016年11月27日 鹿児島市長選挙

現職の森博幸氏がサッカースタジアム整備を公約に掲げ再選

2016年12月16日

署名73863名分を森市長・三反園知事両名に提出

鹿児島に「新」スタジアム整備を要望する署名提出について » 鹿児島ユナイテッドFC オフィシャルサイト

2016年12月19日 県市意見交換会

三反園知事と森市長がスタジアムに関する協議会立ち上げで同意

平成28年12月27日(火曜日)市長定例記者会見|鹿児島市

 

同日 知事定例記者会見

「ただ、私といたしましては、ドルフィンポートの所は桜島を見る一番景観としては良い所かなと思っておりますし、仮にサッカー場を造った時に、何かあった時の避難施設になり得るかなと思っておりますので、場所的にはなかなか適さないのではないかなと私は思っております」

鹿児島県/平成28年12月19日定例知事記者会見

2017年3月27日 第1回サッカー等スタジアム整備検討委員会

H29年度内中に意見を取りまとめ、森市長に提言する事に

サッカーJ3・鹿児島ユナイテッドFCのホームとなる新スタジアム建設の検討協議会が27日、鹿児島市で初会合を開いた。

協議会の井上佳朗会長(鹿児島大特任教授)や、県サッカー協会の関係者ら11人が出席。現在、ホームスタジアムとして使われている鴨池陸上競技場が、鹿児島国体に向けた改修工事後もJ2ライセンスを満たさないことや、Jリーグの試合以外の使用状況などを確認した。

協議会は5月中旬、熊本市でJ1ライセンスを満たすロアッソ熊本(J2)のホームスタジアムを視察し、6月下旬に2回目の会合を開く予定。

2017年5月15日 サッカー等スタジアム整備検討委員会

2回目の会合を前にミクニワールド北九州スタジアムえがお健康スタジアムを視察

2017年6月27日 第2回サッカー等スタジアム整備検討委員会

新設のサッカースタジアム(=陸上機能を有しないスタジアム)の整備の必要があると意見が一致。

サッカーJ3・鹿児島ユナイテッドFCのホームとなる新スタジアム建設について話し合う第2回検討協議会(会長=井上佳朗・鹿児島大特任教授)が27日、鹿児島市役所で開かれ、専用スタジアムを新設することで一致した。今後、立地条件や施設概要などについて協議する。 この日はJリーグのスタジアム関連の担当者も出席し、国内外の状況を紹介。海外ではホテルや高齢者住宅、商業施設を併設し、スポーツ以外にも活用している例などを示した。ユナイテッドの徳重剛代表も出席し、J1昇格までのクラブライセンスの取得条件を説明。現在の県立鴨池陸上競技場の客席にはほとんど屋根がなく、3分の1以上に屋根があるという条件を満たさないことや、競技場の改修と新設は費用が同じ程度になることを示し、「経済効果も考えると、まちなかでの新設がクラブの意見」と述べた。

委員からは「試合と競合して陸上競技に使えない」という指摘のほか、「試合がない日をどうするかが課題」「まだまだ市民の支持が必要」などの意見が出たが、現在の競技場の改修を望む意見は出なかった。終了後、井上会長は「専用スタジアムの建設に異論は出なかった。市民の理解を得られるだけの建設理由が必要になる」と語った。

2017年6月29日 鹿児島県議会

ドルフィンポートを含む本港区活用調査についてスポーツ施設は検討対象としないと土木部長が発言

鹿児島本港区活用で答弁 スポーツ施設整備は検討せず

鹿児島市のドルフィンポートを含む鹿児島本港区エリアの活用に向けた調査を巡り、県は28日、サッカースタジアムなどのスポーツ施設の整備は検討対象としない考えを示した。

 

 同日の県議会一般質問で、宝来良治議員(自民)の質問に渡辺茂・土木部長が答弁した。県は来年2月をめどに複数の施設配置イメージを作成し、2018年度にグランドデザインを描く予定。

鹿児島市のドルフィンポートを含む鹿児島本港区エリアの活用に向けた調査を巡り、県は28日、サッカースタジアムなどのスポーツ施設の整備は検討対象としない考えを示した。

 

 同日の県議会一般質問で、宝来良治議員(自民)の質問に渡辺茂・土木部長が答弁した。県は来年2月をめどに複数の施設配置イメージを作成し、2018年度にグランドデザインを描く予定。

鹿児島市のドルフィンポートを含む鹿児島本港区エリアの活用に向けた調査を巡り、県は28日、サッカースタジアムなどのスポーツ施設の整備は検討対象としない考えを示した。

 

 同日の県議会一般質問で、宝来良治議員(自民)の質問に渡辺茂・土木部長が答弁した。県は来年2月をめどに複数の施設配置イメージを作成し、2018年度にグランドデザインを描く予定。

鹿児島市のドルフィンポートを含む鹿児島本港区エリアの活用に向けた調査を巡り、県は28日、サッカースタジアムなどのスポーツ施設の整備は検討対象としない考えを示した。

 

 同日の県議会一般質問で、宝来良治議員(自民)の質問に渡辺茂・土木部長が答弁した。県は来年2月をめどに複数の施設配置イメージを作成し、2018年度にグランドデザインを描く予定

鹿児島市のドルフィンポートを含む鹿児島本港区エリアの活用に向けた調査を巡り、県は28日、サッカースタジアムなどのスポーツ施設の整備は検討対象としない考えを示した。

 

 同日の県議会一般質問で、宝来良治議員(自民)の質問に渡辺茂・土木部長が答弁した。県は来年2月をめどに複数の施設配置イメージを作成し、2018年度にグランドデザインを描く予定。

鹿児島市のドルフィンポートを含む鹿児島本港区エリアの活用に向けた調査を巡り、県は28日、サッカースタジアムなどのスポーツ施設の整備は検討対象としない考えを示した。

https://mainichi.jp/articles/20170629/ddl/k46/010/292000c

2017年8月4日 市長定例記者会見

「サッカースタジアムについては、鹿児島市としては、28年度末に協議会を立ち上げて、今2回ほど協議をしていまして、具体的に言いますと、今度8月に幹事会まで開いて、最終的には協議会を開くというように、鹿児島市としては進んでいますが、県としては、まだ策定委員会の中で体育館を主にということで、なかなか取り組みの温度差があるように感じます」

平成29年8月4日(金曜日)市長定例記者会見|鹿児島市

2017年8月25日 第3回サッカー等スタジアム整備検討委員会

新しいサッカースタジアムについて話し合う協議会が25日、鹿児島市で開かれ、立地は「都心部」がふさわしいとまとまった。どんな場所が最適か話し合う前に県の担当者が「ドルフィンポートは考えていない」と発言し委員からは戸惑いの声もあがった。協議会は鹿児島市や県の担当者などが出席しサッカースタジアムの立地については議論した。県企画部の木場信人次長が「所有者の県としてはドルフィンポート敷地についてはサッカースタジアムの立地は考えていない」と発言。どんな場所が最適か話し合う前に飛び出した発言に委員からは「違和感がある」といった声も上がった。結局、集客性、収益性の面で「都心部」に作ることが望ましいとの結論に至った。協議会後、取材に対し木場次長は「今後、議論が無駄になる可能性がある。そういうことがないよう改めて県としての考えを表明した」と話した。次回は10月下旬に開かれる予定。

サッカースタジアム協議会「都心部が最適」 | NNNニュース

 

鹿児島市のサッカースタジアム整備について話し合う「サッカー等スタジアム整備検討協議会」の第3回会合が25日、鹿児島市役所であった。利便性の高さや地域経済の活性化が見込めるなどとして「中心市街地などを含む都心部での立地が望ましい」との意見をまとめた。委員長の井上佳朗・鹿児島大学特任教授は「稼働率を高めてランニングコストを抑え、収益性と公益性を兼ねた施設を目指したい」と話した。 このほか会合では、市が各種スポーツイベントやコンサートなど多目的に利用できる仕様を提案。これに対し、委員から「プロスポーツを最優先した営利目的の施設と定義づける必要がある」などの意見が出た。(毎日新聞地方版8月26日)

鹿児島市のサッカースタジアム整備について話し合う「サッカー等スタジアム整備検討協議会」の第3回会合が25日、鹿児島市役所であった。利便性の高さや地域経済の活性化が見込めるなどとして「中心市街地などを含む都心部での立地が望ましい」との意見をまとめた。

 

 委員長の井上佳朗・鹿児島大学特任教授は「稼働率を高めてランニングコストを抑え、収益性と公益性を兼ねた施設を目指したい」と話した。

 このほか会合では、市が各種スポーツイベントやコンサートなど多目的に利用できる仕様を提案。これに対し、委員から「プロスポーツを最優先した営利目的の施設と定義づける必要がある」などの意見が出た。

https://mainichi.jp/articles/20170826/ddl/k46/010/250000c

 

 

 

 

 

※資料

サッカースタジアムに関する議事録 - 鹿児島県議会議員しもづる隆央「ツルのヒトコエ」

 

 

京都スタジアム(仮)でのサンガの応援について

 

 

という事でようやくクラブ側が話をする事になったわけですが、目先の昇格如何以外にも喫緊の課題がたくさんあります。たくさんです。

その中の1つが、設計図が公開されるなど徐々に全容が明らかになってきた新スタジアム 京都スタジアム(仮)での応援です。

https://www.city.kameoka.kyoto.jp/suisin/kurashi/kyoiku/leisure/sports-jigyo/documents/setsumeikai.pdf

https://gprime-ebid.jp/26000/CALS/PPI_P/DownLoad/20170814541782017081415104107%20sekkeizu.pdf

 

 

 

現状のサンガの応援

西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(←は?)を本拠地として使用する京都サンガは、2011年より北スタンドをサンガサポーター席、南スタンドの一部をアウェイ側のサポーター席としてチケットを販売しています。

その為、北サイドスタンド席3284席が京都サポーターが立見可能な席で、実質的にはFの前方ブロックを中心にF後方・I・H・G・E・Dが90分間立って応援するサポーターのエリアとなっています。

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南スタンドがサンガサポーター席だった頃の京都ゴール裏と北スタンドがこう


 


 

 

 

現状、サンガの試合では試合前のバックスタンドやメインスタンドを巻き込んだ応援が一番エンタメ性のある時間帯となっており、

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また試合後についても全くクラブ側が調整する気もないのでサポーター主導でなんとか盛り上げるしかないのが現状。


  

ということで、サンガの試合を観戦して「楽しかった!」と思わせる為にも我々サポーターがなんとかする事が必要不可欠なのですが…

 

現在公開されている資料によると新スタジアムは2層目が1層目に乗り出すような形で設計されており、2層目から1層目が見えない可能性が考えられます。(弧を描いている部分は下層が見えますが)

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2層構造ではない西京極から移転する訳ですから元々ゴール裏の応援スタイルも必然的に変化せざるを得なかったとは思いますが、2層目から1層目が見えないとなると試合前後そして何より試合中の応援により工夫を要することとなるでしょう。

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設計図を見た限り、サイドスタンド1層目全長=17m:2層目全長約15m。うち2層目の先端約5mが1層目に被っていると推測されます。(設計図3階平面図より)

 

 

 

他のスタジアムではどうなのか

京都スタジアム(仮)同様に2層目が1層目に乗り出しているスタジアムは国外では主流ではなく、南長野・吹田・北九州と最近国内で開業したスタジアムに多い形です。

南長野(バック・メイン/2層目12.8m)

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北九州(1層目14m:2層目18m+被り部分)

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国外だとボルドーの新スタジアムなど。HPの充実っぷりにスタジアム文化を感じます

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同じ2層式でもフクダ電子アリーナのような2層目が1層目に乗り出していないスタジアムでは2層が一体となった応援が容易です。

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一方、北九州スタジアムでは2層目から1層目を視野に入れながら応援をするのは困難です。

 

もし北九州スタジアムと同様に2層目から1層目を視野に入れる事ができないとなると、「リード役を二層目にも設ける」「試合前の京都サンガコールおよびアンセム斉唱はスタジアムDJが誘導する」「現在と変わらずサポーターが主導して盛り上げる」等いくつものパターンが考えられます。

またそもそも、2層目を立ち見可能な席として販売するかどうかわかりません。

 今井社長すっ飛ばされ以降は新スタジアムについての言及を避けられてきましたが、クラブとサポーターが共に新スタジアムでの応援を考え、逆算して仕掛けていく時期に入ってきたと思います。そろそろ話してくれないと困ります。

 

なお、2層目から見て1層目(の前方部分)が視野に入らないのかどうかは以下の文面で府に問い合わせ中です。

京都スタジアム(仮)の設備・運営についてです。

Jリーグなどのスポーツをスタジアム・アリーナで観戦する場合、選手達のプレーや場外イベントだけではなく、歌や手拍子といった熱心なファンの応援行為も経験価値を高めるコンテンツとなっています。
私も応援行為を通じて"おらが街のチーム"と"おらが街"への愛着をより強く持つようになり、大学卒業後も京都の街に残ることを決めました。
亀岡駅前に着工が予定されている京都スタジアム(仮)は、客席とピッチとの距離が近くなり臨場感が高まるほか、スタジアム全面に屋根が設置されるなど、サッカーやラグビーなどの競技を『する・見る・支える』為の条件が整った器で、応援の盛り上がりとそれを通じた地域への波及効果も今より更に増す事が期待できます。

一方で、スタンドが全て2層の構造となっており、公開されているスタジアム関連資料からは1層目と2層目とで完全に分断されているように見受けられます。 Jリーグではサイドスタンドの最下層が応援の中心部となる事が多く、そのエリアを発端とする応援で『肌でしか感じ得ない興奮や一体感』が醸造されています。その為、応援という観点から見ると「応援を主導する1層目の客席前列部分が2層目から視野に入るかどうか?」は非常に重要なポイントと言えます。
仮に視野に入らない場合は、1~2層目が連動して応援できるようする仕組みの構築などの準備が必要となってきます。


そこで2点の質問と1点のお願いです。
【質問】
1.京都スタジアム(仮)は全スタンドが2層からなる構造ですが、観戦時に上層から下層の前列部分は視野に入るのでしょうか?
2.京都サンガF.C.など、主たる使用予定団体と設備などについての情報交換は定期的に行われているのでしょうか?

【お願い】
1.附帯機能を除いたスタジアム本体の最大の収益源は計画策定段階からJリーグ公式戦となっており、またJリーグ公式戦を盛り上げるには入念なオペレーション・シミュレーションが必要です。京都スタジアムを核とした街づくり・府の活性化が図られるよう、積極的な情報公開や専門家だけでなく府民も交えたミーティングの開催など、「府民や入居予定企業またスポーツ団体等様々なステークホルダーとの双方向かつオープンな情報交換の実施」を検討していただきたいです。よろしくお願いします。

 

 

 

いまできること

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クラブに呼びかけると同時に、今のうちから一人ひとりができる事をやっていく事も重要です。応援の中心となる北サイドスタンド2450席が盛り上がるように、今の西京極のゴール裏を質と量共にもっともっと上げなければなりません。

質に関しては「頭の上での手拍子の徹底」「声量を上げる」「『手拍子or跳ぶ』をはっきりさせる」「ヤジを言うエネルギーを応援に消費する」等々、量に関してはゴール裏の人口と立って応援する人口を増やす事が必要だと思います。

 

いま、ゴール裏に居るけどあまり歌ってないって人がもう少し歌うだけ声量は間違いなく変わります。(試合がアレなのも影響してるとは思いますが)チャンス時とゴール後は大きな声量が出るだけで、それ以外は人数の割に寂しいじゃないですか。

私は「90分間皆が戦うゴール裏がいい!」なんて思いません。応援を盾に暴れたいだけの人は他所のもっと過激な所にいけばいいじゃないですか(※今の京都にそういう人は居ませんよ)。理想のゴール裏は「老若男女誰もが終始京都の応援を楽しめる場所」です。だからこそもっと活気が欲しい。自然と高揚してしまう雰囲気が欲しい。

苦しい試合展開の時にヴォリュームが落ちる。皆が皆飛び跳ねてもない。人間だから仕方ないじゃないですか。筆者も90分常に飛び跳ね歌っている訳ではありません(し90分歌い続けるようなリードでもないですし)。

ただ、それでもいいから、苦しい時に踏ん張れる「わかっている人」を増やす。今まで歌っていなかった人の声量UPを含めもう少し全体的な平均点を上げる。チャンス時やゴール後のあの活気あふれる瞬間、頂点をもっともっと作っていく。これができると、応援しててもっと楽しくなると思いませんか?

 

サッカーを観戦する上で「やらないといけない事」なんてのはルールとマナーを守る事のみで、このようなサポーター論を展開し始めると敷居を上げたりする恐れがあります。

ただ、私がしたいのはそのような堅苦しい"すべき論"ではなく、西京極での応援と京都スタジアム(仮)での応援を"もっと楽しいものにする為"に、「今こそ1人ひとりが変化しませんか?」と「クラブももっと真剣に考えてくれませんか?」という事です。

 

 

個人個人の話からは逸れますが、例えばクラブおよび選手側と調整して勝利後に必ず全員で『飛び跳ねろ』をするように整えたとします。札幌や清水などが好例ですね。


 


これをすると選手側が「やらされ感」を感じて、せっかくの飛び跳ねろも陳腐化してしまうリスクがあります。応援が単なるセレモニーに成り下がってしまうリスクがあります。しかし、だからといって今の信じられないくらいgdgdな挨拶では興行として失格。現に2012年からの今年までの京都サンガを見ている人ならば、強化のプラン同様にその年その年でコロコロ変わってしまう試合後の挨拶から「文化が無いのが京都サンガの文化」という悲しい現実をわかっていただけると思います。なんでこんな事すらできないんだと。凡事徹底のぼの字もないのかと。

2012年:試合後にオーレオーレで共に喜ぶ

2013年:12年と同じく

2014年:監督交代や選手の大幅入れ替え、ホームで全く勝てない影響で2年続いた慣行が消えるほかヒーローの選手を他の選手が待たなくなる。また万歳五唱が万歳1回に。

2015年:ホームでもアウェイでも勝てないのでなんもない

2016年:試合後に選手と共に喜び合う文化が復活

2017年:監督交代と選手の大幅入れ替え、そして勝てない影響でまたもや文化消滅。選手が消え去る前に無理やり巻き込む事で解決するほかない

 

我々はチケットを買って試合を観戦して勝手に応援している立場で、クラブから応援するように請われている訳ではありません。なので応援と試合の演出を絡ませる事に抵抗を感じる人もいるのかもしれません。その影響でいままで整えられなかったのかもしれません。(現状が無理やり巻き込まざるを得ない状況なので、選手の意思も尊重できるし抵抗もなにもないんじゃないかなと私は思いますが…)

しかしクラブとより協働してスタジアムを盛り上げられる事で応援の質は上がるし、ゴール裏の人口増加を含めてファンを増える可能性を上げる事ができる。選手との一体感が強まれば、「あのサポーターがいるから京都でもう1年戦おう」と選手の帰属意識がより高まるかもしれない。また、ファンが増えるとクラブにとっては収入の増加というメリットがある。収入が増えるとチームが強くなる・クラブが良くなる可能性が高くなるからサポーターにまたメリットがある。理屈だけで言えば基本的に得しかない訳です(そんな簡単な問題ではないけれども)。なにより、これができたら単純に楽しいじゃないですか。楽しいからって好き勝手してはいけないですが、楽しくやりたいじゃないですか。

 

 

「新スタジアムに移ってから~」では移転後も今と何も変わらないでしょう。今のうちからもっともっと楽しい空間を作る為に皆が意識高い系になっちゃう事が大事だと私は思います。

そして具体的には①手拍子は頭の上! ②バックやメインもチャンス時に手拍子が上がる環境づくり! ③1人1人がもう少し声量を上げる! ④相手選手や審判に難癖つけるよりも先ずはサンガの選手達にエール! ⑤クラブと協働での環境づくり の5つがいま必要なのではないでしょうか。

 

 

 

最近の試合中のゴール裏などに思った事を殴り書きした駄文ですが読んでいただきありがとうございます。ではまた

 

【幻のスタジアム①】岡山操車場跡地公園サッカースタジアム計画

ふっと湧き出てふっと消えていったスタジアム。計画途中で凍結されてしまったスタジアム。無事に竣工したスタジアム計画の中にあった別案。

そんな我々の目の前に姿を現すことなく消えていった"幻のスタジアム"について、時々触れてみよう…という気まぐれ企画。

 

第一弾は岡山市の『岡山操車場跡地公園球技場』です。

 

 

 

きっかけはチボリ公園計画

 遡ること31年。1986年に岡山市が市制100周年のビッグプロジェクトとして旧国鉄の岡山操車場にテーマパークを誘致する構想を打ち出します。その名も『チボリ公園』。

 

しかし、ご存知の方も多いと思いますが、チボリ公園があったのは同じ岡山でも倉敷市のこと。三セクであるチボリ・ジャパン社の怠慢に、地元からの反発。そして推進派の市長が民意を問うた出直し選挙で落選。こうして岡山操車場へのチボリ公園誘致は露と消え、県の働きもあってチボリ公園倉敷市に建設されることとなります。これがスタジアム計画のきっかけでした。

 

 

サッカースタジアムを核とした公園づくりへ

チボリ公園誘致はなくなったが、岡山操車場を買い取って公園とする都市計画そのものは残された岡山市。市長選で「チボリ公園計画凍結」を訴えて当選したのが安宅敬祐氏が推したのが、『スタジアムを核とした公園』整備でした。

 

Jリーグ開幕から1年後の1994年、3万人収容のサッカー専用スタジアム整備を前提とした岡山操車場跡地公園(仮称)公開設計コンペが行われ、182件もの案が集まりました。最優秀設計者はその後の計画や設計に加わる事となっていたようなので、整備を前提としていたビッグプロジェクト。

当時はまだJリーグクラブが"12"しか存在せず、岡山のような「Jリーグ空白県」が珍しくなかったとはいえ、新設のフットボールスタジアム(いわゆる陸上トラックのない専用スタジアム)計画はJ開幕に合わせたカシマスタジアムを含めごく僅か。それがふっと湧き出てきてくるんですから当時のJリーグブームと2002W杯効果の凄さがうかがい知れます。

 

 

幻のスタジアムたち

 コンペで最優秀案に選ばれたのは(株)松田平田の案で、蓮をモチーフとした公園・スタジアムデザイン。残念ながらネット上には画像が上がっておらず、後に幻と消えた為か(株)松田平田も自社のHPに受賞歴を載せているのみ。

なにせ1994年のコンペです。誰もが情報を発信できる現代とは異なります。

 

しかし、いくつかの案はネット上でも発見!

 

1.ネオタイド建築計画案

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2.熊本大学 両角・位寄研究室

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3.ASKA建築研究所(画像中)

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4.新居千秋都市建築設計

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5.南條設計室

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6.アウルデザインオフィス

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とまあこんな感じである。

またネット上では見つからなかった最優秀案だが、1996年発行の『日本のサッカースタジアム 今日そして明日』(2002年版記載なし・2010年版記載の可能性無)にパースが載っています。本当に屋根が蓮の葉のような形をしていて、非常に独創的な案。

そのほか『岡山操車場跡地公園仮称公開設計コンペ記録・応募作品集』には全提出案が記載されているとのこと。岡山県立図書館または岡山市立中央図書館の館内で閲覧可能のようなので、ファジアーノサポーターはもちろんサッカーファンならば岡山に訪れた際にの行って損はないと思います

 

 

 計画の終焉

コンペまで終えて、これから基本計画策定や基本設計へ移ろう…という段階でこのスタジアム計画は一時中断に。

130~140億円程度にのぼるとされた建設費とJリーグブームの冷え込みが主な原因のようだが、県が2005年の国体開催に向けて3万人規模の陸上競技場整備を検討した事(その後頓挫)や、コンペ当時は存在していた川崎製鉄水島サッカー部が神戸へ移転してしまったことも影響してしまったのかもしれません。 ※その後ヴィッセル神戸

 

更にその後、サッカースタジアム整備に非常に熱を持っていた安宅市長が2期目を終了後に落選。

土地自体は岡山ドームなど公園施設が2000年代前半に整備されるも塩漬け状態で、09年には安宅氏がサッカースタジアム整備案を公約に市長選に再出馬も落選。これで完全に計画は芽が費えてしまった形に。

2010年代にようやく公園の基本構想が固まるも、計画の中にスタジアムはありませんでした。


しかし、3つに区分けされたゾーンの内、総合公園区域自体は憩いの場として整備される為、現存する岡山ドーム以外の新規の施設建造はしない予定。裏を返せば将来的にスタジアムを含む公園に転用する事が比較的容易ということ。ファジアーノ岡山の代表木村氏が専用スタジアム整備への含みをもたせているだけに、今後この場所にサッカースタジアム計画が再燃する可能性も無きにしも非ずです。

 

岡山駅から1駅で現本拠地とも離れていない為に、スタジアムを整備する又はスタジアムのような文化施設を整備する環境としては申し分のない土地。

いつの日か、岡山に夢の続きが訪れる事を祈っています。

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最後に、つい先日岡山サポさんの非常に的確で素晴らしいツイートをお見かけしたので紹介して締めと。

 

 

ではまた