+1 プラスワン

JOYFUL LOVEのPVロケ地に行った話

 


 

※サッカーの話は一切しません。

 

平日の朝、通勤時に必ず聞く曲、日向坂46「JOYFUL LOVE」のPV撮影地に行きました。

 

 

 

 

 

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🍞と🍜(左)と🐻(右)


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立ち位置から。🏀(手前)と🍒(奥)

 

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🐱

 

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🐱②

 

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🐱③

 

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2番のサビ

 

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2番の冒頭

 

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🐟

というより一番出てくる箇所

 

 

年老いて、よりアンテナを維持するのが難しくなってきた中での1つが日向坂なので、大変楽しゅうございました。警備員さん曰く、今もこうして訪れる人は多いとか。

 

 

次があるならベルクかな。知らんけど

 

 

 

 

 

 

 

 ※こちらを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 

京都サンガF.C 2020年度決算について(ざっくり)

 

(株)京都パープルサンガの2020年12月期の売上出てきた…

と思ったら速報版で各クラブの決算資料が出てきましたね。

 

 

 

 

 

新スタジアム効果?コロナ禍だけど黒字

「え、黒字なの?」

今回についてはこの一言に尽きると思います。

Jリーグクラブが軒並み損失計上し、債務超過状態に陥るクラブもある中で、まさかの増収増益。

コロナ禍でクラブライセンス制度の運用も柔軟化しているとは言え、安定したクラブ運営を続けていく上でも、また好調なスタートを切っている2021年シーズンのチーム戦績向上へ向けても、この単年黒字達成は非常に大きな成果と言えるでしょう。

 

 

Jリーグの決算リリースによって細かい数字も見れるようになったので深堀りしていくと、新スタジアム移転がエポックメイキングである事がより良くわかります。

 

まずは大まかな全体像を。見づらいですが、以下は経営資料が開示されている2005年度以降の営業収入とその内訳になります。(その他については現在更に細分化されていますが割愛)

各クラブの経営努力により拡大均衡路線を歩むJリーグの中で、対照的に2008年をピークに下落線を辿っていった京都。債務超過脱却と財政健全化という名のコストカット路線を歩んだ今井社長時代(2010~2015年途中)は年々クラブ規模が小さくなっていた事がわかります。

その後、「卵が先か鶏が先か」と巨額の赤字を覚悟で人件費への投資を強めた山中社長体制(2015年途中~2018年)を経て、新スタジアム移転直前の2019年シーズンは7年ぶりの営業収入20億円台回復。氏の経営方針が正しかったかどうかは疑問符ですが、こうして見ると「京セラ本体から強気な発言がする人が送られてきた=お財布の口が緩くなった」という処でしょうか。

 

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(単位:百万円)

 

 

 

J1時代とそん色のない広告料収入

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コロナ禍も、11年ぶりの15億円突破(縦軸:百万円)

 

部門別に簡単に紐解いていきましょう。

営業収入20億円台回復とコロナ禍でも増収できた一番の要因は広告料収入の増加です。20年度はJ1の舞台で戦った06・08~10シーズン並みの15億2千万円を記録しています。

J2において、このコロナ禍において、これだけの多くのご支援をいただけたというのは、"①新スタジアム効果による新規スポンサー獲得"および京セラ本体やユニフォームスポンサーに加わった堀場製作所をはじめとする"②既存スポンサーからの増額"の両輪がうまく回った事が要因でしょう。

そして過去のクラブ関係者の発言を鑑みるに、昇格を果たした際には良くも悪くも既存スポンサーから「J1価格」として更なるスポンサーフィーの上澄みが期待できます。但し、本来はカテゴリーに関係なく同じ価値を提供して同じだけの対価をいただく事が正常な状態だと思いますが。

 

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ゴールドスポンサーの増加など新スタジアム効果が伺えた2020年シーズン途中のスポンサー一覧

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既に更なる積み上げが伺える2021年スポンサー一覧(5月末現在)

 

 

入場制限に苦しむも入場料収入微増。客単価は大幅な改善

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08年をピークに、J2所属時は2億円程度を推移(縦軸:百万円)



続いて入場料収入。無観客試合開催など入場者数に上限を強いられた20年シーズンではあったものの、チケット収入は前期比4百万円増の202百万円を記録。この数字については、"①セレッソ大阪との有料プレシーズンマッチの寄与" "②新スタジアム移転に伴う客単価の向上"が要因と考えられます。

 

①については、2月9日開催で制限もなく入場者数17938人を記録。大人前売りチケットの最低価格が1600円なので、この数字を基に単純計算すると2870万円の入場料収入。

1試合で緊急事態宣言下での試合×4試合分くらいの人を出迎えできたのは大きかったですね。無観客はもとより上限5千人はキツい。

 

②ついては一目瞭然。

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試合数はカップ戦・入替戦等有料主催試合含む

要因として考えられるのは"移転に伴うチケット値上げ" "スポンサーによるVIPルーム契約" "招待客の激減" 等々。

正直、単価2400円弱というのは実勢価格よりかなり上振れしているとは思いますが、仮に2千円と見積もった場合、2千円×5千人×21試合=2億1千万ですので、1試合あたりの平均入場者数が5千人程度で乗り切れればまずもって前年並みの水準は確保できそう。

もしも本当に2400円程度にまで客単価が向上したのならば、仮に平均入場者数1万人を記録した場合、2400円×1万人×21試合=5億4百万円。リーグ全体の中で見れば大した事はありませんが、過去の自分たちとの比較で言えばとてつもない進歩でしょう。安藤ブランドアンバサダーの語る「満員のサンガスタジアム」が常時実現できれば、夢のまた夢であった入場料収入10億円達成もギリギリ可能なラインです。

 

ちなみに、布部体制2年目でJ3降格危機を迎えた18年が底となっていますね。(もうこれ以上)落ちひん!

 

 

 

収入増加→チーム人件費の積み増し

収入が増えるという事は、即ち良いコーチングスタッフ・良い選手を雇う為の原資が大きくなっているという事です。

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社長交代の度に変化が見て取れる一貫性のない人件費への投資姿勢

 

とはいえ、ウタカら高給取りと予想されるようなネームバリューのある選手を複数名獲得した割には、小屋松・一美・仙頭の3トップに代表されるように若手主体で躍進した19年シーズンと比較して+34百万円の増額に留まりました。

 「競争力のあるチーム水準を定めていき、そのためのチーム人件費を確保する。新加入選手たちを見ていただいて、その水準が上がっていると感じていただければ」

とも語っていただけに、選手たちが自主的に減俸を申し出た…?もしくは山道強化部長の就任で年俸の査定方法が変わり、戦績の振るわなかった事で勝利給など変動部分が当初予定より減少した…?

 

 

 

 まとめ

①一番手っ取り早く費用対効果の大きい広告料収入部門で大きな伸び。今季も更なる増収が期待ができる

②客単価は大幅に上昇。VIPルーム利用が困難な今期は…?

③単価維持できれば入場料収入の上振れも期待できるが、市中のコロナ感染流行に大きく左右されるだろう

④収支のバランスから考えて、今シーズンの人件費も9億円台後半程度で計画してそう。勝ち続けて勝利給等変動部分マシマシでいけば嬉しい悲鳴?

クラウドファンディング未着手、まさかの仙頭復帰も頷ける数字。今夏のウィンドーも指揮官のリクエストあれば財政的には応えられそう

 

 

 

 

誤算の新スタジアム初年度

 

53809人。

この数字は、2月のリーグ開幕以降から11月21日に行われた徳島戦までに、サンガスタジアムbyKYOCERAへ詰めかけた観客動員数である。

 

ここまで京都サンガのホームゲームが17試合。無観客試合2試合を除けば15試合なので、平均入場者数は3587人。

国内の他事例から云えば、新スタジアムへ移転したJリーグクラブは概ね観客動員数約150%増を記録しているが、京都については現時点で昨年度比55%減に留まる。これを誤算というほかにどう表す事ができるのか。

 

新型コロナウイルス関連感染症の影響を色濃く受ける形となったスタジアム初年度を(終わってないけど)振り返る。

 

 

 

反転のチャンスから衰退の危機に

ファン待望の新スタジアムはクラブにとっても悲願のアイテムであった。老朽化が激しく、観戦環境の劣悪な西京極から最新鋭の設備が整ったフットボールスタジアムへの移転は入場料をはじめとする収入の拡大に大きく寄与する。

事実、クラブは新スタジアム効果による収入増加を見込んでチーム人件費を増額。

「競争力のあるチーム水準を定めていき、そのためのチーム人件費を確保する。新加入選手たちを見ていただいて、その水準が上がっていると感じていただければ」

対して、年間パス販売数も前年度比170%と好循環が見込めていた。

 

しかし、コロナ禍によりホーム開幕戦を迎える事無くリーグ戦が一時中断。再開後も入場制限や平日開催の増加など物理的制約が多数あり、前述の通り観客動員数は前年度比55%減となっている。

計数から割り出すに、前年度の客単価は1201円ほど(入場料収入約198百万円÷入場者数164,845人=約1201)。最も価格の低かったサンガサポータ―席のファンクラブ会員(大人)向け前売価格の1200円とニアピンの数字。

そこで、今期の客単価をホームゴール裏指定席(大人)の2100円と予想して減収額を計算すると、当初の平均入場者数目標9千人-3587人=5427人、5427人×2100円で1試合あたり予算対比11百万円の減収。試合数21を掛ければ年間で予算対比231百万円の減収と、あくまで単純計算による予想であるがダメージは甚大だ。

 

また、社会的距離確保と属性把握の為に全席を指定席化する必要があり、販売ペースが好調だった年間パスを一律返戻することに。返戻による諸コストの発生だけでなく、「年間パスを初めに買って後はスタジアムへ行くだけ」という行動の変容と、依然収束しない感染状況により、既存客のスタジアム観戦離れが中長期的に進む恐れは非常に高い。

 

なにより、新スタジアム初年度は後にも先にも2020年のこの1年のみ。時が経てば経つほど新鮮味は薄れゆく。新規層開拓へ打ってつけの年を浪費し、また多くの入場者が詰めかける事で今後の試合運営へ新たな知見を手に入れられたはずが、その機会すら失ってしまった。

 

飛躍の為のハードを手にした年にまさかの空転。それどころかこれまで積み上げてきたわずかな資産すらも失う可能性が出てきてしまった。今後のクラブ経営とチーム強化に於いて非常に大きな痛手であることは間違いなく、これは悪夢ではなく受け止めなければならない現実である。

 

 

 

立派なハードに対してソフトは…?

他方で、こういう見方もできる。コロナ禍とはいえ、打ち手があまりにも少なすぎやしないかと。

 

例えば、ガンバ大阪名古屋グランパス

近年様々な施策でクラブ強化に乗り出す2クラブは、毎年恒例の集客イベントを今期も実施。体力があるからこそと成しえる業だと言えるかもしれないが、彼らは批判や逆境を恐れず成し遂げている。ガンバについては入場制限が再緩和後の開催だった事もあり、入場者数16,183人とコロナ禍において十分大入りと言える入場者数を記録した。

 

 

 

今季については鬼の過密日程で興行を成立させる事が最優先で正直このような大々的なプロモーションを行うのは現実的ではない。フロントスタッフの負担は、口だけとは言え重々承知しているつもり。この状況下で今の京都に同じ水準を求めるのはあまりにも酷である。

 

しかし、西京極ではできなかった事がサンガスタジアムではできるはず。

例えばメンバー発表。例えば試合中の手拍子喚起。要所要所でもう少しバージョンアップはできるのでは?端的に言えば「ダサい」と感じてしまう。

器が綺麗になっても、盛られる料理が変わらなければ興ざめである。

そしてこれはピッチ内の事象についても共通して言える事……

 

 

 

 

2年目への準備

今年についてはもう仕方がない。割り切るほかない。

問題は来期である。どれだけ制約が解かれるかはわからないが、反転へ向けて積極的に打ち出していくべきだ。例えば、スポンサーと連携した来場者特典配布など積極的なプロモーションによる来場誘致強化や、スタジアムWi-Fiの活用をはじめJリーグID取得の更なる促進によるCRM強化など。

 

なんと言っても今の今まで屋外スポーツ会場でクラスター感染が発生した事例が見受けられないのは大きい。新型コロナウイルスの流行によって、時として人と人との繋がりを断つ事が求められる中で、スタジアムは社会的距離を確保しながら交流できる場として機能するのではないか?

そうした仮説の元、攻めのアプローチに打って出て良いと思う。今だからこそニーズも強いのでは。

これまで売りにしてきたスタジアム内の安全性に、このコロナ禍で求められる安全性をエビデンスと共に世間へ広く提示する事ができれば、京都というよりリーグ全体の話になるが、成長曲線を元の設計図通りに近づけていく事は可能だろう。今だからこそ、攻め倒して欲しい。

 

 

併せて、今回は敢えて触れなかったがスタジアム管理事業のテコ入れも急務だ。

簡素なフードコートでお茶を濁しているが、元々は複数のテナントが入居するはずであった所。開業時点でハッキリ言って「大コケ」状態な上に、唯一入っている大河ドラマ館も期間限定の入居かつこのコロナ禍の影響をモロに受けており、地域のランドマークとして機能させるには立て直しが必須である。

 

 

 

最後に、想像で落書きを。

最初の項で書いたように億単位の入場料収入の減収をはじめ、今期の赤字着地はほぼ確定で、額によっては平常時であればJ1ライセンスはく奪となる債務超過に陥る可能性があるが、クラブから危機感は全く感じられない。

ベガルタ仙台サガン鳥栖の危機的状況が報じられているが、責任企業を持たない地方クラブのみならず、鹿島や浦和のようなビッグクラブでもクラウドファンディングの実施など収入増加・赤字幅圧縮へあらゆる手を講じている。

そんな中で京都はクラウドファンディング等の施策に手をつけず、クラブから経営に関するオフィシャルな声明も一切ない。

 

かかる中、かつて取締役も務めた加藤久氏が10年ぶりに復帰。氏の功罪については言及を避けるが、なりふり構わない大型補強で財務状態をおかしくした張本人がこのタイミングで強化育成本部長という要職に就けたのは、氏の事を気に入っているスポンサー筋の力が無ければありえないと言える。

更に、2015年末に名誉会長自ら交渉へ出向くも破談に終わったチョウキジェ氏の監督招聘が決定的と報じられており、これらを勘案すれば、おそらく経営についてはメインスポンサーないしメインスポンサーを中心とした数社による「手厚い支援」によって心配する必要は皆無であり、それどころかJ1からの降格クラブなしで戦う2021年シーズンに向けて(相対的に見て)巨額の資本投下があるのかもしれない。

 

経営危機が囁かれるクラブが複数ある中で大きな財布を持っている事は大変ありがたいのだが、この親方日の丸体質だからこそチームもクラブも貧弱とも…というのはこのコロナ禍では贅沢すぎる悩みなのだろうか。

 

最終的にお尻を拭いてくれる存在がいるので努力しなくてもなんとかなる~という歴史が繰り返されてしまった場合、このスタジアムは白い象になってしまうだろう。それだけは避けてほしい。

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ふるさと納税(スタジアム寄付)ノススメ①

山形戦当日のサンガスタジアム by KYOCERA。
こんなチラシが貼り出してありました。

竣工後も続いている寄付金募集について告知する姿勢◎


ちょこちょこ耳にする「スタジアムを建ててほしい」の声。
声を挙げることはとても大切。でも、有象無象の声だけでは形にはなりません。

口を出すだけではなく、署名活動への協力と寄付。求める以上はそれ相応の姿勢を見せるべき。
というのはあくまで持論ですが…


今年も残すところあと2ヶ月ということで、ふるさと納税がお済みでない方はサッカースタジアム建設計画への寄付はいかがでしょうか?
お手元にあるスマホ・PCから3分もあれば手続きできます!

以下、自治体紹介。


広島市サンフレッチェ広島

www.city.hiroshima.lg.jp

遂に予算が成立!事業者選定の最中である広島は、待望の新スタジアムなだけに寄付の進捗具合も好調です。個人寄付分は既にセレッソ(後述)を2百万円ほど上回っています。本当に素晴らしい。
この手のスタジアム寄付は大抵自治体からの返礼品が付いてこないのですが、広島の場合は返礼も貰えるのが他府県民からするとストロングポイントかも。
後れ馳せながら私も寄付しましたので素敵なスタジアムの早期完成をお祈り致します。




セレッソ大阪大阪市

www.sakura-stadium.jp
絶賛改修工事中。来期の開業を前に寄付金募集も大詰めですが、法人寄付金が伸びて目標対比半分は突破。
最後はヤンマーらが出すんでしょうがもう少しばかり詰めたい所。
ちなみに千円以上の寄付でカードが貰えるんだけど部屋のどこへ行ったか。

以下、現場の様子。ピンク推しがち。

【第87回セレTube!!】2020年10月6日|セレッソ大阪



京都府京都サンガF.C.

www.pref.kyoto.jp


既にスタジアムは開業済みですが、まだ寄付金募集は受け付けてます!
今からでもスタジアムへのネームプレート掲出は間に合うので、サンガスタジアムbyKYOCERAに名前を残したいそこの貴方、是非に。


今治市FC今治

https://www.city.imabari.ehime.jp/furusato-nouzei/form/F16.htmlwww.city.imabari.ehime.jp
現在使用する夢スタへのネームプレート掲出分。
J1規格規模の新スタジアム建設に伴い、来年度以降新たなふるさと納税が始まる予定なので積極的に宣伝されている様子もないですね。
新型コロナの影響を受けて建設計画のリスケを余儀なくされていますが、そちらが始まれば私も寄付したいと思います。
www.fcimabari.com




見逃していたら申し訳ないのですが、現状募集しているのは4自治体。たぶん前述の今治新計画分と、長崎、金沢ぐらいが来年度くらいの募集開始でしょうか。
今年の枠は今年の内に。年が変わる前に早めに手続きしましょう!

京都サンガF.C.アプリを使ってみた【スタグルモバイルオーダー編】


先日、KDDIさまとの連携で完成したらしい京都サンガF.C.公式アプリがリリースされました。
アプリ全体については一旦置いておいて、せっかくなのでその内の一機能「スタグルモバイルオーダー」を活用してみたお話を。




試合前日まで

新型コロナウイルス感染症流行に伴ってUber Eatsや出前館などの飲食宅配サービスが急速に浸透していますが、スポーツ観戦における飲食のオンライン注文システムもコロナ禍以前から日本国内においても徐々に導入が進んでいるサービス。
Jリーグでは大宮、川崎、岡山、名古屋などが「スタグル」(=スタジアムグルメ)の注文サービスを実施しています。

京都が今回はじめたサービスは名古屋と同じ会社のもの。
というか、名古屋もスポンサーであるKDDIが絡んでいますね。
nagoya-grampus.jp


京都のサービスは注文期限が試合前日の23時59分までなので、前もって来場が確定しているユーザーのみが利用できる形。
(今回はアプリと絡めて話していますが、別にアプリをダウンロードしなくともwebから注文は可能です。ややこしくてごめんなさい)



アプリを立ち上げて、モバイルオーダーのメニューから注文手続きを進めます。
席に運んでもらえるのではなく受取方式ですね。


ラインナップの中から選ぶのですが、もう少し詳細な情報が得られると助かりますね。現地で調理状況を見て判断できないので。


商品を選択すると決済画面へ進みます。
決済方法はクレジットカードのみ。試していませんがデビットはセーフでしょうか。au pay等決済方法は今後拡充してほしいところです。
また、このサービスを利用して注文する場合は商品価格が『通常価格+100円』に設定されています。カード手数料とこのサービス導入における諸コストを考えれば、先行事例同様に100円程度のマージンがあるのは当然理解できるのですが、、




試合当日

13時ちょうどを受取時刻に設定しておきながら亀岡駅に13時10分着だったので焦ったのですが、スタジアム内の受取場所で注文時に配信されるメールに記載された番号を伝えて無事に受け取り。
12時54分の時点で「完成しました」というメールが届いたのは早めに受け取る事もできて良いなと思いました


ちなみに頼んだ品。ルーローまぜそば(プレジールさん)。
600円(実際は700円)でこの量と質ならリピートしようかなと思える一品でした。



使ってみた感想

モバイルオーダー最大の長所は「並ばずに注文できて受け取れる」点に尽きるかと思いますが、コロナ禍での入場者数制限がある中ではそこまで待たずとも購買できる事から、1品100円のコストを上乗せしてまで使う価値のあるサービスかというと正直微妙な所だと思います。

これは外部環境によるものなので致し方ないと思うのですが、加えて、
①注文時に得られる情報量が少ない(静止画1枚のみで味や具材にまつわる情報が欠如)
②アレルギー関連情報がない(そもそも場内にもない)
③当日の注文には使えない
④細かいオーダーができない(例:食材の一部を抜いてもらう)
この4点は、可及的速やかに改善すべきポイントだと思います。


先程も言ったように、ユーザーにとっては並ばずに注文できて受け取れるからこそ対価を払う価値があるものです。
現行のシステムでは、ユーザーは極めて限られた情報の中から事前に注文と決済を済ませて当日を迎える事になります。また、私のようなネギ嫌いは「ネギ抜きで」とオーダーしたい所がそのような要望も出せず…。
店舗側からすると注文数が確定しており入金も確実なのでロスが生まれる事はないですし、取りに来る時間も確定している訳ですからピークシフトも可能です。(他方で、正直そう旨味は大きくないであろうスタジアムでの出店でカード手数料を引かれる痛みは大きいと思います)
店舗側にもメリットがある仕組みなのに、色々と我慢して100円追加で払ってこれではお得感を感じられないなというのが本音です。


また、①と③から、現状使用が想定されるユーザーは"京都サンガの固定客"で"スタジアムグルメの購入頻度が高く、ある程度商品知識がある人"で"スムーズに受取れるメリットに共感した人"ぐらいでしょうから、一見のお客さんがこのサービスを利用して観戦価値の向上に繋がることはまずないでしょう。
そうなると、ただでさえ京都サンガサポーターという母数の少ない集団の中で、更に小さな小さなパイを相手にサービスを展開しても妙味が少ないですし、ユーザー数が少なければプラス100円のコストが維持すら怪しい訳で。
もちろん、ここから徐々にアップデートが図られるとは思うので全くネガティブには捉えていないのですが、テコ入れの速度については考えてもらいたいかなというのが初めて利用してみた感想です。

公式アプリそのものもそうですが、狙いに対して投資効果が得られるのか。そこのところは早くしていただければ幸いです。
あと早くWi-Fiを使えるようにしてください……

決戦は金曜日


今のこのご時世、大型公共事業を押し進める首長などマイノリティ中のマイノリティ。
プラス、松井・広島市長の場合はお茶を濁す部分であったり、スタジアム問題以外で色々と批判材料があった方の首長だったかと思いますが、そんな当人に「債務負担行為を設定します」と発言させるにまで至ったというは本当に凄い事。「2位で良い」発言の頃を思えば千倍返しくらいではないでしょうか。




9月25日(金)に議決のようなので、ここで予算案が可決されれば広島の新スタジアム建設事業がいよいよ正式に始動する事になります。(既にふるさと納税の受付を開始してはいますが)
議会日程 - 広島市公式ホームページ|国際平和文化都市


京都の場合、府議会で可決された時点でリリースを出しましたので、サンフレッチェも何らかのアクションは示すでしょう。
いずれにせよ9/25は大きな歴史の転換点となります。

【新型コロナ】プロスポーツ等文化イベントのチケットを払戻せず寄付すると税金が還ってくるお話

 

新型コロナ関連感染症の影響でJリーグをはじめ各スポーツ・文化イベントの延期・中止が相次いでいます。

 

週末や余暇の楽しみが数多く奪われ、少しずつストレスが蓄積されるような日々を送る人も多いかと思います。

 

 

しかしながら、我々観る側以上に苦しいのが、プロスポーツクラブやアーティスト、様々な興行団体です。

SSAでの格闘技イベントに賛否両論渦巻いたことなどもはや一昔前の話で、催事・イベントが完全に止まっている今、興行収入が得られず資金面で苦心する団体が多数存在することは報道にもある通り。

更に既に中止を決めたイベント、延期対応のイベント共に、チケットを払戻すとなると日銭が入ってこない上に、既に手元にあるキャッシュを返還しなければなりません。

 

かかる中、各関連団体を資金面で支援する為の方策として、中止となったスポーツの試合や音楽ライブ・コンサートなど文化イベントのチケット料金を払戻請求しなかった場合にそれを「寄付」とみなし、購入者が税控除を受けられる制度が正式に創設されました。

https://www.mext.go.jp/sports/content/20200409-mxt_sports1-000006401_1.pdf

 

今回はその制度について。

 

 

 

本制度の仕組み

結論から言うと、「チケットを払戻しなければそのチケット代分損するけど、確定申告で一部税金が還ってくるよ」というもの。

 

通常、イベントが中止になった際にイベント主催者は返金(もしくは振替など)対応を執り行います。

今回、新型コロナ対策支援の1つとして、チケット購入者が払戻請求をせず権利を放棄した場合に、"チケットの代金分だけイベント主催者に寄付した"とみなして寄付金控除が受けられるようになりました。

 

もう少し具体的に見ていきましょう。

 

 

①独身で会社員のNさん(仮名)は、新スタジアムへの期待を胸に、Jリーグ 京都サンガF.C.の年間チケットを27,000円で購入しました。これ1枚で2020年シーズンの試合は全て観戦できます。

チケットを買う人のイラスト(男性)

 

②しかし、新型コロナの影響を受けてリーグ戦が長期間中断。遂に再開日程が決定するも、各入場者間の距離を確保するために入場者数制限が設けられることになり、年間チケットが払戻されることに。

間隔を空けて座る人たちのイラスト(映画館・マスクあり)

 

③様々な報道を見て、応援するチームの資金繰りを心配に思ったNさん。ちょっとした大金を惜しみつつも、都度チケットを買いなおさないといけないのかとも思いつつも、あえてチケットの払戻をしないことを決めました。

ケチのイラスト

 

④「去年、払戻ししなかった分のサンガのチケット代金は寄付金控除の対象になるよ」と教えられたNさんは、税控除を受ける為に2021年に確定申告を行いました。

27,000円丸々損したと思っていましたが、京都サンガの試合が文科省の認定対象となったことで4月からの新年度で支払う予定だった税金が12,500円分減ることになりました。実質14,500円の負担で京都サンガに27,000円寄付した構図になりました(※1)。

確定申告に来た人のイラスト

※1=27,000円から自己負担分2,000円を差し引いた25,000円が控除対象となるので、所得税(25千円×40%=10,000円)+住民税(25千円×10%=2,500円)で12,500円の減税に。

 

 

という訳で、払戻ししなかったチケットの合計金額等条件によって異なりますが、基本的にチケット購入代金の4割は実質戻ってきます。(自治体の認定もあれば5割に)

チケットの払戻しをするか否かは個人の自由ですが、もしも応援する団体の為に払戻しを放棄する事を選んだならばこの寄付金控除を使わない手はないです

また、応援する団体に何かできないかという想いを持ちつつも、そもそもこの制度を認知しておらず…というのも勿体なく感じます。是非とも判断材料の1つとして噛み砕いていただければなと思います。

 

注意点としては3つ。

・確定申告を行う為に、認定を受けたイベント主催者から後ほど送付される"指定行事証明書"と"払戻請求権放棄証明書"の2つを手元でしっかり保管しておきましょう。

 

・年末調整と異なり、自分できちんと申告しなければなりません。申告漏れに気をつけましょう。

 

・自分の購入したチケットが該当するのか、主催者からの連絡/報告を待ちましょう。

 

 

 

 

 

学生の場合

上記のケースのNさん(仮名)は会社員として一定の給与所得を得ており、所得税と住民税を納めている為減税メリットがあります。

では、学生の場合はどうでしょうか。学生の中で所得税がかかってしまうようなケースは基本ないでしょう。

 

文科省的には以下の見解だそうなのでうまいことやってください。

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https://www.mext.go.jp/sports/content/20200430-spt_sseisaku01-000006401_3.pdf

 

個人的には学生だったら他人様の資金繰りなんぞ考えずに普通に払戻して自由に使うなり、友人を誘う用に使った方が良いんじゃないかと思いますが。知らんけど。

 

 

 

ふるさと納税について

自治体への寄付に該当するふるさと納税。正確には節税対策にはなり得ませんが、一定の税控除を受けられるほか自治体から返礼品というリターンを得ることができる為、活用している人は多い事かと思います。

筆者も京都スタジアム建設事業に対する寄付でここ2年間連続でふるさと納税を行いました。現在も京都スタジアムに対する寄付は受け付けられているほか、セレッソ大阪サンフレッチェ広島に関わるスタジアム建設事業において寄付金の募集が行われています。スタジアム建設には貴方の支援が必要です。是非ともご協力のほどよろしくお願い致します。

 

 

話が少し逸れました。

繰り返しになりますが、ふるさと納税も寄付行為に当たります。ふるさと納税の場合は特例控除が認められるので、今回の払戻放棄による寄付金控除より税制面でのメリットはもっと大きいです。

 

例えば、独身・年収約400万円のNさん(仮名)の場合、総務省HPのシミュレーション概算案では42,000円までならば実質負担2千円で寄付が可能と掲示されています。(あくまで一例です)

払戻放棄による寄付は別枠でカウントされること無く、この42,000円の枠内に入ってくるので、ふるさと納税と併用する場合は控除枠をきちんと考えて行わなければ「あれ?例年よりあまり得してない?」となる可能性もあるので気をつけましょう。

 

◎R2/5/24/0:00追記

ふるさと納税との併用についてスポーツ庁担当者に伺ってみました。

ふるさと納税制度は前述の通り特例控除であり、別枠でカウントされるので特段考慮する必要性はないとのこと。(ただしケースバイケース)

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よって、基本的にはふるさと納税利用時のデメリットはなさそう。

何度も言いますがケースバイケースではありますが。

 

 

 

 

以上ご参考までに。