京都サンガU-18 4-0 阪南大高 @サンガタウン城陽人工芝G
【京都】67'80'熊谷 76'兎澤 86'西岡
【U-18】「高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ 2023 関西1部 第9節」試合結果のお知らせ | 京都サンガF.C.|オフィシャルサイト
東山高vs京都橘の京都勢対決を終えた後のナイトゲーム。
福重監督・米澤監督や京都フロント陣だけでなく、山田楓喜、俣野亜以己(現:レイラック滋賀)、岸本浩右 元京都U-18監督(現:東洋大学GKコーチ)、實好礼忠 前監督(現:大阪学院大学監督)らOBも見守る中でキックオフ。
京都はいつも通りの4-3-3。GK三反畑。DF左から飯田・喜多・神田・村田。中盤はアンカー役の尹星俊と住とトレクアルティスタな安藤。前線は右から兎澤、熊谷、柴田。
蓋を開けるとやはり個人の能力は明らかに京都が優勢。ボール保持からの効果的な攻撃は繰り出せないが、中央を安藤・熊谷らがワンツーで切り崩しにかかる。そして狭い攻撃だからこそ、奪われた後のプレスまでが早い。住と尹星俊でボールを回収し二次攻撃・三次攻撃へ移る。
熊谷らが強引に突破を見せて鋭いシュートを放つも、阪南大高GKの再三の好セーブを前に得点は奪えない。
対する阪南大高は、セットプレーで変化を加えて京都ゴールを脅かしてくる。事故の可能性が漂う嫌な放り込み方をする。京都をリスペクトし、良い意味で弱者の振る舞いを見せる。相手が嫌がる事を突きつけるのは非常に重要だ。素晴らしい。
この日、最も目を引いたのは尹星俊(25番/1年生)だろう。開幕戦からスタメンに定着する俊英は、この日も"ホールディングセブン"として存在感を発揮。ネガティブトランジションの場面で何度も何度もボールを回収し、ボールを引き出しては散らす。いつ見ても安定しており思わず感嘆。
チームメイトや対戦相手の高2〜高3の選手と比較してフィジカル面で見劣りする分、プレーはまだまだ2020年の川﨑颯太の様な状態だが、今の169cm60kg(公式HP上のデータ)から身体が一回り大きくなればスケールも比例することだろう。既に高い完成度を誇っていた同時期の福岡と比較しても、彼の方が上かもしれない。
5年後のトップチームには間違いなく彼が君臨するだろう(し、してなければ困る)。彼もまた「お金を払って見に行く価値」がある選手の1人だ。願わくばアスリート能力の高い中村憲剛やモドリッチ、ブスケツ方面へ成長してほしい。
【高円宮杯U15 1回戦】ロアッソ熊本Jr.Y 2-0 京都サンガU15
— n (@nks137) 2022年12月10日
初戦敗退。個人能力の和は京都の方が上に見えたが、残念ながらチームとしては明らかに熊本が上回っていたので結果も順当…。終始チームとしてボールを奪えず、運べなかった。
キャプテン尹星俊の涙が印象的でした。ここからまだ伸びるよ。 pic.twitter.com/a8gcv7OvhG
昨日ビッグレイクで
— 山城和也@Uー12獲るよチビリン🏆 (@rottea) 2020年10月17日
熱い漢に会いました
京都サンガU-15(1年)の尹星俊(ソンジュン)です!
ソンジュンを初めて見たのはヴィッセル神戸U-12(4年)の時
U-10の大会で3位になった試合で
喜ぶんじゃなく泣きながら『優勝じゃないとあかんねん』と言い
なんやこの小4はって思った
いつまでも熱い漢で! pic.twitter.com/GQshM0s4I9
前半は0-0で終了。
後半も一進一退の攻防が続くが京都DF陣が身体を張ってシュートを防ぐ。
61分、左WGに吉田、ボランチに石本を投入。
直後、吉田の強引なカットインからのシュートは防がれるが、確実に京都のペース。
67分。ピッチ中央ハーフウェイラインを少し越えた辺りからDFライン裏へと安藤の軽いロビングパスが供給。抜け出した熊谷が飛び出したGKをよく見て軽く浮かせ、ネットを揺らす。京都U-18が先制に成功する。
そのまま後半の飲水タイムへ。
盛り上がる京都。対して阪南大高は個人能力の差が疲労度に現れている。技術と身体能力で振り回されたダメージは隠せない。そこに追い打ちをかける失点の精神的ダメージ。
バフが掛かり、前への推進力が強まった京都。
76分、京都右サイド奥深くでボールの奪い合い。熊谷が懸命に追ってゴールライン際で粘り腰を見せ、マイナスへ折り返し。PA内ゴール右45°の位置で受けたレフティーの兎澤は右へのボディフェイクでズラして少しカットイン。作ったスペースで鋭く脚を振り、即座にニア下へズドン。大きな追加点だ。
こうなると、堰を切った様にゴールラッシュが始まる。
80分、石本のショートスルーパスにオフサイドラインギリギリで抜け出した熊谷。GKを左へ冷静に交わし、流し込んで今日2点目。その後も快足を飛ばしてチャンスを迎えるが、この日も惜しくもハットトリック達成とはならなかった。
86分。おそらく途中交代で入った奥慎之助だったと思うのだが…左サイド裏へのボールへもの凄いスピードで追いつくと、中央へ折り返し。右から走り込んできた西岡が決めて4-0。
その後も果敢に最後の笛が鳴るまでゴールを狙い続けた京都。第4Qは終始圧倒し続けて、勝ち点3を手にする。
降格組のセレッソ大阪U-18とガンバ大阪ユースも苦戦する中、首位と勝ち点差1でプレーオフ進出圏内の2位に位置付けて熾烈な前半戦を終えた。この後は中断期間に突入し、夏のクラブユース選手権が始まる。
まるで2021年のトップチームの様な勝ち方をした京都。個々の能力差をスコアにも反映させた事は素晴らしいが、一方でトップ同様に力量で同等・もしくは劣る場合はどうなのかという疑問は完全に拭い去ることはできない。
こうした評価は今に始まった話ではないが…
兎も角、見事な勝利であった事は間違いない。
中断期間明けの次節は、トップチームと日の被らない8月27日の対近江高校戦となる。
see you soon…!