表に出ている情報だけでの判断にはなりますが。
京都サンガ、加藤強化アカデミー本部長と契約解除 強化本部長に安藤氏就任 https://t.co/ZLv4PiOcNx
— 京都新聞 (@kyoto_np) 2022年8月13日
京都サンガ「異例の人事」リーグ戦は残り10試合、クラブの結束高める必要 https://t.co/jGiXVn7Wjl
— 京都新聞 (@kyoto_np) 2022年8月13日
加藤久強化アカデミー本部長退任の報道について
スポニチで既に報じられていたので驚きは無し。
【京都サンガF.C.】
— J1 (@2020_J1) 2022年8月11日
加藤久強化育成本部長が異例のシーズン途中退団 強化部からの異動固辞か
この日までに選手やスタッフに別れのあいさつを済ませたという。
今後はクラブ一筋で現在強化部に所属する中山博貴氏(36)を中心に動くが、外部招聘に動く可能性もありそうだ。 https://t.co/6bYJTxe3sp
以下個人的感想。
・氏については、監督の身元後見人としての役割以外にクラブに残せるものがないと評価していた。現代フットボール界に於いて、氏が強化と育成のトップというのは5周くらい時代遅れだったのでタイミングとしてはむしろこれ以上ないと思う。
・そもそも彼が全権監督としてクラブの財務基盤を痛めた事※や、美濃部氏・佐藤勇人氏からの証言もあり、何の説明もなしに彼を復帰させた事がまず理解が追いつかなかったし。
※2008〜2010年にかけて多額の違約金・移籍金を支払い積極的な補強を敢行。クラブ史上初の2年連続残留を果たすも、3年目の成績低迷で自身も退任。チームもJ2降格。更には債務超過に陥る。翌年より文字通り「負債」を削減していくこととなったが、以降も社長交代(今井社長→山中社長)まで財政健全化の為にチーム人件費をやや過剰なまでに抑制する経営方針が続いた。
>千葉MF佐藤勇人(25)が、今季J1に復帰する京都に移籍することが4日、決定的になった。大型補強で優勝争いを目指す京都から、移籍金3億円近い完全移籍のオファーを受けていた
>水本はJリーグの移籍規定で年俸×8倍の移籍金がかかるが、G大阪と複数年契約を結んでいるため、移籍金は約4億円にものぼると予想される
>05年に初来日したディエゴは神戸、柏、東京Vと渡り歩き、09年から京都でプレー。当時5年契約で年俸1億円(推定)という破格の条件で契約した
スポニチでカトQと言えば pic.twitter.com/5VyMOE24D9
— n (@nks137) 2022年8月11日
安藤BAの強化部長就任報道について
概ねTwitterに書いた通りである。
・2年前に現役引退
— n (@nks137) 2022年8月13日
・以降1年半、「ブランドアンバサダー」という広報寄りの新設ポジションで従事
・配下は中山と山田のまだまだ経験に乏しい二人。しかも両者共に京都サンガしか知らない
・とは言え二人の方が安藤よりも強化部としての経験はある。0と1〜3ほどの差が
アホ?????
現役引退から2年の元生え抜き選手を、比較的選手に近い立場に置かせて情報発信させていたのに、いきなり強化部「長」。
— n (@nks137) 2022年8月13日
少ないながらも配下のマネジメントと、選手・スタッフの査定、編成、育成との連携…各関係者(クラブ内の決裁者、大口スポンサー含む)との調整も要る。
それを?今の安藤に?馬鹿?
仮に山道前強化部長と加藤氏から特別な薫陶を受けていたとしても、順序がある。ましてや選手・監督と近いBAからの異動とは。
— n (@nks137) 2022年8月13日
安藤淳という貴重な人材に長く活躍して貰えるよう配慮した人事ではない。クラブにとっても不確実要素しかない。
表面的な情報からは「アホである」と評価する他にない。アホ https://t.co/AOLEqIqW16
誰が務めてもパフォーマンスが落ちない組織ならば良いけど、京都サンガってのは常に属人的。それで頭に新人を据え、いざとなれば掃いて捨てる様に交代って絵がこれまでの経験から直ぐ浮かぶ。
— n (@nks137) 2022年8月13日
実際には安藤の更に「上」が間違いなく居るので、そいつを出してこい。居なくても問題アリ。だって初心者。
・前提として安藤BAの事は現役時代同様応援しているし、それは彼が強化部長というポジションに就いても変わりない。
・ただ、「応援する」と「受け入れ賛同する」は別の話。
・ピッチを離れてからの1年半を"ブランドアンバサダー"として広報的な活動に従事してきた彼が、強化スタッフとしての形式知と暗黙知を兼ね備えているか?
・間違いなく有している訳がない。だって未経験なのだから。彼が悪い訳ではない。当然の事なのだ。
・ましてや「強化部長」ともなると、強化部の最終責任者である。選手の査定、ユースと新卒選手も含めた選手補強およびチーム編成、代理人事務所やスポンサーらクラブ内外の決裁者との交渉…その全ての責任は現場の責任者である彼の肩にかかってくる。
・脇を固めるのは、現状では中山博貴スカウトと山田俊樹スカウトの両名だろう。前者は2018年から5年目。後者は2年目か。どちらもプロ生活は京都でしか送っていない。つまりは京都サンガ以外の景色を見たことすらない。京都ではなく、鹿島や浦和とかならまだ理解できるけど。二人には申し訳ないが、井の中の蛙すぎる。また、安藤とヒロキの関係性や如何に。
・強化編成担当としても全くの未経験者である強化部長と、まだまだこれからのスカウト達。これで魑魅魍魎が渦巻くフットボール界を上手く乗り越えていける可能性が高いと思っているのならば、その愉快な理論を是非教えて欲しい。
・おそらく「可能性を信じて」とか言い出すのだが、全くの未経験者に突然プロジェクトを任せるのは、世間一般ではどっちに転ぶかわからない「不確実性が高い状態」と言うのである。つまりは博打だ。
・誰だって最初は皆未経験なのだが、抜擢するとしたら順序を踏まえたり、補佐に熟練者を配置したり、仕組みを作る。それがリスクカバーであり、組織のマネジメントであり、仕事なのである。
・また、何人かが心配されているように、現監督への責任が重くなる事はパワハラ再発防止の観点からも好ましくない。
・今期は昇格初年度なので致し方ない部分もあるのだが、この2年間の補強に於いて「キジェチルドレン」の比率が高すぎる。この夏に加入した佐藤響を含め、直近2期で述べ日本人選手21名を獲得(新卒含む)した内、8名が過去にチョウ監督の薫陶を受けている。(松田、武富、白井、中川、アピ、金子、山崎、佐藤)
・監督の求める選手およびフィットし易い選手を補強するのは良い事だが、こうしたコネでもない限り獲得が難しいのではないかと邪智も入る。そうした中で、カトQのoutはともかく……
・監督兼チーム統括と言う絶大な権限を持たせてしまったが故に、ブレーキを踏む人物が居らず失敗したのが先述の加藤久体制のお話。
・一方、経験の浅い人物やチーム編成に携わってはいけない人物が舵取りを行った結果、「よからぬ者」の暴走を許したのが2014〜2015年や2016〜2018年。強化責任者が不在で、なぜか今井社長がキャスティングボードを握ったり、野口/細川氏が矢面に立つけど実際は「落ちひん」でお馴染み小島チーフスカウト(2018年強化部長就任→同年末退任)が暗躍していたり。
・このクラブは創設以来、「無能なワンマンによる暴走時代」と「代理人事務所を含む外部からの食い物にされる時代」とを交互に行き来している。時に凪の状態もあるが、その様な奇跡的に過ごし易い時間は、京都盆地の春と秋くらい短い。
・にも関わらず、誰が主導しているのかわからないがまた同じ様な事を進めている。
・安藤BAが強化部長になるのなら、ウィークポイントを補佐できる優れた外部人材が必要だ。
・しかし、その人材が安藤BAを隠れ蓑に暗躍する。また、責任だけを安藤BAが取らされる様な過去からの失敗を繰り返してはいけない。
・よって、仮に安藤BAが今期末までの当座の対外的「つなぎ」であったとしても、編成に携わる人物の存在はきちんと表に出さないといけない。
・ではなくて、そんな補佐を期待できる人材がそもそも準備できていないのあれば、場当たり的な配置転換をしただけの話。
・そんなお気楽人事で、チームの強化と安藤BA本人のキャリアの両方の為になると思っているのならば、京都新聞の記事にもある通り「大役に抜てきしたクラブの考えは計り知れない」。
ちなみに、Jリーグ経営ガイドでは、競技面に於いても何が求められるのかガイドラインの策定が為されている(だいぶ抽象的ではあるが)。なんとなく「指針や基準を定める事で属人的でない強化体制を構築する事が重要なのね」ってのが理解ができるかと。
これについては数年来このブログでも書いてきましたが。
Jリーグクラブ経営ガイド | 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
参考までに一部引用させていただく。
読み物として非常に面白いので、一度全部目を通してみる事をお勧めしたい。
see you soon…!
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— 野村明弘 (@akihironomuraFF) 2022年8月11日
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— 日向坂46 (@hinatazaka46) 2022年8月12日