得点者
【マリノス】10'西村 49'オウンゴール 64'ヤンマテウス 86'水沼
【京都】40'福田
新横浜駅からてくてく歩くと、コンクリートの要塞が見えてきた。
巷で話題のストライカーも笑顔で歓迎してくれている。人気者は辛いね。
2010年そして昨年は三ツ沢での対戦だった為、京都が日産スタジアムで試合を行うのは14年ぶり。かくいう私は初来訪。なのでブラブラ。
某アイドルグループの画角。
フォトスポットもあるのか。それにしても、この人だからこそ納得してしまうコピー。「試練さえ、堂々と。」
そして凄い凄いと聞いていたマリノスのキッチンカーを物色。事前にTwitterで見ていたがどれも美味しそうで、キックオフ1時間半前にもなると各地で列が出来ていた。味やバラエティだけでなく、提供時間の目安と食物アレルギー製品の表示…その運営の熱意を含めて素晴らしい。
【横浜FM-京都サンガ@日産S】
— n (@nks137) 2023年5月7日
GRILL TOKYOさんのハットトリックセット(¥1500)
マリノスの助っ人FWよろしく3種のお肉は破壊力抜群。非常にボリューミーだが、食べやすい醤油ベースのソースとソーセージの香草感もあって油に負けることなくペロリ。
目安時間や食物アレルギー表示まで有って王者の風格。 pic.twitter.com/Ws5HJK3CWt
今回のインスタ映えメニューは、SICILさんのメニューの醍醐味!
— CDA(マリノススタグル) (@cda_catering) 2023年5月5日
ホールロティサリーチキン!
丸鶏にかぶりつけ!たまらない逸品!#マリノススタグル pic.twitter.com/H8sLs6PM4y
サッカーの試合なんて基本「ハズレ」ばかり。食を含め、幸せのセーブポイントは多いに越したことはない。
日立台の後にも書いたが、今日も京都サポーターは少ない。応援は数ではない。しかし、物足りない。アユモドキより希少。
そんな中でも屋根の効果で日立台より雰囲気は良く感じる。雨に濡れるからではなく、指定席化の中でコレを見越してルヴァン味スタよろしく中段に中心部を据えた各位の判断は正解だと思います。
それにしてもマリノスはスポンサーの数が少ない。京都が薄利多売気味で、上場企業含め著名な大手企業が軒並み名を連ねているのに広告料収入は実はそこまでな事とは対照的。アウェイ側ゴール裏には看板が一切ない。
あと席がどこも黄砂で汚れたままになっていたのは席数が多くて拭けなかったのか。アウェイ側だからなのか。初めてサッカーを見に来た人の席が綺麗であったのならせめてもの幸いだが。
スタメンはまさかの組み合わせ。白井も佐藤も居ない。イヨハがスタートから投入。3-5-2?3-4-2-1?
現実的に引いて戦うか。悪くはない判断。
試合が始まる。予想は裏切られる。ガンガン行く。いつも通り。
待て待て。本当にそれで大丈夫なのか。強く行くのと、ただ食い付くのは違う。しかし入りは悪くない。
そう思っている内に、お決まりのセットプレー失点。マンマークでこんなに改善無くやられ続けるチーム、正直見たことがない。口にしちゃった方が悪いのか?
京都のセットプレー(守備)のヤバさを残り3試合隠しきれるのだろうか。マンマーク簡単に外せるのに割りと工夫してこないチームばかりで助かってきたけど……
— n (@nks137) 2022年10月9日
去年のマリノス戦もマンマーク外して先制点をプレゼント。やたらとマリノスと川崎Fを自分達の成長の測定に用いる割には、同じ事を1回目の披セットプレーで繰り返してしまうのは愚かにも程がある。高さと強さで物理的に上回られたなら仕方ないのだが。
前線から飛ばして飛ばしてなんとかカオスに巻き込もうとする京都を、マリノスは慣れるとプレスを交わしてボールを簡単に運んでいく。
ボールが奪えず空転する京都のFWは懸命にプレスバックして、追いつかないから後ろから手を掛ける。豊川とパトリックがそれぞれ警告を受ける。
その後もボコボコにされながら、耐えて、耐えて、謎の展開からなんと同点。
意味のわからない得点だが、この意味のわからなさこそ「カオス」を受け入れるチームだからなのか。あとマリノスのSBが絞る形で対応するからこその幸運。無茶苦茶なゴールだが、福田が最後に勇気をもって脚を振った結果。めでたいプロ初ゴール。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2023年5月7日
王者相手に前半で追い付いた👏
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豊川雄太が残したボール
右足を振り抜いたのは福田心之助‼️
🏆J1第12節
🆚横浜FM×京都
📺 #DAZN LIVE配信 pic.twitter.com/SEDFF2Htfb
足りない処を挙げればキリがないが、オフサイドにも救われつつスコア上は勝ち筋を残して前半終了。
この辺りから雨足が強くなる。
後半、クオリティの差が如実に出始める。
イーブンを保ちたいのにいきなりオウンゴールで失点。これは仕方がない失点ではある。麻田が真に反省すべきは1失点目の方。クロスへの対応も、そもそもこのチームの守り方なら責任をもって荒木が詰めきれと言うほかない。この失点を見てか、4分後に荒木は白井と交代に。荒木は何度でも繰り返し起用されるが、完全に構想外の飯田だけでなく、この頃は三竿も姿を見かけない。怪我かー?
3失点目は福田がクロスボールに被った形。届かなかったと評する方が適切なのか。しかし同様のプレーはPSM鳥取戦でも有った。5cm強だが、白井や佐藤と比べて身長が高い点がスタメン奪取へ売りの1つでもあるのに、同じ事を繰り返してしまった。ミスは誰にでもある。そう言って背中は押す。しかし、似た光景を繰り返し見かけると猜疑心は強まる。安易にスライディングで対応する事が無かったのは進歩。
しかしチームは、奪えたと思えば直ぐにボールをプレゼント。敵陣CKフラッグ辺りを攻め立ててクロスを上げるもニアで弾き返される。目線を揺さぶるでもなく、ハーフスペースを取ってマイナスに折り返すでもない。ニアポストの横浜DFかGKが何度も処理する。
敵陣深くからプレスへ行くが、捕まえきれずに交わされて前進される。パワーを費やしカウンターの矢の勢いは落ちる。いつもの風景。
終盤、京都の時間帯が訪れるが追加点は生まれず。逆に後半ATに麻田と三沢が警告を貰う。既に1対4のスコアだと言うのに無駄なカードを…。
試合終了。ブーイングに対して荒れる監督。前方で何だか騒いでいるがよくわからない。次いで豊川、最後には福岡も何か言い争っている。しかし試合後のTwitterを見る限り、どうやらサポーター側が越えてはならぬ一線を越えた発言をした訳でもない様子。
マリノスに1-4の負けは正直致し方ない。川崎との二連戦で勝ち点0も想定内。戦力差など皆わかっている(はず)。
そうではなくて、自分達の立ち位置を勘違いされては困る。そうカリカリしなさんな。
今季は2戦目でいきなりパトリックにボールを当てるシンプルすぎる戦法に切り替えたかと思ったら、その後はルヴァン杯を含め手を替え品を替え、工夫を凝らそうとしているのはわかる。
しかし、何が成長なんだ。自分達の成長速度より、ライバルの成長速度が上回っていたらダメではないか。高さや速さを競っているのではない。これはサッカーなんだ。自己ベストを出せたらそれで良い訳ではない。失点を重ねてもファイティングポーズを取り続けたからOKでもない。何かを勘違いしていないか?
3年目の今もなお見慣れた試合内容を繰り返しているこのチームは、一体何が成長できているのか?
腑抜けた戦いをした鳥栖戦後に喝を入れても良かった訳だ。勝ち筋を懸命に見出そうと奮闘するも結局最後に被弾した川崎F戦後に喝を入れても良かった訳だ。でも多くのサポーターは見守ることを選択した。それは戦力差を含めて、J1 復帰2年目のチームに対して、そこまで要求するのも酷だと思っている部分もあるだろう。
そうして迎えた今日のマリノス戦で、攻守全てに於いていつものパターンで負けたのだから、「強い雨の中、GWの3連戦目、関東アウェイで最後まで全力で頑張りましたねパチパチ」とはならない。リーグ戦ここ7試合で1勝のマズい状況だが、ディフェンディングチャンピオンに対して完敗した事自体には怒ってはいない。
いつも通りの負け方、いつも通りの進歩の乏しい内容だからこそ、前半の時点でダメだなと思っていたし何度繰り返すのかとブーイングはせずに怒った。繰り返すがスコアの話ではない。スコアに至るまでの話。過程こそが大事なんだ。
これは少なくとも私個人の話であって、他人の行動原理までは知らんけど。
たまたまスコアだけは1-1のイーブンだけど、同じ事の繰り返し(披セットプレー、披カウンター、手癖とカードトラブル)で何も成長していない。。 pic.twitter.com/50F5EmBSLF
— n (@nks137) 2023年5月7日
(被だね)
繰り返すがチームもクラブも勘違いし続ける人間が居ては困る。1試合で判断してるのではない。2年と数ヶ月間見てきた上での判断である。
ブーイングした人間も、何も突き放す為にブーイングしている訳ではない。DVの言い草だが期待はしているからこその否定である。
しっかりと心も身体もリカバリーをして、ルヴァン杯だけでなくリーグ戦でもセレッソを叩き切る事を、チームには期待したい。
そして相応しいサポートが彼らに届く様、ホーム側に多くの来場者が集う事に期待したい。
See you soon…!